2009年03月11日

異能セントワールド 第7回

泣いたヒバゴン

作・異能兄弟


白龍の逆鱗のごと夏の陽にきらめく父の無精髭なり


河童への転生を乞い入水せしホームレスの頭(ず)の紙皿哀れ


ヒバゴンは泣いてた黒い雨に濡れ(昭和20年8月のこと) 


ゴミヤシキオオイエネコが棲むという噂の家の老婆死にたり


少年は昭和の原っぱ駆けていたUMAみたいな青洟垂らし


「身の内のUMAを見つけてやるのよ」と少女はリスカ繰り返したり


イエティという名のバンド、足跡を残すことなく消えてしまえり


ひとりでにブランコ揺れて鵺(ぬえ)の啼く声で軋めり満月の夜は



タイトルと選・笹公人

お題「UMA(未確認生物)」


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