み…なさ…んこんに…ちは…
なんだその疫病神ですら「不景気がうつるからよってくんな」って言い出しそうな顔は?
僕の応援している某J1チーム、このまえ負けて、これでとうとう四連敗ですよー。元気がでるわけないだろ。
とうとうJ2への降格圏内だもんな。
僕の目の前に悪魔が現れて「そのチームをJ1に残留させてやる代わりに魂をよこせ」って言ってくれたら喜んで渡すのに。カワさんの魂をな!!
やっっっっっっぱりこいつ外道だ!・土砂降りの雨が透かした制服のブラウスの奥にふるさとがある
作山さちさんの作品。なかなかエロチック、かつ意味深なところが好いですね。「雨が透かした」よりは「雨に透けてる」のほうがいいかな。「透かした」だとちょっと説明くさい。結句の「ふるさとがある」ですが、まだまだ動きますね。「ふるさとの山」とか「ふるさとの谷」とか、もっといろいろ出てきます。
作山さんは「中庭の百葉箱の陰に住むトカゲの花子よ元気でいるか」など、笹短歌をだいぶ読み込んで作っている感じがします。ある歌人の文体や方法を徹底的に真似してみるというのは、歌の上達のためには絶対に必要なことなんですが、ある程度までいったら、こんどは自分のオリジナリティや独自のテーマをどう見つけるかということが重要になってきます。
でも「自分独自のテーマ」なんて、長くやってたり、数多く作ってたりすれば、自然に出てくるものでもあります。ですから、これからも長く歌を作ってくださいね。
・真夜中の鎮守の森の深奥(しんおう)で月光仮面に縛られている
かわらさんの作品。シュールな感じが面白いんですが、「深奥(しんおう)」が気になります。言葉の感じが硬いんですよね。「奥ふかく」でいいんじゃないかな。硬い言葉ってのはどうにも目立っちゃうんですよね。
それと、漢字ばっかりだと字面がどうしても重苦しくなるので注意しましょう。
・街じゅうに広い額があふれだす 知事の似顔がひかる宮崎
みうらしんじさんの作品。「広い額」なんて、東国原知事の顔で一番特徴的なところをうまく持ってきましたね。でも「知事」って言葉は要らないかも。こういう時事ネタの歌を「時事詠」といいますが、「後で意味がわかなくなるんじゃないか」って怖がって、余計な言葉を増やしたりするのはいけません。 何年もたってしまえば、どんな「時事」でも風化して、忘れられてしまいます。ですから、むしろ開き直って、「いま面白ければよい」「いまわかればよい」と思って作るべきです。
案外、そうやってつくった歌が後世まで残ったりします。
・二時間で家出をやめて押し帰るチャリのライトがオレにぶつくさ
そう蛸さんの作品です。「二時間で」の「で」が惜しいなあ。
「で」って、おおざっぱに言ってしまえば説明のための格助詞なんですよね。歌で説明的なのがなぜいけないかというと、「はいここがポイントですよー」と作者に強調されているような気がして、読者はかえって白けちゃうから。ここは「二時間の家出」としてみましょう。そうすればあくまでこれは「事実」(あくまで作品上のことであって、ホントにあったかどうかは無関係)を提示しただけですから、読者の観賞を妨げません。
・通りゃんせ遠く近くのあの声は逢魔刻に消えた妹
こたまさんの作品です。「通りゃんせ」をリフレインにすると、より効果的なんですけど、五七五七七の枠に収めるのがけっこう難しいかな。
「通りゃんせ」遠く近くに「通りゃんせ」逢魔刻に消えた妹
としてみましたがどうでしょうか。かえってわかりにくいかな。うーむ…。
・いつの日もどこかでカレーの匂いする団地育ちと胸を張ってく
小野伊都子さんの作品。小田ひで次さんの「団地ともお」を思い浮かべました。下句はまだ動かせるかな。特に「張ってく」がいまいち収まっていない。「団地育ちとわが胸を張る」としてみましたがどうでしょうか。
・新聞の活字まみれの蕨餅食みつつ楽し紙芝居なり
秋野道子さんの作品。「新聞の活字まみれの蕨餅」って、実に的確かつ印象的でいい描写です。でも下句の「楽し」で台無しです。「新聞の活字まみれの蕨餅食みつつ見入る紙芝居なり」とするだけでもだいぶ違います。惜しいなあ。
・赤ちゃんの泣き声よりもウシガエルおまえがうるさい里帰り出産
てこなさんの作品。結句の「出産」は要らなかったかな。本人としてはそこを言いたいんでしょうが、読者の側からすると蛇足です。一首のなかにいろいろと盛り込もうとするとそれこそ「うるさく」なります。
「里帰りなり」と完結にまとめるだけで充分です。
・くちづけは氷イチゴの味でした祭囃子がふいに途切れて
暮宴 宴さんの作品。なかなか好感が持てますし、言葉もうまくあしらっているんですが、オリジナリティの点でやや不満があります。「くちづけは○○の味」ってフレーズはもうさんざん歌謡曲やなんかで使い古されているので、いまやるとどうもパロディみたいになっちゃうんですよね。下句は手堅くまとめてあるけど、むしろもっとぶっとんだ内容の方がよかったかなあ…。
・何もないところだけれど信号はひとつあるんだ嫁にこないか
嶋田電気さんの作品。これも「嫁にこないか」が故・阿久悠さん作詞の名曲「嫁に来ないか」を連想させちゃうので損してます。「信号はひとつある」村なんて、それだけで実に面白い情景じゃないですか。パロディや既存のフレーズに逃げずに、自分の発想にもっと自身を持ってください。
今回はここまで。次回でもいくつかの作品について評を述べたいと思います。
顔色の悪さ、最後まで治んないね。
お願いだから当分の間、僕のまえで「降格」という言葉を口にしないでね。約束だよ。
了解しました。ところで、海老や蟹って何類だっけ?
なんだよーそんなことも知らないの? 甲殻(こうかく)類だよって…ウギャー!! やめろよそういうの!
すまなかった。そころで、漫画家・士郎正宗の代表作でアニメ化もされた作品のタイトルは?
そりゃ「攻殻(こうかく)」…(泡を吹きながら悶絶)。
救急車の用意を!
おっ笹師範!
How manyいい顔シテル?斉藤さんが所属している甲府の短歌結社「みぎわ」の大会に、歌人の吉川宏志さん、東直子さんとともに講演をしに行ってきましたよ。
案内役をしてくれた斉藤さんと、UFOの話で盛り上がっていたら、UFOらしきものが飛んでくるわ、自宅の裏庭の畑にミステリーサークルができてたという人(みぎわの会員)があらわれるわで、なかなか凄かったですよ。
「甲府事件」 も有名ですが、うちはそういうことわりとしょっ中起きるんですよ。
というか、キミ自体が河口湖に棲むUMA(未知生物)なんだろう?
そっ、それは・・・!
歓迎会のあと、スナックで寛いでいる様子の写真です。 ここのスナックのママである歌人の沼埼さん、吉川さん、僕、斉藤さん。
あわわ・・・!ついに斉藤さんの素顔を公開しちゃいましたね!目を覚ましたら驚くだろうなぁ。
しかし杉木さんのイラストそっくりだね。
たしかに。よく特徴をつかんでらっしゃる。
あっ!笹師範!いつのまに・・・!?
気絶してる間にいらしたよ。
「みぎわ」の大会ではありがとうございました。あっ、僕の写真が・・・!
みんな素顔を知りたがっていたので公開しましたよ。
そうですか・・・。ならばこちらの写真も。
楽屋での記念撮影。
吉川宏志さん、東直子さん、上野久雄先生、笹師範。
山梨県にお住いで短歌を真剣にやりたい方、ぜひ「みぎわ」に入会しませんか?
僕からもお勧めいたします。
よろしく哀愁☆笹 師範 2007-09-11












