テレビで見ましたけど、凄かったですね。
カンタくん、体に異変が起きたらしいじゃない?
起きませんよ!
コウモリじゃないんだから……。
悪霊島に行かれたみなさんも疲れ様でした。
悪石島だろ!
横溝正史じゃないんだから!
高城さんとエリカさんもお疲れ様でした。
嫌味か!
俺も押入れにあった3Dメガネをかけてベランダで空を見上げてたんだけど、何も見えなかったゾ!
あたりまえでしょ!
飛び出させてどうする!
それに3Dメガネって物持ち良すぎですよ!
仕方ないから
「飛び出すジャッキー・チェン 飛龍神拳」
のビデオを借りてきてそれを見たんだけど……。
嘘つけ!
いまどきそんなマニアックなVHSビデオどこで借りられるんだよ!
80年代初期か!
とまぁ、そんな夏の珍事でした。
ということで今度のお題は、
夏っぽく、
海
とさせて頂きます!!
__________________
<笹公人師範による模範短歌>
海辺にてオカリナを吹く少年が永遠(とわ)に童貞でありますように
ミッキーが米老鼠と書かれいてどこか哀しき上海の夜
土産屋の少女としばし見つめたる海をふちどる夜光虫の灯
「よろしくね」髪かきあげる少女らの海賊時代の前世は告げず
みんなして異次元ラジオを聴いたよね卒業前夜の海のあかるさ
__________________
投稿数は1人につき5首までとさせて頂きます。
締め切りは、
8月9日(日)いっぱいまでとさせて頂きます。
___________________
おもしろい歌を期待してます!!
『サイゾー』8月号絶賛発売中です!
笹公人×江森康之「念力事報」
今回のテーマは、「ドラクエ9」です。
タイトルは、
「トラウマクエスト2009」です!
「ゲーム」のお題を終えたみなさんには、
より楽しめるかと思います。
ということで、よろしく哀愁☆
あの領地太平洋を移動するいずれこの海我が国の物<br />
原子力潜水艦の名前つけシービュー号は宇宙に静止<br />
淡々と知らぬ振りして人工の島を作りて海へと浮かべ<br />
波力船上下運動利用してあらうみ渡るよもやま話<br />
お題「海」5首お願いします。
<br />
晩秋の海 晩秋の海の家 晩秋の海の家の静寂<br />
<br />
海渡るモーゼの杖を燃やしたき夢に駆られる教徒もありし
<br />
バカヤロー ここで言うより許されるから あたしはうみでさけびたい
<br />
海釣りが趣味の亡き祖父描く絵はいつも色とりどりの錦鯉<br />
<br />
我が海の満ちて打ち上げられし子よいかなる旅路を辿るのだろう<br />
<br />
千代大海柔らかい胸に触りたいおしめ取り込む夏の夕暮れ<br />
<br />
剥き出しの肌に焼け付く夏の痛み日が沈んでも微熱は続き<br />
<br />
初めての投稿です。よろしくお願いします。
<br />
まるで一世紀前のセックス?シンボルだねモンロー?ウォークしてゆく<br />
<br />
赤潮で打ち上げられた小魚が描く虹かと見紛う曲線<br />
<br />
アルビノの男児の叫び「牛乳瓶のフタみたいなクラゲだよ、パパ!!」<br />
<br />
ああ、ライフセーバー暇なら助けて 鉄板熱くてもう死にそう
<br />
2首目は、<br />
<br />
まるで一世紀前のセックスシンボルだねモンローウォークしてゆく<br />
<br />
でお願いします。
海沿いの村に住もうと決意せり石灰岩が崩れるまでに<br />
海鳴りが灯台守を目覚めさせ帰り支度をはじめる鴎<br />
この海は荒れねえ方が恐えんだ老潜水夫つぶやきにけり<br />
海峡にせり出す崖の上に棲む猿の一軍領土戦争
<br />
海岸の砂浜掘れば遠い日のさびたナイフと裕ちゃんうかぶ<br />
<br />
渦潮に船は傾き入りゆく無重力だよ宇宙船かと<br />
<br />
海坊主越前クラゲだったんだ研究すれば食品となる<br />
<br />
地平線石油積んだ船は行き ジュース満タン タンカー入港<br />
<br />
宜しくお願いいたします。
<br />
みずうみは海なのと聞いたあの時の気持ちでいたい、今日も明日も<br />
<br />
初めての投稿、2首です。よろしくおねがいします
<br />
穏やかな海しか知らない君宛てに送った波の谷間の写真<br />
<br />
ウニ、イクラ、アワビ時々玉子焼きあなたの海は私の財布<br />
<br />
開く時、相当苦労をするだろう二人は貝のように合わさる<br />
<br />
横浜の海は意外と広かった 光子は三つも年上だった<br />
<br />
以上、宜しくお願いします。
<br />
少年は焚書をしたしグラヴィアの水着の上の消しゴムの跡
<br />
干物屋の跡取り息子野心満ちムロアジ開く死海のほとり<br />
<br />
「お魚になるの」と告げて飛び込んだビキニ足攣り沈んだ 笑った<br />
<br />
わさび効く最後の海鮮丼旨し 組長築地署に出頭す<br />
<br />
元セレブ立ち尽くす足に小(ち)さき波寄せては返す寄せては返す
<br />
海賊はロマンのかけらを散骨し高速艇でマシンガン撃つ<br />
<br />
つまさきで触れただけなら何もかも知ってるように語るな海を<br />
<br />
海風を百年あびて塩漬けのみなとみらいは過去にかたむく<br />
<br />
手をひろげ君がおしえる海の中そこにわたしを入れてください<br />
<br />
「羽うさぎ」改め「高羽佐兎子」です。<br />
<br />
以上5首よろしくお願いします。
<br />
・今日もまたあの娘は岩場へ向かうのかイソギンチャクと戯れたくて<br />
<br />
・居酒屋で海鞘(ほや)を肴に呑みながら心臓移植の話はよせよ<br />
<br />
・人知れずこの砂浜に寝転びて巨大なヒトデとなりたる吾は<br />
<br />
・物言わぬ海鼠の口を切り裂いてしまう刃を誰もが持てり<br />
<br />
<br />
以上、ドキッ!海のいきものだらけ(略)…な五首です。<br />
よろしくお願いします。<br />
(夏バテ気味ならインスタントのコンソメスープにレモンの輪切りを浮かべて飲むのをオススメ。食欲出ますよ〜)
山育ちのあなたは海に行きたがる せっかくの服がベタついちゃうのに<br />
誰もいない誰もいないと思っていたら 船からキスを見られてた<br />
海はひろいなおおきいな あなたが帰ってくるまで遠いわ<br />
砂浜を駈けてデートをしてみたい 実行したらふくらはぎ痛
<br />
海を見る白衣の老女車椅子押す美少女とときに接吻(くちづ)く<br />
<br />
骨なべて集まるといふ海洞に波はピヤノを組み立てをらむ<br />
<br />
もつとずつととほくのうへがすこしさむい 日食の日のサッコファリンクス<br />
<br />
小説家衰えけるも輝ける海の小舟はつねに影曳く<br />
<br />
よろしくお願いいたします。
<br />
パラソルに目印書かずさしたから沖から二人は見ないですむ<br />
<br />
ゆっくりと好奇心を盾にして少女が海に口付け「しょっぱい」<br />
<br />
「海行くぞ」その一言でシゲさんがいつかホントに父になるかも<br />
<br />
情事まえ脱がしたワンピースの裾に残っていた海 捨てたはずなのに
<br />
波の音のきこえぬ夜に啜り泣く女に増えるワカメ食わせん<br />
<br />
月の夜にやうやく浜に出てみれば島までの道現れてをり<br />
<br />
魚臭き納屋より聞こえくる声は人には発音できぬ音霊(おとだま)<br />
<br />
臓物(はらわた)をむさぼられつつ海原より旧き神々の勝ち鬨を聞け<br />
<br />
以上、5首です。2回お休みをしてしまいましたが、これからもよろしくおねがいします。
<br />
・清潔なプール育ちの僕たちは消毒槽の子宮でねむる<br />
<br />
・もうすでにげろげろなのにより深く追いつめてくるラッセンの絵が<br />
<br />
・完璧な人間にだけ許された死を受け止める橙の海<br />
<br />
・海のない街で生まれた 悲しみを知るため青い絵の具を舐めた<br />
<br />
<br />
以上5首です。よろしくお願いいたします。
<br />
ただぬるい枕を抱え海岸でじっと待ってるくじらの涙<br />
<br />
雨粒をひとつひとつと磨いては海に放った それでよかった<br />
<br />
満ちていく潮見つめては太陽のかたち確かめるコウノトリ<br />
<br />
飲み込んだすべての夢を消さぬようバクは静かに海へ潜った<br />
<br />
全ボツ覚悟でスタイルを変えてみました。<br />
よろしくお願いします。
<br />
海からのバスのシートに思い出のように砂粒こぼれていたり<br />
<br />
バスクリンマリンブルーの湯の中にビキニなど着ぬ身を沈めゆく<br />
<br />
ただ海を見ていただけの百年を古灯台は静かに語る<br />
<br />
防波堤離れて歩くいつまでも梅雨の明けない海の灰色<br />
<br />
海の家停車時間は五分ですバナナボートの通過待ちです<br />
<br />
地下ラボの液体クロマトグラフィーで正しく海であるか調べる<br />
<br />
海行きの最終電車は走りゆく電気クラゲの光を集め<br />
<br />
海からの風が吹く時えころじぃえころじぃって風車は廻る<br />
<br />
帆船のゆるい航跡追いかけて消えてしまった白いクレヨン <br />
<br />
<br />
師範、体調はいかがでしょうか?本格的な暑さがやってまいりましたのでくれぐれもご無理をなさいませんように。
<br />
海よりもダムが近しい木曜はどれもこれもが間延びしている<br />
<br />
結論がかわらないのは知っていてそれでも二人海へとむかう<br />
<br />
夕凪はやさしい予感 沈黙も約束ももう怖くなくなる<br />
<br />
高台より眺める海は薄暗く誰も言葉を交わさないまま<br />
<br />
<br />
以上、五首よろしくお願いいたします。
<br />
日ペンの美子ちゃんからの海便り「ビキニは青」の字もはにかめり<br />
<br />
白き手のイソギンチャクの一群に山海塾の舞台を想う<br />
<br />
眼球の海にレンズの舟ふたつ泣き砂色のシャドーを引けり<br />
<br />
使われぬ「まつざきしげるいろ」はまだ海水浴の絵日記さえも<br />
<br />
以上、5首です。
<br />
・海水にポカリスエット混ぜてみた あまじょっぱさが癖になるかも<br />
<br />
・マイケルの死を悼みつつ海の底スリラーみたいに昆布が踊る<br />
<br />
・「海の中そっとのぞいてみてごらん」寂しがり屋の海女のつぶやき<br />
<br />
・マグロから一目散に飛び逃げるトビウオたちが空に近づく<br />
<br />
以上です。よろしくお願いします。
<br />
ふりあふぐ水面[みなも]に波は銀いろのひかりの綾となりて耀よふ<br />
<br />
ひむかしの水平線の向かうよりうねりとともに夜は来にけり<br />
<br />
弓なりの浜の向かうに大輪の花火あがりてうつすらと消ゆ<br />
<br />
暁の波止場みおろせば昨日より粘りし人は竿を仕舞ひぬ
黒き楽譜にくるむトカレフ砂に埋め青年の眸(め)の冬の海荒る<br />
象亀の眸(まみ)に古代の海映るごときゆふやけ拳(けん)かたく矚(み)る<br />
信天翁(あはうどり)白き羽搏つ泥濘や海鳴りくらきおほき曇り日<br />
冬の霓(にじ)たつ楡の天辺(てつぺん)吹かれゐつ遠景に鳴る荒海あをき<br />
星満ちて水甕あふる百日紅(さるすべり)白き花噴き海が呼んでる<br />
俯きて莨火つける 激浪の海鳴り聴きつつ男の背中
<br />
文芸のない町に生れ少年は列車のレールの先に海見ゆ
<br />
泡沫の海月を思う朝靄にとけたあなたのやさしいまぶた<br />
<br />
あたたかい海月に包まれたままでこぼれる笑みを掬いきれない<br />
<br />
ビル風にたゆたう街で真夜中を泳ぐ海月に恋をしている<br />
<br />
<br />
(「海月」はすべて「くらげ」読みでお願いします)
<br />
科学者が遺言として書きしるす子供の海に還る数式
<br />
白昼夢じゃなくて熱中症だった。モニター眼球いっぱいに海<br />
<br />
なにもかもやめた夏の夜公園で波のおとがした、東京なのに。<br />
<br />
青深く溺れ続けて目が醒めて今日が始まる、仕事と生活。<br />
<br />
またあした会えるといいな、会えるかな夏の夜よるの海のきらきら<br />
<br />
以上宜しくお願いいたします
<br />
どうしても学校に行けなかったの海に来ていた隠しててゴメン<br />
<br />
リストラから不登校まで受け止める母なる海が憎いちくしょう<br />
<br />
今日もまた夢の続きの母を追いとうに廃れた海の家まで<br />
<br />
うみへび座こと座こいぬ座占いの頁にはない星座が好きだ<br />
<br />
どうぞよろしくお願いします。<br />
笹師範から投稿者だけがここをみてるんじゃないです、とのことでしたので。<br />
やすたけまりさ〜ん「短歌研究新人賞」おめでとうございます!<br />
ここでしか存じ上げませんが、新聞でお名前を見つけて嬉しかったです!
<br />
陽光の嫋々みちる海原にイルカに乗った少年もをり<br />
<br />
誰もいない海の家ではこの夏もトワエモアを静かに流せり<br />
<br />
もう誰もいない知らない海岸に南沙織が置き去りにされり<br />
<br />
歌舞伎町の店のマットを持ち出して遅番のミユが日光浴する<br />
<br />
以上5首です。よろしくお願いします。
<br />
思ひ出せ 一角獸の守護もなく君が水着をほどいた地點<br />
<br />
怪獸が泣く泣く歸る荒海は土筆の煮汁色に染まつて<br />
<br />
辛すぎるアジア 海に數多の雜菌がはびこるアジア 我らのアジア<br />
<br />
悲しみの百人分を吸ひ込んで濃くも薄くもならない海市
・マスカラを溶かしたオイルのような海 嫌われ慣れた22の夏<br />
・真っ白い砂浜なんて見たこと無い 見たこと無いから無いのと一緒<br />
・ぐわぐわと浮き輪を揺らす波の上 さよならをいう練習をする<br />
・べたついた潮の匂いが全身にまとわりついて泣けやしない<br />
<br />
<br />
よろしくお願いいたします。
<br />
あのひとの心に波が起きるたび淡く輝く夜光虫になる<br />
<br />
貝殻は14歳のとき投げ捨てたあたしのひみつの恋を知っている<br />
<br />
ガンバたちが越えた海なら今もまだここにあります 引き出しの中<br />
<br />
最期には内なる海が零れだし人はこどもに帰るのですね<br />
<br />
<br />
前回は投稿できませんでしたが、<br />
今回はなんとか間に合いました。<br />
よろしくお願いします。
<br />
海の辺で焚き火にあたる母の見るワカメまみれの刈上げ頭<br />
<br />
しなやかに身投げする女(ひと)を見てしまう月のポーズで海見しときに<br />
<br />
紫のビキニパンツを取り出して「海が近いの」と養母(はは)は言いにき<br />
<br />
サザンの「ちょ−っと、待っーてって!」のフレーズひろがる海に赤の広がる
<br />
・海岸に磯の香りの少女おり 太ももについた鱗をはらう<br />
<br />
・25℃夏の一番奥にある水平線から昇る太陽<br />
<br />
・右にアキ左にヤヨイの海峡を平和に越える波にはなれない<br />
<br />
・アメンボの脚があったらこの海を割らない奇跡を起こせたのかも<br />
<br />
<br />
以上5首、宜しくお願い致します。<br />
<br />
暑い日が続きますが体調を崩されませんよう、お仕事頑張ってください!!
<br />
われらえら呼吸したときの記憶をたどり深海に沈む都に住まふ<br />
<br />
碧い海(プ)白い砂浜(ププ)青い空(プププ)君の笑顔が(ナンテ、コイレイジョ無理<br />
<br />
波ヘヘヘヘヘヘヘヘ無人島ヘヘヘヘヘヘヘヘ俺(漂流中)ヘヘヘヘヘヘヘヘ椰子の実ヘヘヘヘヘヘヘヘ波<br />
<br />
白き月 「君は僕と同じだね」 黒き月 渚カヲルが微笑む浜辺<br />
<br />
よろしくおねがいします。<br />
<br />
きらきらの水面を見上げ浮上するキレイはいつも陽のあたる場所<br />
<br />
砂浜に真っ赤な叫びが包みこむ波打ち際をちゃぷちゃぷ歩く<br />
<br />
ぷくぷくと波に流され泡きえゆ生きることわり死せることわり<br />
<br />
増えてゆく東京湾の情景に明日ふたつの額縁ならぶ<br />
<br />
せめて一首選ばれるように・・・。<br />
よろしくお願いします
<br />
最澄と空海の声色を変え夫が子らに読む偉人伝<br />
<br />
海綿状血管腫という子の額のあくまをクマの帽子で隠す<br />
<br />
ぐずる子の背中たたいて「がんばれ」のかわりに言いぬ「海?鮮?丼」と<br />
<br />
海中でかさねたからだ思い出し棒寒天を戻しておりぬ
もう一度投稿してみます。<br />
「?」ではなく「・」“点”を入れています。<br />
<br />
<br />
ぐずる子の背中たたいて「がんばれ」のかわりに言いぬ「海・鮮・丼」と
海・海・と呟きながら手賀沼に海を重ねて思うダメモト
<br />
悲しみは海に流せば海底で深海魚たちのえさになるでしょう<br />
<br />
高速は渋滞中です海沿いをずっと走って会いに行きます<br />
<br />
泳げない息子は海の食べ物が好きでここまで成長しました<br />
<br />
服のまま泳いだ海はいつまでも無邪気で恋は似合わなかった<br />
<br />
以上五首です。<br />
よろしくお願いします。
<br />
あの夏の海のなごりを灰皿に住まわせるほどまだすきがある<br />
<br />
ほんとうは凪のただなかきみまでの20cmに揺れるふりして<br />
<br />
はじめまして。よろしくお願いします。
<br />
七月の笹舟きらら流れだす天の川から続く海へと<br />
<br />
セロファンを光に透かす春の日の海面はひらひらと明るい<br />
<br />
星砂は硝子の壜を棺とし海に還れる日を待ち続け<br />
<br />
海の歌うたい続けて男らの皮膚の一部は短パンになる<br />
<br />
夕立の海の家にて寝転べば水音ばかり吾にのしかかる<br />
<br />
灼熱の砂を踏みしめあの夏は恋する人魚であったと思う<br />
<br />
海は凪ぎゼリーとなって8月の入道雲は泡立ってゆく<br />
<br />
夏空に遊泳禁止サイレンが空襲警報みたいに響く<br />
<br />
よろしくお願いします。
<br />
・水田に風が走ればくっきりとみどりの海に波がうまれる<br />
<br />
・塩キャラメル口に含めば押し寄せる訛りまじりのウミネコの声<br />
<br />
<2002年11月・石川県千里浜海岸にテレビ300台が漂着><br />
・どんぶらこどんぶらこっこと流されしテレビに映る東映のロゴ<br />
<br />
・海沿いをあるいていけばなんでしょううちあげられてこれはテレビだ<br />
<br />
<br />
以上、五首です。どうぞよろしくお願いします。
・見よ!浸蝕始めし皆既の空を!豊饒の海ゲル化するまで<br />
・サメ肝油噛むその口元で老人と海だのヘミングウェイだの<br />
・錆び、上海へ曳かれ逝く海上都市(アクアポリス)の明けな い夜明け<br />
・フェラガモに残りし砂よ 玄関の隅 夏を忘れる儀式憶える
<br />
鮮やかな花火を添付して届く海と火薬の匂いのメール<br />
<br />
目指すのは11月の海 雨にテールランプの赤を滲ませ<br />
<br />
オレンジを握りつぶした初夏のオホーツクから零れるひかり<br />
<br />
3月の海を描けば画用紙のなかで静かに打ち寄せる波
<br />
わたくしに公開されている海であなたのいない夏をあつめる<br />
<br />
野に咲いている海ならば摘みましょう 不釣り合いですわたしに現世<br />
<br />
海水を飲んでぼごっと吐き出せば過去を濾過せぬぼくでいられる<br />
<br />
「願いが叶うクルスの海」が宮崎県日向市にある。<br />
曇天の〈クルスの海〉をおとずれて手を合わせずにぼくらは帰る<br />
http://www.city.hyuga.miyazaki.jp/sightseeing/nature_cruz.html<br />
<br />
*<br />
<br />
自称・宮崎のセールスマンのみうらです。<br />
笹師範、みなさま。<br />
天候不安定な夏ですが、体に気をつけてお過ごしください。<br />
<br />
<br />
一首、初投稿です。よろしくお願いします。
<br />
昏れて雪 鮟鱇ぶつ切る刃に触れて海辺の焚火のひとり視てゐる<br />
<br />
鷹の眸(まみ)くれなゐ走る 碧天は死に満ちたれば海の夏なり<br />
<br />
うつくしき溺死者海をさまよふを金貨に刻むウンディーネ恋ふ<br />
<br />
太古の素甕に棲みたる蛸のたこやきなり海の底まで流涕したり<br />
<br />
石榴狂へる天(あま)つ光に風生まれギリシャの海の夕凪澄めり<br />
<br />
絶海にひとり浮きゐる夢を見て露のヴァイオリン弾けば露の音(ね)<br />
<br />
音叉鳴る暮春のころは笛吹きて海の上ゆき鯊(はぜ)も釣りたり<br />
<br />
春の潮(うしほ)鬱鬱と荒れ船長は阿片に溺れゐき海の泡<br />
<br />
むらさきに海鼠(なまこ)暮れゆく冬の日は海の底吹く木枯しの音<br />
<br />
白き海光窓辺にうるむ海葡萄噛めば壊れし古時計鳴れり<br />
<br />
青銀河は雛罌粟(ひなげし)の束てのひらに海王星はしづかに炎ゆる<br />
<br />
渤海より使者来(きた)れりと古文書の紙魚の食ひ跡日本いつ滅ぶ
<br />
月うさぎ海亀綱を引き合えば潮満ち引けど勝負はつかず<br />
<br />
砂浜に打ち上げられた木の人形もうすぐ君は良い坊やになる<br />
<br />
その船の海賊船でありしこと小さき鸚鵡の骨は示せり<br />
<br />
見えぬ線ベーリング海に越えながら魚(うお)は小さく時遡る<br />
<br />
以上5首、よろしくお願いします。
<br />
かき氷のスプーンですくえる海こぼす君の後ろで僕は黙りぬ<br />
<br />
十五まで知らずに居れた真白きビキニも波に汚れていくと<br />
<br />
連れてきた理由は君に告げぬまま海を見ていた「ドルフィン」の午後<br />
<br />
5首読むことができませんでした……。<br />
今回は4首でお願いします。
<br />
退屈で二人乗りして海ばかり眺めに行った それしか無かった<br />
<br />
手紙入りボトルを海に流すように君が呟く独り言たち<br />
<br />
夕暮れに潮風染みて本日は三角関係記念日となる<br />
<br />
足元をさらわれてゆく感覚で波打ち際に立ち尽くしてる<br />
<br />
よろしくお願いします。
<br />
ほの暗い大陸棚で細目して皆既日食仰のくアンコウ<br />
<br />
ちぐはぐのビーチサンダル砂浜に置いてきたから海辺遠いね<br />
<br />
<br />
以上、3首お願い致します。
<br />
この海にぴったりとした閉じ蓋がないように手は凍てついている<br />
<br />
ヤヤヤヤヤヤヤヤかど番脱出の千代大海の財布の手あか<br />
<br />
川がやがて海へとたどり着くように父の名前をノートから消す<br />
<br />
なにもかも許せなかったひと夏の水平線に湧きあがる雲<br />
<br />
<br />
よろしくおねがいします。
<br />
会社には行ってないんだ先月から海にいたんだ言えなくて、その
<br />
青臭い思いの丈を込めた瓶 ボトルメールは海流に乗り<br />
<br />
沈むだけ 君の創った世界一小さな海に溺れた僕は<br />
<br />
海までの距離15キロ 助手席の君までの距離17センチ<br />
<br />
眩しさはサンダル履きの足指じゃなくて真夏の砂浜 多分<br />
<br />
前回は1首劇場に採用ありがとうございました。<br />
今回は以上5首、よろしくお願いいたします。
3首目を間違えて送信してしまいました。<br />
<br />
<br />
貝殻は14のとき投げ捨てたあたしのひみつの恋を知ってる<br />
<br />
<br />
に変更させてください。<br />
<br />
お手数をおかけしますが、よろしくお願い致します。
<br />
・海色に灰色をつかう日本海で生まれ育った子どもの性分<br />
<br />
・清潔なプールに足をさし入れて汗と温度で生きものにする<br />
<br />
・潮の匂い嗅ぎつつ思う少女の日一番最初の流血のこと<br />
<br />
・海の底でひとを食べたかもしれない魚の肉をほぐす箸先<br />
<br />
よろしくお願いします。
<br />
あなたには知らない事が多すぎるフローネの猿の名前とか<br />
<br />
六畳の布団の海のはてまでもポニョポニョ翔ける夜毎の二才<br />
<br />
シャボン期の海ってなんやぽにょでみた?デボンやデボン 海への電車<br />
<br />
五時限目始まる時の伊勢崎さん 潮の香りがつよくのぼれり<br />
<br />
宜しくお願いします。
<br />
海ゆきのバス待ちをれば会釈してとなりに座る老人と犬<br />
<br />
舗道からななめに下るけもの道ありて海まで傘さして行く<br />
<br />
汗くさいTシャツのままほおばった塩むすびこそ海のごちそう<br />
<br />
海風の見えやすき午後 民宿の柵に結んだ黄色いタオル<br />
<br />
以上、よろしくお願いします!
<br />
町中(まちなか)でなんだか潮の匂いがした 急に我が家に帰りたくなった<br />
<br />
逃げ出した後はこっそりここに来る「母なる海」って誰かが言ってた<br />
<br />
給食の海藻サラダが好きだった佐々木が結婚したんだってさ<br />
<br />
すべりこみセーフで踏み出す夏の砂 9月初旬の浜は貸し切り<br />
<br />
<br />
初めて投稿します。私も滑り込みセーフで間に合うでしょうか!
<br />
黒い海上からながめ夜行便 危篤の知らせに覚悟しながら<br />
<br />
足ひたす波には青く夜光虫 対岸の灯は原発施設<br />
<br />
夜になりよけい波の音(ね)だけになる きみの答えをきくのが怖い<br />
<br />
潮のにおい砂と一緒に落としつつ ヒルガオ、クロマツ過ぎ帰るとき<br />
<br />
うまく投稿できず,遅くなりました。すいません。よろしくお願いします。
暗い歌ばかりになってしまって……今回はこれでお願いします。<br />
<br />
突堤の先で秘密を告げられて脊椎にうごめいたフナムシ<br />
<br />
更新の絶えたブログの難破船にフジツボみたいな卑猥コメント<br />
<br />
海風を裂いて岬に立つことに迷いなどなく白い灯台<br />
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あいまいでいたいふたりにカモメまで「白か黒か」と鳴いた桟橋<br />
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月のない夜の浜辺に押し寄せる波だか闇だかわからない音<br />
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お忙しいところいつもありがとうございます。
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まだ今日も女のようだジャニーズに内海光司を見つけたように <br />
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深海魚は眼を閉じたまま肉まんは無いと答える深夜のコンビニ<br />
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シャブの波でサーフィンをするアイドルが海の深さを教えてくれた <br />
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海人のTシャツだけで乗り込んだ夜の海には平家のムーンウォーク<br />
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皮膚につく潮のぬめりを取るシャワー 母の過保護を振り払いながら<br />
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黒光りする海苔ばかり増殖しお塩ひかえめ2ちゃんの海は<br />
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遅れた上に全然作れませんでした。申し訳ありません!<br />
よろしくお願い致します。
もし間に合えば改めさせてください。<br />
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・万博の錆び、上海へと曳かれ逝く 海上都市(アクアポリス)の明けない夜明け<br />
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宜しくお願い致します。