2010年10月04日

「虫」 総評

おひさしぶりです!

遅いよ!!
あんまり遅いんで、もう終了したのかと思っちゃいましたよ。

そう思うのも無理ないよね。
笹短歌ブログを生んだ
J-WAVEの「MUSIC PLUS」も終わっちゃったしね。

終わったんですか!

そう。
母校が廃校になったような寂しさがあります。

でも、このブログはまだやめません。
更新はどんどん遅くなってるけど。

そうこなくっちゃ!

いまこのタイミングでやめたら
酒井さんの黒魔術にやられるからね……。

そういう理由ですか!
酒井さんって、いったい何者なんですか?!

それは、
おそろしくて口が裂けても言えない……。

ま、続けてくれればなんでもいいんですけどね。

お待たせしちゃって本当に申し訳ないです。
今回は選歌が本当にきつかった……。

なぜですか?

初参戦の方が多かったからかもしれないけど、
短歌になっていないものが多かったです。
あと、採るべきか採らざるべきかで悩む歌も多かった。
いつもそういう歌に立ち止まって時間がかかっちゃうんだよね。
こっちは1首でも多く採りたいわけだから、悩むわけです。
で、気分転換するうちに他のことをやっちゃったりして。

なるほど、そんな苦労があったんですね。
今回1首も採られなかったという人になにかアドバイスを。

もっと歌集を読んでほしいです。
特に古典和歌や近代短歌を。
図書館にいくらでもありますから。
何が短歌で何が短歌でないのか、
その違いをつかんでほしいです。
そのヒントは古典にあると思います。

それをつかんじゃえば、短歌は作れると?

そうだね。
あんまり外れた歌は作らなくなると思うよ。
地方の短歌大会とかで、
ご高齢の方の歌をたくさん読むことがあるけど、
尋常小学校で短歌を学んだ世代は、
そのへんさすがにしっかりしてるよ。
歌ってる内容はともかく、歌はちゃんと形になってるからね。
当時の学校の先生は短歌を教えることができたんだろうね。

口語短歌でも根本的なところは一緒です。
つかむまでに時間はかかると思うけど。
もし本格的に短歌をやりたいのであれば、
避けては通れない道だと思います。
また、短歌以外の創作をやるにしても、
役に立つものだと思います。
ぜひつかんでください!

ということで近代短歌関係で、
最近読んでおもしろかった本をご紹介。

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伊藤一彦、堺雅人・共著
『ぼく、牧水!』(角川書店)

若山牧水の歌と人生をテーマにした異色の師弟対談集です。

二人ともただ者じゃないな、と思える名対談です。

牧水の話のみならず、作歌の姿勢についても語られているので、
短歌初心者にもお勧めしたい本です。

感銘を受けた言葉がたくさんありましたが、
その中から一部ご紹介します。


<堺> 白秋、啄木という、キラキラと研ぎ澄まされたナイフが二本ある間に、鋭くて重いナタが一本ドンと置かれている感じ。


<伊藤> 四十年間歌壇を見てると、時代に合わせた歌人は消えています。
自分の何かにこだわって作り続けた歌人は日の目を見たり見なかったりするけれど。



<堺> はい。オーディションに合格したこと、ほとんどないです。だから、コツがあるならお聞きしたいと思って。ああ、そうか。こういう姿勢がダメなのか(笑)。

<伊藤> いくつもの新聞に同時に投稿する人がいます。選者に合わせて出す人もいる。
そういう人はダメでしょうね。流行に合わせて変わる人がダメなのと同じ。選者に合わせて歌を作るというのは邪道です。



大いに共感しました。
ようするに、自分にしか書けない世界を追及してくださいということです。
いろんな選者の元に投稿するのは良いと思うけど(自分もそうだったし)、傾向と対策で選者好みの歌を作ろうとしちゃいけないということです。


ぜひ読んでほしい一冊です!


ということで、
「虫」短歌の総評にまいります!

※コメントたまに付け加えていきます。

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まずは、
富田林薫さんです。

 
草原のバッタの脚が√のように願わくば少年は夏の数学者
(富田林薫)

意味がよくわからないのですが(特に下の句)、
見た目とか歌に漂っているムードはよかったです。
意味がわかるように改良したら、もっとよくなります。

おそらく、

草原のバッタの脚が√のように(見えた)願わくば少年は夏の数学者(たれ)

という歌意だと思うのですが、
言葉を省略しすぎでしょう。

富田林さんの歌には、こういったなんとなくの表現が多くて惜しいです。


・蝉時雨 取り残されたこの森の木々の隙間に手を取り合って

・ゆるやかに秋の日は増え夏の日の忘れてしまう昆虫標本

・バタフライの飛沫の記憶水のないプールの底を蝶は飛び立つ

・蝉の声を最後に聞いて八月は麦わら帽子の凹みのなかに



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・脚長の蜂をくわえて吾睨み大オニヤンマは白亜紀に去りぬ
(壮太)

・ギョウチュウにカイチュウしかりサナダムシみんな消えたね青洟とともに


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・浴室にはぐれた蚊がただよえりフルチンで追う我の赤い目
(守山)

・玄関で「奴」の寝床に足を入れひとり舞踏のインプロビゼーション

・葬儀屋のドライアイスの不手際に冷却剤とキンチョール集める

・OLが蝉の抜け殻ミキサーにかけてふりかけ上司に降り舞う



守山、初登場です。
某真言宗の僧侶(生臭坊主?!)です。
守山のことは、彼が高校生の頃から知っています。

選者へのリスペクトがまったく感じられない作品をありがとう。

3首目は、僧侶が詠んだとはとても思えない作品。
檀家のみなさんが気の毒です……。合掌。


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・虫かごにとじこめていた夕暮れをそろそろかえしにいこうと思う
(はせがわゆづ)

・なき虫のふるえるはねに似たまぶたからこぼれてく確かな温度

・きみに向かうとんぼの一匹になってはねいっぱいの夕焼けを届ける



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・雪白の手をもつ君もキッチンに置いているのかゴキジェットプロ
(鯨井可菜子)

・匂い立つ雨後の密林 キアゲハはジャポニカ学習帳に休めり

いいんだけど、
こういう歌はちょっと既視感があります。


・とまどいに羽先うすく染めながら吹かれつつおり塩辛蜻蛉


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・良い虫の知らせがあってもいいだろうクラリネットのシの音が出ない
(ウクレレ)

・ひたひたと迫りくる影まぼろしかふんころがしか雌カブトムシ

・ほんとうは虹に生まれて来たかった針も刺せずに息絶える虻



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・なーんだ?とさし出す君の手のかたちからしてきっと蛍でしょうね
(岡本雅哉)

・まじめです ストロー袋のいも虫にメロンソーダをたらす程度に

・自動車のフロントグラスにちょんちょんと産卵しては去るアキアカネ
 

「渋滞でとまっている複数の車のフロントガラスに、
アキアカネが産卵しては飛び、産卵しては飛びしていた、
風景をそのまま詠んだものです。」(岡本さん談)

とのことです。

紅葉の葉っぱでしょうか。と書いてしまったのは、
「フロントガラスにちょんちょんと」という時点で
紅葉の葉っぱがフロントガラスに降ってくる映像が頭に浮かび、
「紅葉」がフロントガラスに「産卵」したという表現は凄いなぁと早とちりして、下の句を読み飛ばしてしまったからです。
寝る前に選歌しているとよくあるんです。こういうことが。

このままでもいい歌ですよ。

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・白墨が折れてしずまる二限目の窓に舞いこむ紋白蝶々
(高松紗都子)

・何ひとつあきらめることはないのだと気づいた 蝉が羽化をしている

・比喩にする直前までを見届けた夏蝶ひらと中空に飛ぶ

・虫の音と蝉の声を聞く午前五時季節の窯がかきまぜられる



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・蜘蛛を見て殺さずにおきいつの日か救いの糸が垂れるのを待つ
(黒髭)

・働いて小突かれ倒れまた歩く蟻の悲哀を子供は知らぬ

・ぶんぶんと辺りを虫が飛ぶ俺はもしかしてもう死んでるのかも



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・マーロウという台風が近付いて樹液の海に蝉と隠れる
(小野伊都子)

・蝶々の羽ばたく先に空がありまたきみのことばかりを思う

・ひなたにはゆっくり歩むダンゴ虫 あとひとことが言い出せなくて

・イチモンジセセリのように落ち着かず返信を待つ夜は鈍色(にびいろ)



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・魂は檸檬の味をしていると知ったほたるを呑みこんだとき
(佐井永)

・その笑顔とめる虫ピンありますか卒業証書君は手に持ち


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・標本箱はまるで棺桶虫たちの火葬の国で華麗な死体
(黒条空紫)

・虫籠に蝉三十匹詰め込んだ声にならない叫びもある街

・竹虫籠を組み立てていく職人の手に憧れた少年期かも



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・あの頃の水辺に浮かぶ蛍達今は僕らの思い出の中
(真城 佳)


・大蜘蛛を見て逃げ惑うその横で絡め取られた妻の視線に


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・触覚を毟り取られた蟻ごとく母星へ帰れぬ宇宙人かも
(砲蛾奇尾璽)

「蟻のごとく」としましょう。


・自殺した男の中のサナダムシ宿主間違えたと叫んでいるかも


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・回虫を腹で一匹飼いならし手間もかけずにダイエットする
(おはぎ)

・悪い虫付かない様に箱に入れ大事に育つ金食い虫は


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・ああ蝉よ死にゆくまえにわたくしがこころ欲しがるさまをごらんよ
(尾崎 陽子)

「ぼく以外みんな死んで」とつぶやいて叫びになって死んでゆく蝉


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・超後期高齢者なお生存し謄本の紙魚ミイラとなりぬ
(文月郁葉)

・平和への祈りむなしくカマキリは両手を合わせ戦うばかり

・バタフライナイフ操る少年の手の傷よりも心的外傷(トラウマ)深し



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・部屋ぢゆうが虫だらけになる夢を見て昨日のことば反省するも
(穂ノ木芽央)

・塗り椀のごとき甲虫壁を這ふ誰に許しを乞へば可いのか

・瑠璃色の羽の隣に並ばむと標本箱を百足這ひずり



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・人類のライバルとしてゴキブリは地球の滅ぶ日まで現る
(人間失格)

・明快な殺意を持って蚊を殺すこの喜びは原始の記憶


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・鬼ヤンマみぎ・ひだりゆく上空に太古の風を守るがごとく
(たみ)

・過ぎし日の小さき殺生裁くごと我に向きいる閻魔コオロギ

・明後日を明日の明日という子にもセミの儚さ伝わりており



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・西日さす喫煙ルームに舞う蝶のごときツケマツゲのバイト女子
(佐藤東吾)

・井の頭池のベンチで目を覚ます土曜のおれに挑むカマキリ


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・いも虫のように布団にくるまって毎日春を夢見ていたい
(小林ちい)

・迷い込んだのがここだったばっかりに君はもうすぐ死ぬよちびクモ

・蚤になり恋人を咬む詩があって私は私のまま君を咬む



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・グラウンド・ゼロへ飛んでけ赤とんぼ宮崎駿が描くみたいに
(しまやまひかる)

・シパシパと誘蛾灯へと舞ってゆく ああ、谷啓のまばたきのごと

・雲梯を尺取虫が渡ってくぼくらのロスタイムの代わりに



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・踏みつぶす俺と踏みつぶされている蟻に似ている世間と俺は
(みうらしんじ)

・虫喰いの穴だらけだな『わたくしの人生』というぺらぺらの古書


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・鱗粉が苦手な君が好きだからつがいの蝶を背後に放す
(萩(はぎ) )

・「わたくしの仕事です」とて真夜中に開かずの扉蛾は守りたり

・道に落つ蜻蛉の羽に触れたなら焼き海苔みたくぱりりと割れて



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・八月の夕焼け空から降ってきたセミの死骸が燃え尽き果てる
(世杏)

・蚊柱に突っ込むまでは覚えてる 神隠された晩夏の日暮れ

・妹が声を張り上げ諳んじるかげろう日記にこもる怨念



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・君がヤゴならば私はビオトープ飛び立つときは鏡になるよ
(猫丘ひこ乃)

・冬を越すてんとう虫の集まりに草間彌生の魔法を想う


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・まるまった背中にとまっていた蝉よ 残り少ない未来へと飛べ
(佐々木優)

・ベランダで死んでた蝉に問い掛ける あなたの恋は叶いましたか?


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・その日まで生きていくしかないのだしぎょう虫検査の見本は天使
(虫武一俊)

・偶発式排出装置虫武号 だいたい鼻血、ときどき短歌


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・食虫花の花弁のように艶めいた脚の間でひらめくバタフライ
(ムラサキ・ピープル)

・そろそろと焦(じ)れた右手に降りてきたタカアシグモのような君の手


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・うだるほど暑い日だから蝉時雨、俺も世界もいっぱいいっぱい
(滝沢勇一)

・嘘だけはつかないでって、言ったから言うけど指が芋虫みたいだ

・飛蚊症なんだと思う大量の蚊が飛ぶ俺の怒りに合わせて

・粉々に砕けた茶色い粉末はこの夏の蝉の亡きがらでした



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・校舎へとつづく坂道思い出はみみずの日干しゆるむアスファルト
(螢子)

・小夜更けて虫時雨聴く部屋の中あたしとパソコンふたりの世界


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・蚊遣り豚ぽっかりと口開けにけり冥土へ誘う煙吐きつつ
(魚虎)


・床の上で仰向けに死んでいる飛蝗ゆうべにがしてやればよかった


・樹海にて死にたる人の眼(まなこ)より雫のごとき蛆こぼれ落つ



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・青き日に視えぬちょうちょを追いかけて危険な崖に立っていた僕
(広瀬智深)

・海越えて狭きケースに蹲る甲虫(こうちゅう)たちは空夢見るや


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・むしむしとむしあつきよるみみもとにむしできぬほどとびまわれるか
(夕夏)

・いたいほうがまだましだとおもえるかとびさったあとかゆさふくらみ


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秋味1首劇場


・オードリー・ヘップバーンの顔面に蝿の止まりし雨だれの部屋
(蜂谷希一)

ユニセフ親善大使として活躍した
晩年のワンシーンでしょう。


・女王蜂六角形の罠しかけ一妻多夫の濃厚な蜜
(若山かん菜)


・静けさや岩に染み入る蝉の声は命をかけたセックスアピール
(西畠勇氣)


・いつ蟲が湧いて出てきても良いような二十二歳の私のこころ
(エリ)


・手の中でうごめいていたかぶとむし20年後にそっと手洗う
(あげはた)


・アイドルの虫垂炎の傷跡はなかつたやうに修正されぬ
(佐々一竹)


・さざめいた夜光虫だけ知っている水面に映る堕ちゆく恋を
(清水海斗)


・蝉しぐれ かつて少女であった日にきみも少年だったと気づく
(きたぱらあさみ)


・二億年以上形が変わらないガガトンボモドキの交尾の形(ハート)
(花岡賢)


・チョウチョウの羽は耳です草花のいろんな話あつめて回る
(船山登)


・捨てられていくものならば拾います あなたの欠片あなたの虫歯
(鈴木)


・キモイって理由ひとつでつぶされて生まれ変わった俺 カブトムシ
(野比益多)



・標本箱に囚われた虫凝視して硬直している虫型宇宙人
(山田幻窓)



・別れとはただ一粒の塩ゆえに溶けつづけゆく白きなめくじ
(かわら)


・のののののつつつつつつつへへへへへ みみずがみんなひからびている
(中森つん)


・カマキリの尻からハリガネムシが出るやうにまれには外に出る我
(山城秀之)



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鶴太屋さんです。


・紙魚奔れるを天金の書に封じこめ怠(だる)き安息日なにもて遊ぶ
(鶴太屋)

・小春日和のひとつ雀蛾ただよへる天金の書は神のあそび場

・くろがねの爆撃機去り蝉にぎり潰しし香の青くさき香なるや

・蟋蟀の肢冷えてゐる夜の秋あふるれとこそ水楢の実零(ふ)れ

・虻逐へる牛のしつぽの夏来たり干し草の香のスカラベ・サクレ

・夏蝶は墓標を越えて翔びゆけば森の扉(と)に凭る胸痛きまで


寺山修司本歌どり。


・黒揚羽谿深くこそ揺らめけれ銃(つつ)の音鳴れば木霊は速く


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かんなさんです。


・デクレッシェンドマークを9月に書き込んで蝉の最終楽章を聴く
(かんな)

・ナナフシのようなる君を見失う炎天下の歩行者天国

・駅舎にはみの虫だけがぶら下がり何処かへ行ける切符を探す

・蜩の羽が舗道に落ちてきてその向こうには秋風が吹く

・6才の記憶の中にはさまれた紋白蝶のちぎられた羽

・本当は伝えたくない事だから伝書でんでん虫に託して

・窮屈な制服を着てもう少し蛹のふりをしたい三月

・おもいでを思い出せなくなり冬の虫取り網で真水を掬う

・そこだけに時は流れる蟻たちに夏の骸がはこばれてゆく

・虫かごを空っぽにした夕暮れにまだ夏の陽の匂いがのこる

・くもの糸で繋いだ電話 伝えたいはずの言葉がこぼれてしまう

・一緒にはもう歩けない行列の蟻を一匹だけ捕まえる



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酒井景二朗さんです。


・毛だらけの蛾の羽ばたきを思はせる音を響かせ去りゆく單車
(酒井景二朗)

・しどけなくつぶれた蝉をまたいだら向かひの屋根に秋が來てゐる

・太陽に傷つけられた子の夢は尺取蟲で測れるぐらゐ

・薔薇十字會の跡地といふ場所に光る蛹がいくつもいくつも

・透明な巨大水黽(あめんぼ)あらはれて消えたロプ・ノール湖の水面に

・斑猫(はんめう)をさしむけられたあの日から毛拔き迄もが怖くてならない

・ラフレシアに噛みつく蟲の數々を集めて作る 囘春藥を

・てつぺんにミンミンゼミをとまらせてヤケにはりきるトーテムポール

・國道をまたぐ竹節蟲(ななふし)から落ちる少女(をとめ)の涙、裂けた携帶

・軒先に蜂の巣下がる家見れば何か家ごと泣いてゐるやうだ



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お疲れ様です!
もうほとんど季刊雑誌ですね。

量(更新回数)よりも質です。
クオリティが高ければそれでもいいんじゃない。
まだまだだけど。
クオリティを高めるために、がんばりましょう!
遊びだからこそ真剣にやりましょうぞ!

押忍!


今夜は、

「世にも奇妙な物語20周年スペシャル人気作家競演編」

です!

朱川湊人さんのベストセラー小説『かたみ歌』
に収録された傑作短編がドラマ化されます!

【朱川湊人『栞の恋』×堀北真希】
一冊の本に挟まれた栞がとりもつ不思議で切ない恋物語。
堀北真希が恋に胸をときめかせる同世代の主人公を好演!
お互いの顔も知らぬまま思いだけが募る淡く切ない恋の行方は…

とのことです。
ぜひご覧ください!


朱川湊人×笹公人
「遊星ハグルマ装置」
もよろしく!

では、入選作品の発表を楽しみにしていてください。

よろしく哀愁☆
posted by www.sasatanka.com at 18:27| Comment(19) | TrackBack(0) | 総評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おお、トップで更に五首全部とって頂けるとは、おそらくこれは初めてではないかとも思います。ありがとうございます。&『ぼく、牧水!』の中からご紹介頂きました言葉。>自分の何かにこだわって作り続けた歌人は日の目を見たり見なかったりするけれど。日の目を見る見ないは誰にも判らないのかもしれませんが、こだわり続けることはとても大切な事だと思いました。こだわり続けてつくり続けたいです。これからも宜しくお願い致します。
Posted by 富田林薫 at 2010年10月04日 21:42
2首選歌ありがとうございます。他の3首は、度を超していたようです。じゃんけんの先だしの不利、有利な面もあるでしょうし、歌壇ではひらがな短歌の評価は高くないようで、ネット上でもあまり見られなくなっていて残念です。漢字にすると意味を持ってしまうのでつまらないので、ひらがなの方が好きです。31音で成り立っているのでひらがな短歌でも充分表現可能と思います。これからも、がんばって続けて行きたいとおもいます。
Posted by 夕夏 at 2010年10月04日 22:39
金木犀が香りはじめました。<br />
お忙しい中、ご総評おつかれ様でございました。<br />
今回は2首お選びいただきまして有難うございました。<br />
<br />
『ぼく、牧水』をさっそく買わねば!と思いました。<br />
歌を作るときの姿勢や志についても同時に深めていかねばならないと実感しています。<br />
<br />
これからもたくさん学ばせてください。<br />
どうぞよろしくお願い致します。
Posted by 猫丘ひこ乃 at 2010年10月04日 23:01
伊藤一彦氏といえば、いくつもの新聞歌壇の選者を同時に勤めている人じゃなかったかと思いますが、気のせいでしょうか。
Posted by 船山登 at 2010年10月04日 23:07
>富田林薫さま<br />
富田林さんはこだわりがあっていいですね。<br />
うまくいってない場合もあるけど。<br />
今回の1首目はよかったです。<br />
下の句は塚本風?<br />
<br />
<br />
>夕夏さま<br />
なるほど。ぜひその信念を貫いてください。<br />
会津八一のように。<br />
<br />
<br />
>猫丘ひこ乃さま<br />
こちらこそよろしくお願いいたします。<br />
<br />
<br />
>船山登さま<br />
たしかにそうですね(笑)。<br />
<br />
この文脈では、<br />
<br />
「でもそういう人はダメでしょうね。」<br />
は、<br />
「選者に合わせて出す人もいる。」<br />
<br />
にかかっているのだと思います。<br />
<br />
「いくつも新聞に投稿する人がいます。」<br />
は、<br />
単に話題を変えるための枕詞として使ったのだと思います。<br />
<br />
紛らわしくてすみませんでした。<br />
<br />
念のために、伊藤さんのその言葉を導き出した堺さんの言葉を追加しておきます。
Posted by 笹師範 at 2010年10月04日 23:54
笹師範、お忙しいところ総評ありがとうございました。<br />
<br />
「ぼく、牧水!」はチェックしておりました。次の給料日に買いたいと思っています。<br />
<br />
さて、<br />
・自動車のフロントグラスにちょんちょんと産卵しては去るアキアカネ <br />
<br />
の歌につきまして、<br />
<br />
<紅葉の葉っぱでしょうか。<br />
<br />
と師範は読んで下さいましたが、<br />
これは僕が車に乗っていたとき、<br />
渋滞でとまっている複数の車のフロントガラスに、<br />
アキアカネが産卵しては飛び、産卵しては飛びしていた、<br />
風景をそのまま詠んだものです。<br />
ガラスを光る水面と錯覚しての行動かと思いますが、<br />
あまり説明しすぎては行けないと思って、<br />
このようなかたちになりました。
Posted by 岡本雅哉 at 2010年10月05日 10:47
岡本雅哉さま<br />
<br />
解説ありがとうございます。<br />
<br />
思い込みによる誤読でした。<br />
<br />
紅葉の葉っぱでしょうか。と書いてしまったのは、<br />
フロントガラスに降るという時点で紅葉の映像が頭に浮かび、<br />
「紅葉」がフロントガラスに「産卵」したという表現は凄いなぁと早とちりして、下の句を読み飛ばしてしまったからです。<br />
寝る前に選歌しているとよくあるんです。こういうことが。<br />
<br />
「赤トンボ」と書かれていれば、見逃さなかったと思うんですけど。<br />
<br />
このままでもいい歌ですよ。
Posted by 笹師範 at 2010年10月05日 14:29
笹師範、わざわざすいません!<br />
<br />
誤読だなんて、そんな……。<br />
落ちてくる「赤い葉っぱ」を「アキアカネ」にたとえた歌としても読めるのか!師範が以前おっしゃっていた“深読みを誘うのはいい歌”っててヤツかこれが……なんて僕はけっこう喜んでいました(笑)。
Posted by 岡本雅哉 at 2010年10月05日 17:11
笹師範、お忙しいなかの総評お疲れさまです<br />
〆切まで迷いまくった虫短歌でした。何度も同じ所に出てゴールできない迷路の中にいるみたいでした(笑)<br />
次回はもっと楽しみたいです。またご指導よろしくお願いします
Posted by かんな at 2010年10月05日 17:24
お忙しい中での総評UPおつかれさまです!<br />
こちらとしては季刊でも辛抱強く待ちますので、マイペースで進めていってくださいね。<br />
<br />
先月偶然にも伊藤さんの講演を拝聴する機会があり、興味を持ったので丁度ネットで『ぼく、牧水!』を(長谷川明子さんのCDと一緒に/笑)注文したところでした。届くのが楽しみです♪<br />
選者に擦り寄った作歌姿勢になってしまうことは、一箇所に投稿している場合でも十分起こり得ることだと思うので気をつけたいと思います。<br />
<br />
『栞の恋』好きな話なので楽しみにしていたのですが、古書店の店長が岸部一徳さんだったのでお茶吹きました。ちょ…!サリーそこにおるがな!(スタッフの遊び心なんでしょうか…ねえ?/笑)<br />
ドラマそのものはキレイにまとまっていて、結末を知っていても楽しめました。これを機会に原作を知らない人が読んでくれたらいいですよね。
Posted by 魚虎 at 2010年10月05日 17:29
総評お疲れ様でした。<br />
この待つ間のじれったさと、アップされた時のドキドキ感がだんだん癖になってきたので、季刊でも全然大丈夫です(笑)。<br />
<br />
今回は歌の雰囲気も考えたりしているうちに、いつもの口語ではなく文語になってしまいましたが、正直、選者に合わせてしまった感は否めません。<br />
本当に未熟だなぁと思いつつ、それでも三首採ってくださった師範の優しさに感謝しています。<br />
<br />
『ぼく、牧水!』もチェックしておきます。
Posted by 文月郁葉 at 2010年10月05日 20:08
誰が黒魔術師やねん(笑)師範、總評お疲れ樣でした!
Posted by 酒井景二朗 at 2010年10月05日 21:01
総評誠にお疲れ様でございます、ありがとうございました。<br />
先生がおっしゃる通り高校時代の様に一生懸命勉強出来たらと今更思い出します。本もたくさん詠みました、詩や歌も作りました。そんな昔に帰る術も無いですが、すこし頑張って読んで勉強いたします。拙い歌に目を通して頂きありがとうございます。 尚おはぎに妹は居りませんので。
Posted by おはぎ at 2010年10月05日 21:23
>岡本さま<br />
「赤とんぼ」を「もみじ葉」の隠喩と深読みするのは、ちょっと無理があるのでは……。<br />
そんな強引な読みをする歌人がいたら信用しないほうがいいです。<br />
<br />
<br />
>かんな様<br />
今回もとてもよかったです。<br />
全投稿者の中で一番安定しています。<br />
この調子でがんばってください!<br />
<br />
<br />
>魚虎さま<br />
「栞の恋」は、やっぱり原作のほうがいいなぁと思いましたが、岸部一徳さんをキャスティングしたのは快挙でしたね。<br />
<br />
<br />
>文月郁葉さま<br />
<br />
>正直、選者に合わせてしまった感は否めません。<br />
<br />
それは気づかなかったです……。<br />
<br />
本歌どりの歌を投稿するときは、本歌も一緒に載せてほしいです。<br />
<br />
カマキリの歌はおもしろかったです。<br />
<br />
<br />
>酒井さま<br />
おもしろい歌をありがとうございました。<br />
<br />
やっぱり酒井さんには<br />
「未来のキツネ憑き」<br />
という肩書きが一番似合うかも。<br />
<br />
<br />
>おはぎ様<br />
コメントありがとうございます。<br />
僕は古典に弱いので、とても人に勉強しろと言えるような立場ではないので恐縮しています。<br />
<br />
ただ、万葉集から現代短歌に至る流れの中での普遍的な部分を見極めることが、短歌への理解の早道だと思っています。<br />
<br />
そういう点で、<br />
http://www.sasatanka.com/detail.php/240<br />
でも紹介しました<br />
『作歌へのいざない』三枝昂之・著<br />
は優れた入門書だと思いました。<br />
お勧めです!
Posted by 笹師範 at 2010年10月05日 22:59
笹師範、返信ありがとうございます。<br />
カマキリの歌は五首の中で一番自分らしく詠めたと思うので、嬉しいです。<br />
<br />
以下に本歌どりと、その本歌を載せさせて頂きます。<br />
(気が利かずすみませんでした。)<br />
本歌どりは言葉の並びや響きの勉強になりますね♪<br />
<br />
虫の眼に見られいるときおさなごの心に宿るファーブル博士<br />
<br />
本歌:<br />
君の眼に見られいるとき私はこまかき水の粒子に還る 安藤美保<br />
<br />
唯一の積極として葬列を見守るごとしオハグロトンボ<br />
<br />
本歌:<br />
青林檎与へしことを唯一の積極として別れ来にけり<br />
<br />
お粗末さまでした(笑)。
Posted by 文月郁葉 at 2010年10月06日 07:31
あ、申し訳ございません。<br />
書き忘れましたが、最後の本歌は言わずもがな、河野裕子さんです。<br />
ご逝去されたと聞き、精一杯の晩歌として詠ませて頂きました。
Posted by 文月郁葉 at 2010年10月06日 07:33
遅れましたが、総評お疲れさまでございました。<br />
新参者の愚作を2首も選んでいただき、<br />
ありがとうございました。<br />
<br />
こうしてみなさんの作品を読ませてもらうと、<br />
ちゃんと世界ができている感じがして、<br />
おのれの未熟さを痛感いたします。<br />
<br />
笹師範のスピリットを少しでも盗ませていただきたく、<br />
これからもやっかいをおかけするかと思いますが、<br />
どうかよろしくお願いいたします。
Posted by 佐藤東吾 at 2010年10月06日 22:16
佐藤東吾さま<br />
<br />
コメントありがとうございます。<br />
<br />
井の頭池の歌、とてもよかったです。<br />
<br />
次回もぜひご投稿ください!
Posted by 笹師範 at 2010年10月07日 01:11
笹先生ありがとうございます。早速お勧め頂いた本を秋の夜長にゆっくりと読んでみます。先生のカブトムシの雌の本も読みたかったので・・・
Posted by おはぎ at 2010年10月07日 23:24
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