やい、カンタくん。そろそろ恩返しをしろ!
海辺で悪ガキにいじめられてるところを助けてやったんだから。
竜宮城といわないまでもハトヤくらいには連れてけ!
勝手に話をつくるなよ!
「ニルスの不思議な旅っぽく飛びたい」とか言ってボクにヒモをくくりつけて無理矢理飛ばしてる師範のほうがよっほどいじめですよ。
恩返ししてほしいのはこっちですよ!
わかったわかった。
そのうち「カンタくんとオレ」って話を書くから。
「オレ」はいらない!
「のんのんばあとオレ」みたいに
オレに主役を持っていかれたら嫌ですからね。
わかった。
じゃあ「カッタ君物語」を民話っぽくアレンジするから。
あの映画のことは、いい加減忘れてください……。
ということで、鋭い諸君ならピンときたと思いますが、
次のお題は、
日本昔ばなし
です!!
ここからのBGM:「にっぽん昔ばなし」
日本の昔話に出てくる登場人物が読み込まれてさえいればOKです。
昔話へのオマージュやパロディーも歓迎です。
その場合、昔話のタイトルも「 」内に書いてください。
今回も1人につき5首まででお願いいたします。
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<笹公人師範による模範短歌>
桃太郎の顔出しパネルに顔を出す元カレの写真見てしまいたり
「かぐや姫」
竹藪に水の香りの満ちしとき月姫はこぶひかりは立てり
絵の虎が一休の骨舐りおり とんちの国はとんちで逃げよ
ブランコも田んぼも家も昏(くら)くなる だいだらぼっちの影に塗られて
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短歌が思い浮かんだら、この記事のコメント欄から投稿して下さい。
※投稿の際にはメールアドレスをお忘れなく。
(メールアドレスはブログページには反映されませんので、安心して記入して下さい。)
では、もう一度基本的なことを確認してみましょう。
【笹流の理想短歌基準】
単なる説明に終わっていたり、当たり前の発想のものは、人を感動させるどころか印象にさえ残りません。
表現に工夫をしましょう。そして、心を込めましょう。
読んだ時に心にジーンとくるようなものが詩であり、良い「短歌」です。
あくまで「笹流」ですが、理想とする短歌の基準は、以下、3つのうちのどれかを満たしているかどうかです。
1・ハッとするような発見があるか
2・説明しがたい凄みがあるか
3・考えさせる深い何かがあるか
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投稿数は、1人につき5首までとさせて頂きます。
締め切りは、
9月18日(木)いっぱいまでとさせて頂きます。
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日本昔ばなしといえば、
こぶとりじいさん
ももたろう
金太郎
浦島太郎
花さかじいさん
さるかに合戦
一寸法師
舌切り雀
笠地蔵
おむすびころりん
うりこひめとあまのじゃく
かちかち山
鶴の恩返し
うばすてやま
などなど……たくさんありますね。
流石、たくさん出てきますね〜。
いや、ウィキペディアからペーストしたの。
馬場あき子先生の歌で、
浦島はたちまち老いて棲みがたきやまとの浜に煙となりぬ
というのがあって、これを読んだ時は感動したんだけど、
こういった昔話の歌なのに現代批評とも読める歌というのも読んでみたいです。難易度高いけど。
「姥捨て山」と高齢化社会の問題を絡めた歌とかは新聞の読者短歌なんかでもよく見かけますけど、その中でどうオリジナリティーを出せるかが勝負だと思います。
ということで、よろしく哀愁☆
BGM:「にんげんっていいな」