2009年02月13日

異能セントワールド 第6回

花屋の女

作・異能兄弟


産道のごとき通路の先にある個室ビデオのしずかな光


悲しみで汚れた心も当店へ、しみ抜き名人稲積収蔵


宇宙母船(マザーシップ)のごとき大型ショッピングモールいつしか飛び去りゆかん


時計屋に電波時計の溜め息は満ちて師走の街おも苦し 


おもちゃ屋の超合金の「超」の字が異様にまぶしかった昭和よ


ほやほやのキノコ雲みたいなシェフ・ハットのせて「洋食 梵(BOMB)」の二代目


大きなる鼻の穴にはミツバチの巣があるという花屋の女


ミッキーとミニーが御影石となり駅ビル地下の墓石屋に笑む


< 店じまいセール > 9年続けたる靴屋ほんまに閉店したり


クリスマス・イルミネーション灯るころ般若心経ながす仏具屋



タイトルと選・笹公人

お題「店屋・店名」


posted by www.sasatanka.com at 20:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 異能セントワールド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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