2010年10月16日

酒井ファンタジーセンター 第2回

神がそつぽを向いた荒野

作・酒井景二朗


雜穀をたつぷり投げて清めよう神と雀が遊ぶ庭先


醫師は行く道具と涙携へて神がそつぽを向いた荒野へ


丁寧に神籤を結ぶ指先にネイルアートが無いのに氣づく


「珍しく怒つた顏の道祖神なんです」と言ふ老いた寫眞家


七福神巡りの途中猫に逢ひ布袋以降に詣で忘れた


書棚から精神科醫の診斷書はみ出してゐる空つぽの部屋


あちこちの路上に眠る人々に神がつまづくガラクタの國



タイトルと選・笹公人

お題「神」


posted by www.sasatanka.com at 09:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 酒井ファンタジーセンター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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