2010年02月16日

「一(1)」優秀作品発表!!



笹師範です。

「総評」でご紹介した有名人の短歌ですが、
谷川さんの歌以外は、
「短歌として素晴らしい」といっているわけではありません。
ただ、詩の核がどこにあるのかわからない
ふにゃふにゃした水子霊のような歌に比べたら
ずっと良いということを言いたかったのであります。

「こんなものは短歌ではない!」
と否定する歌人もきっとたくさんいるでしょう。
その気持ちもわかります。
でも、
『男たちのサラダ記念日』
とかに比べたら、
オリジナリティがあってずっと良いですし、
それに、本業が凄くて、
なおかつクリエイティブな総合力の高い人たちが、
わざわざ短歌をつくってくれるということは
素晴らしいことだと思うのです。
否定するのは簡単なことですが、
こういうのって、
大切にしなきゃいけないんじゃないかと思っています。

前回、紹介し忘れましたが、
女優の本上まなみさんの短歌
も良いですよ。

ということで、
「一(1)」の優秀作品発表にまいります!!

_______________________



最優秀作品


該当作品なし



_____________________


優秀作品


一等のない徒競走をはしらされ今度は草食系と呼ばれる
【高橋徹平】


時事詠です。
鋭い社会批評があります。
うまくまとまってました。


★賞品★

「笹短歌色紙」1点
(書く歌は、リクエストにお答えします。もちろん直筆(かなり下手)です。)
※笹師範宛に希望する歌とご住所をメールしてください。

_____________________


佳作


一齊に飛び立つ鳩の眞ん中にただ清らかな君の眼がある
【酒井景二朗】



いまの酒井さんなら、もっと良い歌をつくれます。
酒井さんは、「優秀作品」以上で殿堂入りしましょう!
ということで、今回はお預け。



木枯らしが飛び出しそうな本棚に一冊の春を差し込む
【富田林薫】


一限を終えた窓辺に満ちてくる夏ゆるぎなくプールはひかる
【高松紗都子】


花冷えの待合室に集まりし一人ひとりが女を生きる
【鯨井五香】


青春は深夜一時の暗闇とビタースイートサンバとともに
【佐々木優】


バロム・1 二人の進路決まるとき怪人たちは静かに消える
【蜂谷希一】


画面には日(ひ)に一回のデパス錠眠れぬ夜をわたしは知らない
【イマイ】


_________________________



次の「お題」は、
一番盛り上がるアレです。

ついに、アレですか!

楽しみにしていてください!

よろしく哀愁☆
posted by www.sasatanka.com at 22:53| Comment(7) | TrackBack(0) | 入選作品発表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どうもありがたうございました。そして、了解しました。もう少しがんばります。
Posted by 酒井景二朗 at 2010年02月17日 00:08
笹師範<br />
どうもありがとうございました。あまりにも驚いてしまって頭がくらくらしています(汗)。<br />
個人的には、名前を空山くも太郎から改めての初めての笹短歌への投稿でしたので緊張していたのですが、以前のペンネームでは詠まなかったであろう時事詠を採ってくださったこと、とても意味深く受け止めています。本当に本当にありがとうございました。<br />
今回優秀作品をいただけたことを励みにして、今後も短歌と向き合っていければと思います。本当にありがとうございました。
Posted by 高橋徹平 at 2010年02月17日 09:39
ありがとうございます。数えましたら、今までに、佳作7回ありました。10回集めると、優秀作品1回と交換とかないですかねぇ〜(おぃ。そうすれば、あと、5年ぐらいの長いスパンで見ていただければ、殿堂入りの可能性も見えてきそうなのですが(か? にしても、酒井さんにはがんばってほしいと思います。やはり酒井さんの変態性、もとい、独自性にはとてもひかれるものがあります。でも、まあ、負けないように、わたしも、がんばっていきたいとも思ってはおります。これからも宜しくお願い致します。
Posted by 富田林薫 at 2010年02月17日 21:46
笹師範、総評お疲れ様でした。<br />
<br />
5首採用および佳作ありがとうございました。<br />
ビタースイートサンバを持ち出すのはちょっと卑怯かなという気もしたのですが。かなり広い世代に青春時代を想起させ得るっていうのは、それだけで力が有り過ぎるといいますか。<br />
いずれにせよまだまだ未熟者でありますので、今後ともよろしくお願い致します。<br />
<br />
総評の中で紹介された短歌について、谷川さんのは別格としても、短歌としての評価はどうあれ、なにがしか他人の心に引っかかり得る所のあるものだと思います。<br />
他人の心に引っかかる視点、着想というのは、短歌に限らず、何らかの形で表現を行うのなら、そしてそれを人様に読んで頂こうというのなら(そうでないなら発表という行為の必然性がなく、それこそ秘密の日記帳なりチラシの裏なりにでも書いておけということ、他人の評価を気にする必要もない)、なおのこと重要で、その視点、着想を十全に伝達するために表現技術というものがあるわけで、そのどちらが欠けても駄目なんじゃないかな、と。<br />
料理でいえば食材と調理技術の両方が揃ってこそ旨いメシが喰える、という事なんだと思います。<br />
偉そうな事を言える程立派なつもりはありませんが、自戒を込めて。長文失礼しました。
Posted by 佐々木優 at 2010年02月17日 22:29
>酒井景二朗さま<br />
時間の問題でしょう。<br />
次回作も楽しみにしてます!<br />
<br />
<br />
>高橋徹平さま<br />
新聞歌壇とかでも好まれる歌だと思います。<br />
いろんな作風でチャレンジしてください。<br />
次回作も期待してます!<br />
<br />
<br />
>富田林薫さま<br />
富田林さんの「殿堂入り」は時間の問題です。<br />
ほかに、魚虎さん、深森さんなども。<br />
ただ完成度にムラがあるので、<br />
そこをもうちょっとなんとかして頂きたいです。<br />
でも、富田林さんは必ず殿堂入りするのでご安心ください。<br />
<br />
<br />
>佐々木優さま<br />
銀杏の歌も同じくらいよかったです!<br />
<br />
佐々木さんの文章に賛成しますが、<br />
短歌における発想と技術のバランスの問題は<br />
意外に難しいですね。<br />
その問題について、以前こんなことを書きました。<br />
http://www.sasatanka.com/detail.php/136<br />
<br />
次回作も楽しみにしております!
Posted by 笹師範 at 2010年02月18日 01:39
どうもありがとうございます!<br />
前回に続いての佳作、とてもうれしいです。<br />
今回は3首採用だったので、まさか佳作をいただけるとは思っていませんでした。<br />
(じつは「一」のお題、結構難しかったデス…)<br />
これからも色々なお題にチャレンジしていきたいと思います。<br />
どうぞ宜しくお願いいたします。
Posted by 高松紗都子 at 2010年02月19日 18:42
高松紗都子さま<br />
<br />
NHK全国大会といい、大活躍ですね!<br />
この調子で突き進んでいってください!
Posted by 笹師範 at 2010年02月23日 03:14
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