2012年03月27日

鶴太屋劇場 第33回


たまきはるバッハ

作・鶴太屋



かぎろひのスコット・ラファロ死の後も翡翠のベースまだ響(な)りやまぬ



あづさゆみ春の愛恋はかなくて木瓜(ぼけ)の花のみ咲き雪崩るるよ



フェルメールのひかりにふれて濡れ佇てるかな玉藻刈る市川実日子



なまよみの甲斐の温泉(ゆ)に入る神無月戞戞と征く魔(もの)の跫おと



たまきはるバッハの楽は雲母(きらら)刷くわが耳に棲む蜥蜴を嘉し



精液・銃・泥・血・戦争・馬の子宮、ああ風の音(と)のクロード・シモン



うづらなく郷里も棄てて橋歩(あり)く突如わが肉透かす月光



タイトルと選・笹公人

お題「枕詞を使った歌」



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