2011年元旦
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします
_____________________
2011年 新春短歌
仁丹を噛んで痛みに耐えており長老の打ちし煙管の堅さ
疎開っ子の枕の中にひそみいし煎り豆ほどのやさしさをくれ
ふりむけばオバサン万引きGメンのサンバイザーに映る冬薔薇
笹 公人
______________________
ということで、みなさま
お正月いかがお過ごしでしょうか?
何が起きるかわからない時代です。
矢追さんも大晦日のテレビで
「異次元の扉が開きはじめた」って言ってたし。
矢追さんの言うことを真に受ける奴がいるか!
でもほんとに何が起きてもおかしくない状況になってきたね。
AKBとSKD(松竹歌劇団)がコラボレーションする時代がそこまで来てますよ。
SKDって水の江滝子とか、
寺山修司の奥さん(九条今日子)とか、その世代だろ!
死んでる人もけっこういるし、ありえねえよ!
コンサートのDVDにしか映らないメンバーも続出したりとか。
怖い話にするな!
物故者メンバーだけなぜか白黒映像。
ジャパニーズホラーか!
ディティールが細かいよ!
……
それより新年初の「お題」をお願いします。
では、なにが起きるかわからない年になる
という期待をこめて、
「異次元への扉」ともいわれていたり、
またお正月を象徴するアイテムの頭文字でもあります。
鏡
です!!
_____________________
<笹公人師範による模範短歌>
獣らの監視厳しき夜の森で鏡をはこぶ僕たちの罰
三面鏡きらきら崩れ後家さんは霙(みぞれ)ふりしきる夢の中です
鏡から鏡へ移る魔術師に手錠をかけて夜がはじまる
ひなびたる旅館の鏡を割りながら組み立て直す青春パズル
三角縁神獣鏡を磨くのみの卑弥呼の家来の家来の一日
___________________
短歌ができたら、
この記事のコメント欄から投稿して下さい。
※投稿の際にはメールアドレスをお忘れなく。
記入が無いと優秀作に選ばれても賞品をお送り出来ない場合があります。
(メールアドレスはブログページには反映されませんので、安心して記入して下さい。)
では、もう一度基本的なことを確認してみましょう。
【笹流の理想短歌基準】
単なる説明に終わっていたり、当たり前の発想のものは、
人を感動させるどころか印象にさえ残りません。
表現に工夫をしましょう。そして、心を込めましょう。
読んだ時に心にジーンとくるようなものが詩であり、良い「短歌」です。
迷った時は、この
「チェック表」
を参考にしてみてください。
書けなくて困った時は、
「短歌の型」についての記事
を読んでみてください。
_________________
投稿数は、1人につき5首までとさせて頂きます。
締め切りは、
1月16日(日)いっぱいまでとさせて頂きます。
__________________
新年一発目にふさわしい作品を期待してます!
期待してます!
本日21時〜21時30分
文化放送(AM1134)「トランジスタラジオ」
に出演します。
一人で曲をかけながら解説しています。
気が向いたら聞いてください。
では、今年もよろしく哀愁☆
<br />
鏡面が変形している道路反射鏡に映りし魔の十字交差点<br />
<br />
鍾乳洞をカプセル型内視鏡のごと巡りのち光の出口肛門ごとし<br />
<br />
ディズニーランドのトイレに鏡設置される日おそらくそれは世界が終わる日
<br />
ブルースをうまく歌える年頃さ鏡の裏をひっかく猫も<br />
<br />
化粧する女の鏡覗きみて地獄で暮らす顔と向き合う<br />
<br />
もしかして俺はジュリーか鏡には変な顔した志村けんだぞ <br />
<br />
星ひとつ鏡となってあの人も空を見上げてまた会いたいね<br />
<br />
---------<br />
<br />
あけましておめでとうございます<br />
今年もよろしくお願いします
今年もよろしくお願いします。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます<br />
。。 鏡 難しかったです<br />
<br />
。いくわよ!と 声かけて出る キミが居て<br />
勝負鏡が 頷き返す<br />
<br />
。 隠れ家わ ここよアナタの スグ前よ<br />
入ってごらん 鏡の中へ<br />
<br />
。 リハ室の ひびわ鏡に 広がって<br />
ゆがむ心を つくろってゆく<br />
<br />
。 姿見で 人の形を 模してゆく<br />
また生き直す ココロも映し <br />
<br />
。 大丈夫 ダイジョウブって 云ってみて<br />
鏡の自分に 笑ってごらん<br />
<br />
以上 五首 です<br />
今年もよろしくご指導ください<br />
ダイドコ映子
笹師範、みなさま、今年もよろしくお願ひ申し上げます。<br />
<br />
<br />
曇り日の鏡に沈む海鼠かな愛をむさぼるその虚無の口<br />
<br />
冬の鏡に枯れ蔓つたひ鷹睡るこの生命の愛(いと)しきろかも<br />
<br />
鏡のごとき春の泉に膝折れば惑ひの水精もいつしか水仙<br />
<br />
女鳥羽川、寒の流れの泡寄せる泉鏡花を読みそめて冬<br />
<br />
曇る鏡に愛別離こそおぼろなれわが生照らす蛍 帰らな<br />
<br />
鏡花水月、初雪融けゆく地熱はもここに凛冽な愛もはかな<br />
<br />
火の鏡に数瞬の夏封じこめオリーヴの実を眼に埋づめ去れ<br />
<br />
合はせ鏡の無限にわれら遠ざかり夢幻の桃を欲る終身刑<br />
<br />
夏の鏡に髪梳(と)く乙女 兄われに薄紅色の雨ひとしきり<br />
<br />
われらが祖(おや)の霊は満ちたり係累の血の鏡から虚無が滴る
隆盛を万華に踊った終着地 壇ノ浦こそ懺悔鏡なり<br />
<br />
しんしんと輝くあかりの激しさで鏡に映せぬ太陽の自我<br />
<br />
発酵する円山町で煌いたミラーボールと扁桃腺と<br />
<br />
空蝉の鏡で捕らえた錦鯉はうつらうつらと雪にまみれる<br />
<br />
<br />
あけましておめでとうございます。<br />
今年もよろしくお願いします。
<br />
置手紙“素直になれ”のひとことに 鏡文字しか書けなくなりぬ
<br />
この道を 行けば大滝 滅びみち そを知りつつも なおも 道行く<br />
妻を捨て 子を捨て十年 今もなお 孤独の広場 立ちつく しおり<br />
とめどなく 涙ながるる 悪の種子 隠して生きし 歳月の<br />
思えば<br />
「悪かった」 悔悟の思い 果てなくも ただ生きるしか なき身なるかな<br />
大手町の ビル群灯ともり 明々し かって棲みたる 日々 のあざとき<br />
<br />
あけましておめでとうございます。<br />
<br />
<br />
きらきらとビーズの破片くちびるに万華鏡濃度高めつつ触れ<br />
<br />
しし座流星群近付いて国道のカーブミラーにあつまるひかり<br />
<br />
アンティーク鏡台の引き出し深く異国の姫の微笑みをかくす<br />
<br />
星空を悲しいほどに散りばめるダストトレイルは鏡面仕上げ<br />
<br />
ジャバウォックの詩を失くして解らない鏡の国のアリスの死因<br />
<br />
<br />
今年もどうぞ宜しくお願い致します。<br />
<br />
この呪文「テクマクマヤコン」唱えれば貴方の妻になれたでしょうか?<br />
<br />
女なら一度は聞いてみたきこと「鏡よ鏡、私ってきれい」<br />
<br />
ぴんとはる空気の中で凍りゆく路面に歪む十六夜の月<br />
<br />
今年もどうぞよろしくお願いします。
<br />
この呪文「テクマクマヤコン」唱えれば貴方の妻になれたでしょうか?<br />
<br />
女なら一度は聞いてみたきこと「鏡よ鏡、私ってきれい」<br />
<br />
ぴんとはる空気の中で凍りゆく路面に歪む十六夜の月<br />
<br />
今年もどうぞよろしくお願いします。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます<br />
<br />
<br />
太陽の反射鏡で焼き尽くす過去の思いも手紙も遺書も<br />
<br />
鏡見て話す言葉は同時です老いた姉妹の母そっくりね<br />
<br />
風呂上り鏡に映る顔を見て一分間の若返り術<br />
<br />
万華鏡覗いて人生ふり返る華も花火も一瞬のうち<br />
<br />
池の面鏡の如く映る雲天に届けと小石を投げる
<br />
寂しくて 合わせ鏡の中に立ち 無限の我に話しかけてる<br />
<br />
空映す 手鏡となれ 手のひらに 清水すくって 覗き込む時
<br />
いもうとは合わせ鏡のその奥に置き忘れたもの取りに行ったまま<br />
<br />
膝小僧抱へ八月一五日 母の手鏡にいつか見た空<br />
<br />
アクセルを握る右手に力込めバックミラーに過去吹きこぼす<br />
<br />
マニキアの指の絡まる手鏡に映して見せる山猫の檻<br />
<br />
以上五首です。<br />
明けましておめでとうございます。<br />
今年もよろしくお願いします。
新年あけましておめでとうございます。<br />
今年もよろしくお願いします。<br />
<br />
早速お題に挑戦したいと思います。<br />
<br />
ひび割れた鏡は形保てずに崩れ落ち行く君の想いも <br />
<br />
君映す僕は「鏡」で見つめてたとわに叶わぬ恋だとしても<br />
<br />
忘れてる君の眼鏡をかけてみた揺らぐ世界に滲む輪郭 <br />
<br />
まずは3首よろしくお願いします
去年の暮れから短歌をはじめました。<br />
よろしくお願いしたします。<br />
<br />
指触れてひんやりとする三面鏡左と右の私は違う<br />
<br />
動き出す校舎に潜む花子さん鏡に映る我に驚く<br />
<br />
後方の君を映して閉じ込める恋に染まったコンパクトミラー<br />
<br />
月面の足跡探す望遠鏡フローリングの冷えた真実<br />
<br />
手を伸ばし鏡に映る人の頬伝う涙の拭えない夜<br />
<br />
以上の五首です。
本年もよろしくお願いします。<br />
<br />
<br />
<br />
ブティックの美人鏡にだまされて着ることのないミニワンピ買う<br />
<br />
にこやかに「お酢で鏡をふいてます」そんなアイドル信用できぬ<br />
<br />
七草が過ぎてもデンと構えてる私だんだん鏡餅に似る<br />
<br />
半日の人間ドック後鏡見てバリウム髭の確認をする<br />
<br />
身体だけデカイ息子が怯えてる合わせ鏡の都市伝説に<br />
<br />
以上です。
では、五首投稿させて頂きます。<br />
<br />
手鏡でふざけ照らした横顔がふと蘇る甘き疼きと<br />
日々の老いといふ悲哀を欺ける魔女が住むらし或る鏡には<br />
鏡面のような湖面に眼を落とし二人聴いてた「雨のウェンズデー」<br />
ルージュさすつかのま嗤うコンパクト命を賭する漢(おとこ)や在りや<br />
なごり雪ホントに降ったわトンネルを駆ける車窓に映った瞳に<br />
<br />
追記:新年早々誤って前回の部活の欄に投稿してしまいました。トホホ。
<br />
「死んでやる」そんなルージュの傳言が酸をかけても消えてくれない<br />
<br />
圓鏡の藝風だねと言ひ乍ら輕い自虐を分け合ふ僕ら<br />
<br />
千早振るカミオカンデの靜水に沈む鐵腕アトムの遺骸
<br />
のび太似のプロデューサーのポケットのミラーハウスの美少女地獄<br />
<br />
スカートの中心に咲く夢を思う口を鏡で覗かれながら<br />
<br />
流れ出た冬の機密をコピーしてミラーハウスに氷河期が来る<br />
<br />
まぶしすぎる未来 ジュリアナ東京のミラーボールに砕けてたのは
<br />
双眼鏡覗けば白きゆでたまご ガリバーの手が食卓ぐしゃり<br />
<br />
漆黒の太平洋にルナルナル映える己をながめる月は<br />
<br />
捨てられる鏡に槌を振り下ろす勤めを果たす日々 雪が降る <br />
<br />
姿見に尻の血潮を確かめて立つ俺JOJOのごとく人間<br />
<br />
<br />
以上5首でお願いします。<br />
あけましておめでとうございます。
風邪で高熱の中作ったので自動書記状態でお恥ずかしいのですが、よろしくお願い申し上げます。<br />
<br />
人知れず樹海の底にあるという鏡求めて今日もさ迷う<br />
<br />
うちつけに割れし鏡のカケラありてブリキの太鼓チラと映れり<br />
祭礼の鏡覗けば常世より鬼神様が踊り来たれり<br />
<br />
ゆきずりの女が鏡に残したメッセージ都市伝説が眼前にある<br />
<br />
さながらを映す鏡はなかなかにまことのままで立ちがたかりき<br />
<br />
以上五首よろしくお願い致します。
風邪で高熱の中作ったので自動書記状態でお恥ずかしいのですが、よろしくお願い申し上げます。<br />
<br />
人知れず樹海の底にあるという鏡求めて今日もさ迷う<br />
<br />
うちつけに割れし鏡のカケラありてブリキの太鼓チラと映れり<br />
祭礼の鏡覗けば常世より鬼神様が踊り来たれり<br />
<br />
ゆきずりの女が鏡に残したメッセージ都市伝説が眼前にある<br />
<br />
さながらを映す鏡はなかなかにまことのままで立ちがたかりき<br />
<br />
以上五首よろしくお願い致します。
<br />
幾十の破片となりてそれぞれの宇宙を映す投げた手鏡<br />
<br />
暗闇のなかに置かれて漆黒の世界を映す鏡 われらは<br />
<br />
捨てられた鏡に映る青空を踏んでしまつただけなのに俺は<br />
<br />
みづいろの鏡をひろふ さむいねとはなしかけてもくもつてしまふ<br />
<br />
深海に鏡の欠片沈みをり提灯鮟鱇の光、煌めく
<br />
奥行きを逆転させてわたしたち鏡のなかに何を隠すの<br />
<br />
ふたたびは会えない人を追いかけて回しつづける百色眼鏡<br />
<br />
夏の日のカーブミラーの分かれ道白い素足が浮かびはじめる<br />
<br />
天空をめぐる孤独な目だろうかハッブル宇宙望遠鏡は<br />
<br />
以上五首よろしくお願いいたします。
<br />
「ケンコバと同じ形の額だね」友が割り込む手鏡の中<br />
<br />
よーじやの鏡のひとに似ていたよ眼鏡はずした学級委員は<br />
<br />
横たわるカーブミラーに怪獣のかたちで吼えるたそがれの雲<br />
<br />
水鏡うつろな君を映すとき椿がぽとりコサージュになる<br />
<br />
以上、5首です。<br />
よろしくお願い致します。
本年もよろしくお願いいたします。<br />
<br />
<br />
本当のことだけ伝え損ねてた鏡にうつる真昼間の月<br />
<br />
乱反射している鏡をかすめてく雪の香りのような面影<br />
<br />
雨音の全部を残さずうつしてたあなたの黒目は鏡のように<br />
<br />
鏡には最後の手紙 反射するビルの明かりはひとつずつ消え<br />
<br />
鮮やかな夕焼けみてるきみはまだ鏡の向こうから帰れない<br />
<br />
<br />
「鏡」、以上の5首よろしくお願いします。
<br />
テクマクマヤコンテクマクマヤコン 私以外の何かになあれ<br />
<br />
モノクロが正しいと言うみずたまりこっちの世界が偽物なんだ<br />
<br />
C3領域までもさらけ出し私を暴く口内鏡よ<br />
<br />
湖がピエロのように笑ってる いまそっと流れるほうき星<br />
<br />
本年もよろしくお願い申し上げます。
圓蔵がまだ圓鏡と呼ばれたる頃を懐かしみ燗酒を呑む<br />
子は親の鏡だというあの母の何を引き継ぎ生きて居らんや<br />
ひび割れぬ鏡餅まだ飾られて自分探しの堂々めぐり<br />
頑として老眼鏡を掛けざりし母の意固地を愛おしみたり
<br />
?姿見に映りし者は父に似て母にも似てるネクタイ曲がってる
<br />
内視鏡手術を受けた膝の跡消えない傷は生きてる証<br />
<br />
2首追加し計5首になりました。よろしくお願いします
<br />
こつこつといければと思います・・・
<br />
武富士のCMマジックミラー越しに見る程追ひつめられてゐたのか<br />
<br />
そんなにも眞正直で疲れないか?夜に鏡にささやいてゐる<br />
<br />
居酒屋の鏡に向ひ訓辭する有限會社世界の社長<br />
<br />
アリス、もう君を待つものことごとく消えてしまつた鏡の國だ
今回も短歌を投稿させて頂きます。<br />
<br />
<br />
前髪が気になり映した窓ガラス寝癖の奥に誰かの笑顔<br />
<br />
すこしでも近づきたくて無意識に鏡写しの仕草になって<br />
<br />
午前二時消したテレビに現れる疲れた顔の男が一人<br />
<br />
満天の星空宿す水鏡小石を投げて宇宙蹴散らす<br />
<br />
なあお前そっちはどうだイケてるか鏡の中も世知辛そうだ<br />
<br />
以上になります。よろしくお願いいたします。
<br />
アリス、もう君を待つ者ことごとく消えてしまつた鏡の國だ
<br />
<br />
<br />
置手紙“素直になれ”のひとことに 鏡文字しか書けなくなりぬ<br />
<br />
寂しくて 合わせ鏡の中に立ち 無限の我に話しかけてる<br />
<br />
空映す 手鏡となれ 手のひらに 清水すくって 覗き込む時<br />
<br />
暮れなずむ 街に後ろを見る鏡 3つ持ちたる車が走る
<br />
他者という鏡に監視されていて無言のうちに殺される自我
<br />
サイドミラー見てるだけでは本当の死角は見えず 人生もまた
今年も投稿させて頂きます。よろしくお願いいたします。
<br />
<br />
みぎひだり逆転してる人生を映し続ける鏡の憂鬱<br />
<br />
<br />
宜しくお願いいたします。
<br />
閉じかけた三面鏡には幾つもの迷う心の群れが住んでいる<br />
<br />
煮てもよし、焼いてもよしと腹くくる鏡開きの餅になる彼<br />
<br />
散らばった鏡の破片に映るのはちょうど壊れた関係のよう<br />
<br />
深夜2時化粧直しをしていれば鏡の世界へ消えるキャバ嬢<br />
<br />
少しだけ未来を知りたく悪魔との契約交わす鏡を合わせて<br />
<br />
<br />
以上5首です。<br />
久しぶりなのでまた振り出しから頑張りたいと思います。宜しくお願い致します。
<br />
いちめんの鏡の部屋にたたずみて見えない鎧をつける練習<br />
<br />
饒舌な鏡の精を叩き割るまつしろな嘘をまたひとつつく<br />
<br />
傍らのマジックミラーのまなざしはいつでも痛くいつでも柔し<br />
<br />
<br />
今年もよろしくお願いいたします。
あけましておめでとうございます。<br />
今年もよろしくお願いいたします。<br />
<br />
<br />
信号よ赤でいろ ルームミラーの彼女がサビにさしかかってる<br />
<br />
化粧水たたいて姿見をにらむ君に捧げるニンジントースト<br />
<br />
口髭をのばせぬわれを嘆きつつ鏡のなかで躍る美容師<br />
<br />
ランナーズハイの境地にあらわれた女人がまとう鏡のドレス<br />
<br />
(だいじょうぶすべてはオレがやったんだ)マジックミラーの向こうの君へ<br />
<br />
<br />
以上5首。よろしくお願いいたします。
<br />
長い坂の終わりに鏡が落ちてあり覗き込むとき意識する死よ<br />
<br />
若いころ三浦春馬に似ていたと鏡の中の人がおれに言う<br />
<br />
鏡にうつるおのれの顔をおのれだと認識してからおれは死にたい<br />
<br />
みうらしんじのボケ死にやがれと思いつつ割れた鏡をじっと見ている<br />
<br />
*<br />
<br />
笹師範<br />
今年もよろしくお願いします。<br />
ところで、以前、<br />
<br />
南国の太陽として歴代の宮崎県知事みな禿げている<br />
<br />
という歌を採っていただきましたが、20日で退任する東国原知事の後任は普通にふさふさしている人が当選しました。<br />
長きに渡った電灯、いや伝統(?)が途絶えたことを残念に思っています。<br />
もしそちらの知事に立候補の際はあたたかく迎えてやってください。
<br />
・着々と仕上がっていくわたしの顔映す鏡にファンデーション舞う<br />
<br />
・鏡越しのうしろの世界=現実は混沌として華やかで、好き。<br />
<br />
・あの夏のカーブミラーの屈折にヤラレテシマッタ「きみが好きです」
調子に乗ってまた投稿させていただきます。<br />
いろいろと思い出を振り返りつつ、四首詠みました。<br />
<br />
◆不安げな君の眼鏡に映るのは路肩でしゃがむ情けない僕<br />
<br />
◆細胞の一つ一つはしずかなり 顕微鏡から君は見えない<br />
<br />
◆押し黙る君の背中の向こう側 三面鏡の分かつ感情<br />
<br />
◆左手が頼りとなった僕だけど鏡の僕の右手は元気<br />
<br />
宜しくお願いいたします。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。<br />
<br />
・世の中をうつす鏡の新聞も思想を持った個人の書き物<br />
・優等生の鏡としての金次郎が背負いしものはひたすら重い<br />
・鏡では六四分けだが実際は四六分けではないかと思う
<br />
パステルのコート試着しカーテンをきみが開ければ春がはじまる<br />
<br />
もう何もうつさなくてもよくなって鏡よただの硝子におなり<br />
<br />
別々の空を映してぼくたちは割れたカガミのごとく生きよう<br />
<br />
青空を映して閉じたコンパクトミラーを鞄にそっとしまえり<br />
<br />
以上5首、よろしくお願いします。
<br />
・鏡台に向かう二月の唇をわずかに解くマリアの祈り<br />
<br />
・雪原に鏡を置いて空にきく「こんな長さでよかったですか」<br />
<br />
・しまむらの試着室には凹面の鏡があってエルフに会える<br />
<br />
・傷ついたはずだったのに手鏡の中の私は闘魚のようだ<br />
<br />
<br />
以上5首です。本年もよろしくお願いします。
<br />
鏡のようにきみの仕草を真似てみてそれでも分からない胸の内<br />
<br />
美容師が延々話しかけて来る鏡の中の目も見ないまま<br />
<br />
泣きぬれた朝も鏡と向き合えばチークを入れるための微笑み<br />
<br />
鏡越し目が合う女 表情を変えずに化粧室を出て行く<br />
<br />
午後の陽を鏡ですくい教室のまどろみの海泳がせてやる<br />
<br />
以上5首です。<br />
よろしくお願いいたします。
<br />
パックごと十字に切った鏡餅八つではなく四つに切れた<br />
<br />
六十八円の鏡餅しろいほうがあたらしいんだと母ちゃん怒る
<br />
やるせない言葉飲み込みぐねぐねと無風の河に双子月浮く<br />
<br />
拭えない映画の記憶 赤焼けは鏡片拾う幼女を染める<br />
<br />
大寒の行き急ぐ子の足元に鏡を砕く小音の響き<br />
<br />
懐かしくそして残酷な想いは溶けて消えゆくサイドミラーに<br />
<br />
<br />
一月も半ば過ぎてますが、<br />
新年明けましておめでとうございます。<br />
本年もよろしくお願いします。
<br />
四月初日、鏡に映る僕もまた嘘だね、あからさまに不細工。<br />
<br />
液体の鏡を落とした手首から赤い体液が溢れた。痛い。<br />
<br />
さみしくて合わせ鏡の中にいるたくさんの僕にやあと言った。<br />
<br />
憐れみだそれを僕は知っている。惨めな鏡に笑顔が歪む<br />
<br />
優しさに触れてしまったから今日は鏡を見るのがとってもこわい。<br />
<br />
以上5首お願いします。<br />
<br />
滝沢勇一
訂正をお願いします。<br />
<br />
ダ・ヴィンチの左手躍る手記めくり少年時代鏡から溢れ
<br />
<br />
ベルサイユ鏡の間から乗り継いで原宿駅に今降り立ちぬ<br />
<br />
中央に鏡の付いた遁甲盤三年間に光ることなし<br />
<br />
鏡越しリモコンおして局変える 定位置どかぬ太めの猫め<br />
<br />
鏡餅のようにひび割れ乾いてく部屋から出れぬ兄の学歴<br />
<br />
カーテンの隙間に今日は望遠鏡出ていないこと犬と確かむ
<br />
午前二時手を洗いつつ見る鏡後ろの正面知らない誰か<br />
<br />
合計五首よろしくお願いします。
<br />
三面鏡に映るかんばせ、顔、顔面知りし情報をしゃべり続ける<br />
<br />
世界中で一番美しい人をさがす。鏡にうつる赤き<br />
心臓<br />
<br />
真空のパックの中餅たちよ死に続けよと鏡びらきに<br />
<br />
鏡にうるる我に見惚れる両の目に涙をためあや、ししゃっきん
<br />
鏡から我のまなこをふさぎ来るたなそこの言う 「若けりゃ、いいか」<br />
<br />
三面鏡に映るかんばせ、顔、顔面知りし情報をしゃべり続ける<br />
<br />
世界中で一番美しい人をさがす。鏡にうつる赤き心臓<br />
<br />
真空のパックの中の餅たちよ死に続けよと鏡びらきに<br />
<br />
鏡にうつる我に見惚れる両の目に涙ためしし借金まみれの
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。<br />
<br />
髪をとく手鏡付きの黒い櫛それが中二のプライドだった<br />
<br />
十六夜の月の銀鏡(しろみ)に浮かぶ君 星を肴のTom And Jerry<br />
<br />
過去未来 君と渡りたかった橋 その真ん中で水鏡の池<br />
<br />
思い出は捏造されていく 君の鏡面仕上げ5分消しの肌<br />
<br />
洗面所 マジックミラーの中にいる奴へと向けて放つ屁ひとつ<br />
<br />
<br />
以上、5首です。よろしくお願い致します。
<br />
次の駅までの車窓の暗闇に髪整える もうすぐ会える<br />
<br />
鏡には昨日の私は映らない今日の私できみに会いたい<br />
<br />
きみの目の鏡はまるで空でした 見上げるだけで旅したくなる<br />
<br />
あのひとのかけら集めて一日の終わりに覗く万華鏡がある?<br />
<br />
今年もどうぞよろしくお願いします。
前回は欠詠してしまったのですが、また気合いを巻き直して参加させていただきます。<br />
<br />
<br />
この映画泣けますよって手鏡を差しだすきみのうすいはだいろ<br />
<br />
丁寧に鏡を磨き終えたあと母は靴ごと出かけていった<br />
<br />
冤罪に疲れて帰宅した父が鏡をみんなはずし始める<br />
<br />
お前が裸足で望遠鏡を踏んだからとどめをさしてやる兄として<br />
<br />
やりなおしのきかないものに名を呼ばれ三面鏡の扉を閉じる<br />
<br />
以上です。よろしくお願いします。
<br />
「ミラーマン5首」<br />
<br />
二次元の世界に消えた父がゐて 巨大化した子はヒーローになり<br />
<br />
必殺のミラーナイフが宙を切りついでに通知表とかも切る<br />
<br />
二次元の世界で逢つたあの少女 ジャバウォックの詩を教へてくれた<br />
<br />
鏡から鏡へ瞬間移動する例へば植草教授の手鏡<br />
<br />
インベーダー退治に飽きたヒーローが流れた場末のゲームセンター<br />
<br />
以上、5首です。よろしくお願いします。
笹師範にとって、素晴らしい一年になりますように…。<br />
<br />
・鏡には失くした世界見えていて伸ばしかけた手少し震えた<br />
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・どうすれば可愛く見えるか何回も角度を変えた鏡は嘘つき<br />
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・泣き顔を鏡に映してもう一度頑張ろうとか思えた新卒<br />
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・何回も手鏡見てたあの頃はきらきら輝く恋をしていた<br />
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・鏡には退屈そうな表情が映って恋でもしてみませんか<br />
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以上5首、よろしくお願いします。<br />
少し遅れて申し訳ありません。
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・望遠鏡覗きこみたるジェームスの視線の先に事件は起きる<br />
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・バックミラー越しの老婆を見ないふりなどできなくて夜の高速<br />
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・襟立てて鏡の前で偽者のカントナになるためのユニフォーム<br />
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・君を待つあいだに漏らしたため息が冬の双眼鏡(オペラグラス)を曇らす<br />
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遅刻してしまいましたが何とか5首詠めました…。<br />
今年もどうかよろしくお願いいたします。
あけましておめでとうございます。<br />
今年もどうぞよろしくお願い致します。<br />
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正しさとは何か眉毛をかたどりしテンプレートを片手に鏡へ<br />
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悪口で過ごした翌朝内面を映さぬ鏡を幸福として<br />
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恥ずかしい格好なのは君もだし天井の鏡見てごらん<br />
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以上よろしくお願い致します。<br />
遅刻申し訳ございません。
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ばあちゃんが帰ってきたね真夜中の合わせ鏡を従妹は指した<br />
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にじみゆく君も桜も涙ではないよ眼鏡を外しただけで<br />
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以上3首よろしくお願いします。<br />
新年から遅刻して申し訳ありません。
じゃれてくる子を見下して笑うママの母親という鏡は割れてた<br />
すり減ってミラーも汚いファンデーション閉じて開いて児相に向かう<br />
親は子の鏡なのよと怒られた 確かに私も被虐待児<br />
パーマネント屋の大鏡 髪の毛で隠されていたアザまでうつす<br />
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遅刻ですいません。<br />
宜しくお願いいたします。
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フレームのゆがんだ眼鏡 青空が正しいなんてだれが決めたの<br />
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だれだってだれかのために必要でエレベーターの鏡のように<br />
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役割は理解している だきしめる あのこのミラーサイトとなって<br />
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アナスイの鏡をのぞくすこしずつおんなになってしまうくちびる<br />
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笹師範、あけましておめでとうございます!<br />
遅刻してしまい申し訳ありません。<br />
今年もよろしくお願いいたします。
電車にて化粧する人の手鏡をことごとく割るサイコキネシス<br />
遥かなる星々すべて閉じ込める 望遠鏡のレンズの中に<br />
お転婆な魔法使いを追いかけて鏡の中にまた逃げられる<br />
青い鳥の幻影映る ポンコツのブルーバードのバックミラーに<br />
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遅刻してしまい申し訳ありません。よろしくお願いいたします。
洗面台で手首を切りし女生徒の鏡に映るほの暗き顔<br />
変身はテクマクマヤコン少しだけ善意を贈る伊達直人になあれ<br />
左利きのA子はいつもスカートの右ポケツトに手鏡を入れる<br />
うづたかく積み上げられしスクラツプのサイドミラーが乱反射せり<br />
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遅れてしまいました。間に合うようでしたら、よろしくお願いします。
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合わせ鏡で二口女が几帳面に直している紅<br />
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甘そうなデコ手鏡に「わたしはきれい」 乙女は夜毎鍛えられてる<br />
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双児の樹木は顔見合わせる 枝を延ばしてよいものか。 呪縛。<br />
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水銀を塗られたわたしが毒を孕まないだなんてどうして思った?<br />
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すみません、週遅れですが投稿します。すみません。
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ひび割れた鏡のような蜘蛛の巣にかけたまじない「ダレカミツケテ」<br />
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はじめまして。遅刻していますが投稿させていただきました。
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ひび割れた鏡のような蜘蛛の巣にかけたまじない「ハヤクコロシテ」
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うらみがましい女ですね。初めて投稿させてもらいます。
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「私より映る鏡はない」とのこと科学がありますよお母さん