2009年02月13日

鶴太屋劇場 第19回

冬籠り

作・鶴太屋


喫茶店の卓に彫られしハングルのあはきを見てゐつ愛憐の語か


青き霙しんしんと降る夜の深さ喫茶ほんやら洞をつつめり


冬籠り凍星酒盃に浮かべれば憶ふもつきり屋の少女を淡く


流れ降りしき降る雪のほの明かり鰻屋うな八越(こし)の冬なり


場末なる哈爾濱食堂こきこきと支那竹噛めば夕焼けにけり


秋元屋にやきとん食らふ淋しさは橋の墜ちゆく冬夜の深み


豆腐屋の柩に水漬(みづ)く豆腐なれば血の釘一本孕みてゐたり



タイトルと選・笹公人

お題「店屋・店名」


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