ビバ!スペースカレッジ
だからどこだよそこ・・・。
遅れてしまってごめんなさい!次のお題は、
水
とさせていただきます!
この間の土・日、猛暑のなか広島の山をかけまわって死にかけたのですが、そのとき、次のお題は「水」にしようと決めました。命の水、または「水」の文字が入った歌を詠い上げてください。
今回は1人につき5首まででお願いいたします。
いつも「総評」が遅れてしまって申し訳ないので、減らしました。
___________________
<笹公人師範による模範短歌>
寝不足の少女が飛んだ水溜り台風一過の村の静けさ
ITも水には弱いと叫びつつ滝に打たるる少女いませり
竹藪に水の香りの満ちしとき月姫はこぶひかりは立てり
色褪せたアースの琺瑯看板の水原弘がとどめる時空
風水流掃除術にて浄めれば龍(ドラゴン)の髭が門を打つ音
____________________
短歌が思い浮かんだら、この記事のコメント欄から投稿して下さい。
※投稿の際にはメールアドレスをお忘れなく。
(メールアドレスはブログページには反映されませんので、安心して記入して下さい。)
では、もう一度基本的なことを確認してみましょう。
【笹流の理想短歌基準】
単なる説明に終わっていたり、当たり前の発想のものは、人を感動させるどころか印象にさえ残りません。
表現に工夫をしましょう。そして、心を込めましょう。
読んだ時に心にジーンとくるようなものが詩であり、良い「短歌」です。
あくまで「笹流」ですが、理想とする短歌の基準は、以下、3つのうちのどれかを満たしているかどうかです。
1・ハッとするような発見があるか
2・説明しがたい凄みがあるか
3・考えさせる深い何かがあるか
________________________
投稿数は、1人につき5首までとさせて頂きます。
締め切りは、
8月13日(水)いっぱいまでとさせて頂きます。
__________________________
今回は厳選した5首で臨んでください。自選の迷いと苦しみは、のちに必ず生きてきます。
7月26日(土)の「読売新聞」夕刊の記事で、写真を撮影させていただいた書店は、吉祥寺ブックスルーエさんでした。
記事に店名を載せることができなかったので、この場を借りて御礼申し上げます。
ブックスルーエさんは短歌コーナーも充実してます!
吉祥寺に行かれた際はぜひお立ち寄りください。
7月30日(水)
『わしズム』夏号(小学館)
が発売されます!
今回の僕の連載のテーマは、「1964東京オリンピック」です。
では、よろしく哀愁☆






<br />
朽ち果てたガンダムがある貯水池に棲む伝説の赤いザリガニ<br />
<br />
渦を巻くトイレの水が真っ直ぐに流れる前は水もなかった<br />
<br />
炎天下、水に沈んだ熱帯魚みたいな青いライター 泳げ<br />
<br />
雪解けの水を飲みつつどん底へ落ちる覚悟で挑む告白
<br />
貝殻を食ってた犬の喉からは荒ぶる水の音が聞こえる<br />
<br />
「香水も、水なら飲めるでしょうが!」ってヴィトン、グッチと山小屋の君<br />
<br />
重厚な鉛のように水分を含むクラゲをぶん投げる旅<br />
(↑中学校の修学旅行の体験学習にて)<br />
<br />
早産の君は母なる水の中 溶け出すように溶けだすように
<br />
水とガス炎のどれが好きですか手のひらの上天体を乗せ<br />
<br />
岩清水飲めば新たな命湧く山のかいなに抱かれています<br />
<br />
水しぶき浴びて飛ぶ子の輝きは背中に羽が生えているよう<br />
<br />
いつだって蛇口ひねれば出てくれる君のやさしさ感謝している
赤土の埃舞いたるその先に水島上等兵の敬礼<br />
被弾せし大和の砲を抱きかかえ負傷水兵なみだを落とす<br />
少年は水盃を交わしたりやがて飛びたつ神の翼ら<br />
海行かば水漬く屍ぞ英霊に手を合わせんと靖国へ行く
?「水溜まり飛び越えられたら俺は神!」自分ゲームがまた始まった ?どじっ娘は多分今時モテねえぞ水沢めぐみの漫画じゃねえし
笹さん、よろしくお願いします。
<br />
・「水溜まり飛び越えられたら俺は神!」自分ゲームがまた始まった <br />
<br />
・どじっ娘は多分今時モテねえぞ水沢めぐみの漫画じゃねえし<br />
<br />
くまさん 2008-07-31 05:54:43
<br />
水星に行こうと思い軌道上いちばん近くなる時を待つ<br />
<br />
タクラマカン砂漠は世界第二位の面積を持ち、……水が飲みたい。
<br />
作業着で「水の反映」聴く人おり たぶん私 明日恋する<br />
<br />
真新しい記憶のカケラはめ込めばやさしい嘘の絵になる水曜<br />
<br />
「水溜りではなく水田まりです」と板書した日 いじめは終わった<br />
<br />
<br />
*前回、同じ投稿方法で何かの手違いかと思われますが、別の画面に表示されております。<br />
3番目の歌一首が表示されています。<br />
こちらに再投稿させていただきましたので、恐れ入りますが、削除方お願い申し上げます。
<br />
三種→三首
<br />
水玉の模様が好きと云っていたもう来ないよねバブルな時代<br />
<br />
2リットル検査の為と無理に呑む水の美味しさ知る由もない<br />
<br />
水泳を習っていると自慢するおぼれる時は関係が無い<br />
<br />
海水を石油に変えてみせますと出来ない事を予算で決める
・真夜中にあなたの黒目が光りだしわたしは甘い水になります<br />
・八月の泣きすぎた日を思い出す右の耳から出た熱い水<br />
・たくさんの水が見たくて真昼間のダムに降り立ちまばたきをする<br />
・蛇口から流れる水の柔らかさ選んだはずのこの場所に立ち
<br />
かけないで水かけないで冷え切ったわたしとっくに乾いてるから<br />
<br />
成分は水がほとんど占めている僕も海月もあの夏の日も<br />
<br />
水飛沫立てずにダイブ翡翠の演技に見蕩れた魚の生涯<br />
<br />
水増えて急に溢れて水が水が全て流していってしまった
<br />
お守りの薬を持ちて山桜ペットボトルの水お供とし<br />
<br />
数日に渡る断水とき知らず朝シャン不可が明日のすべてか<br />
<br />
清水もわずかに濁りまじりおりバラ線にらむ緑のなかで<br />
<br />
渓流で秘密の白い位置しめすシャクナゲひとつ雨水にぬれて<br />
<br />
紅白のはちまき追いし砂とこえ水のどながる陽にさからう音
<br />
水たまりに浮かべた船はオモチャでも崖の上にはポニョがいるから<br />
<br />
あなたから生まれた風が水色のシッポを生やしボクをくすぐる<br />
<br />
水すましのつくる小さな波紋から噂はやがて津波となって<br />
<br />
シャガールの青を愛でれば胸のおく滴る水の音が聞こえる
<br />
手弱女が打ち水している夕暮れに流星ワルツを指揮する如く<br />
<br />
<br />
以上五首、宜しくお願い致します。
<br />
ざっくりと・・・・の歌の取り消しお願い致します<br />
ご迷惑をおかけします。<br />
後に、5首揃えて再投稿させていただきます。差し替え方お願いします。
<br />
病む吾子の細き静脈僅かなる水滴汲み上げ夢を運べり<br />
<br />
「水溜りではなく水田まりです」と板書した日 いじめは終わった<br />
<br />
作業着で「水の反映」聴く人おり たぶん私 明日恋する<br />
<br />
手弱女が打ち水している夕暮れに流星ワルツを指揮する如く<br />
<br />
大変失礼致しました。<br />
五首揃えて再投稿いたしました。
(腕=かいな)<br />
<br />
擦り傷にかかる吐息よなまぬるき過酸化水素水は泡だつ<br />
<br />
朝焼ける分水嶺に跨れば二つの海に尿は流るる<br />
(尿=しし)<br />
<br />
蝉しぐれ教え子の背が水玉を弾くを眇に見る女教師は<br />
<br />
生命は穴から水を奪われる都会の空よさあ薄雲れ
<br />
◆もともとは何もなかった場所にいま 川は引かれてぼくは生きてく
<br />
恋終わり水浮く屍と成り果てて流れゆきたし黄泉の国へと<br />
<br />
シャワーさえ息止め浴びるインドではミネラルウォーター命の味して<br />
<br />
水道水飲めぬ街など嫌、と子に言われ潰えた離婚の選択<br />
<br />
<br />
<br />
こんにちわ、甘井改め天井です。前回は魅惑の一首に選んで頂き誠に有難う御座いました。斉藤さんのご指導を胸に刻んで今後一層の精進に励んでゆく所存で御座います。
・聖水を求め旅する王子様 姫を見つけて雄叫びあげる<br />
・ビールにも似た聖水を一気飲みこれであなたもレベルが上がる<br />
・飲むも良し掛けられも良し聖水は蜜柑に代わる名物となる<br />
・聖水を飲まねば死ぬる既婚者は妻の老いたる姿を想え
<br />
亡き母のカラオケで踊れ一夜かぎり喪服色した水玉少女<br />
<br />
母若く奇しき水面に映りこみマックスファクター色の月光<br />
<br />
人群れを逃れて暮れし水源をボトルに詰めるゲゲゲ一族<br />
<br />
名も知らぬ水都の市場めぐりては未生に預けし玩具を探す
・その色を水の色だとひとは言う。「でも水色の水は飲めない。」
<br />
すみますせん。。上の歌を訂正させて下さい。。
<br />
(山名沢湖「夏休みが待ち遠しい」へのオマージュ)<br />
・戯れに水中メガネをかけたれば何処(いずこ)も水底に見えて、かの夏
<br />
除湿器の水に粘りがあるというフランス書院文庫コーナー<br />
<br />
泳ぐけど。世界で勝負するための水着はひとりでは着れないの<br />
<br />
エビアンのボトルが光る帆を張れば異国の川をゆく献花台
<br />
水たまり飛び越すたびに少しずつこぼれ落ちてく心のかけら<br />
<br />
焼けた肌と水着のあとの境界を指でなぞれば夕立の音<br />
<br />
鼻水が止まらないので塵紙を丸めて詰める止まれ鼻水<br />
<br />
そんなもん飛び込まれても怖いしないくら水かて死ぬでせえへん
<br />
「ほんとうに、していないのね」上下して君に施す水質検査<br />
<br />
嘘を漉す真水ストローくわえたら君が出すものすべて真実<br />
<br />
悲しみの水車よ回れわたくしの中で挽かれてゆく未練の穂<br />
<br />
角隠しで受けたひかりを思い出し指輪の刻印なぞる手水場
?腋の下の水銀計がじわじわと上がり視界は黄色くなった<br />
?「水くさいな」そう言いながら横を向く君の目潤みひとつぶの水<br />
?水枯れをまたくぐり抜けくれないの薔薇の芽今朝は新芽が出でる<br />
?水牛が川を渡っていく音が耳元でして雨に目覚めた
<br />
月面の海満たすほどの塩水が我から落ちてこぼれる夜更け<br />
<br />
<br />
しあわせな痛みもあると思い知るあの人と我の水が混ざる夜<br />
<br />
初夏の青空に水振りまいてかりそめの虹で慰めている<br />
<br />
水を持つ生き物ならば身の内に虹が見られる時は来ますか?
<br />
水道の蛇口を捻り節約すされど下がるはたかが数%<br />
<br />
水を流し水に流して水と流すされどもいずれは水と戻る<br />
<br />
クーラーの電源切って水浴びすそれでほんとに間違ってない?<br />
<br />
アルプスの天然水か水道水どちらが良いかはまだ分からん
<br />
<br />
コンドームを水風船にしてたころ隣りのあいつをいつも避けてた<br />
<br />
水の星に生まれた仲間じゃないかって部屋のあちこち置いた茶碗が<br />
<br />
この水は世界のどことも繋がっていないと気づきなおさらに泣く<br />
<br />
子供用ビニールプールの水面に映る自分の顔が横向く<br />
<br />
自転車で坂道全部駆け上がる 水木アニキの歌声を聞く
<br />
水道の水で産湯は使わない ペットボトルの水を買い込む<br />
<br />
『江戸の水』水にはあらず化粧水。しかも製造、式亭三馬。<br />
<br />
水風呂で水浴びをする珍獣はカバではなくてチュウネンオヤジ
<br />
東京の下水道からどんぶらこ桃のようなる五体の遺体
<br />
・夕暮れと夜との間(あわい) 秘められし想いのごとくともる水銀燈
<br />
?スイマーが睡魔に襲われ見た夢はスイスですいすい泳ぐ水村<br />
<br />
<br />
今回もよろしくお願いします。試行錯誤です・・・
<br />
カルピスと水を1対1で割るいけない恋の味を知った日<br />
<br />
洪水の闇に溺れて息絶える小動物は三度呻きて<br />
<br />
究極の水を求めて彷徨える源氏蛍の尻にケータイ<br />
<br />
尾行され水に溶かしたあのメモもスパイ手帳の記憶も消える
<br />
啄木の本名「一」その字から青く浮かんでくる水平線<br />
<br />
キッチンにはつなつのやみこくこくと真水に震ふいもうとの咽喉(のど)<br />
<br />
コカコーラを注いだコップの水滴に閉ぢ込められてゐるうろこ雲<br />
<br />
水筒に西日とくとく注いでは武蔵野線沿線にばらまく
<br />
わがままは言いませんからその前にフランス育ちの水を飲ませて<br />
<br />
いつの日か私の中にいた雨が今日の北京を湿らせている<br />
<br />
人類はほとんど水から出来ていてすべての国と交流できる<br />
<br />
<br />
よろしくお願いいたします。
<br />
天然の打ち水として降る雨が手加減なしで道を川にす<br />
<br />
牧水の生家の前で親指を突きたてながら酒のんでいる<br />
<br />
火星にて発見された水のごと地球に在るというだけのオレ<br />
<br />
われという水を飲み干し消え去った真夏の夜の山本モナは<br />
<br />
水無月の耀(かがよ)ふ墓標白きまで丘埋めつくせり疼(うづ)ける鎖骨<br />
<br />
水色の墓標ばかりの昼下り蜥蜴(とかげ)を跨ぎて勁(つよ)き踝(くるぶし)<br />
<br />
水霊に犯されし夏緑色(りよくしよく)の荒磯(ありそ)の海を玉藻と流れむ<br />
<br />
水妖(ウンディーネ)の贄に首断つわが夢は涙でいつぱいの花籠に生(あ)る<br />
<br />
ディアーヌの水浴を見てし目を灼かるるロマのギターラ月と響(な)り交ふ<br />
<br />
あかときに覚めておもたき水の身か風吹く牡丹のもろきくれなゐ<br />
<br />
シーラカンスの暗き水彷徨(ゆ)く生と死のいづへの方を孕(は)らめる地球<br />
<br />
水の夏受胎の季(とき)と思へども西瓜を齧りては種子飛ばしゐる<br />
<br />
泥水に浸かる陽炎のけもの見き一瞬昏(くら)めば光学迷彩なす河馬<br />
<br />
水郷の墓域ははつかに水明かり幽体離脱しつつ猫もゐたりき<br />
<br />
壜に充つる乾海鼠(ほしなまこ)睡れ水曜の玻璃戸破れば群羊の日本
冬枯れのプールは水を悉く抜かれた今も魅了し続け<br />
水たまり子供ら石を投げつけてしぶきを避ける遊びをなせり<br />
カルピスを水ではなくて牛乳で割った時こそ悟りの境地<br />
水が怖い狂犬病の犬たちの心の襞は人に分かるか
<br />
この水で傷を洗へばいいんですね 二度確かめてシャツを脱ぎ去る<br />
<br />
脅迫が堂に入つてゐる君はまた水鐵砲を斜に構へて<br />
<br />
切端の夏を集めて驅けていく氣の小ささに水を散らして<br />
<br />
君と僕のがさつく指を磨り合はせ水族館を暗くしてやる
<br />
唐土の蚕豆に合う飲み物は真実という水だけでよい<br />
<br />
<br />
笹先生、並びに投稿者の皆様、はじめまして。<br />
新参者ではありますがよろしくお願いします。
<br />
見上げてる たゆたう水面を ゆらゆらと 冷たい湖底で体育座りで<br />
<br />
額から溢れる汗がいく先の君の白い胸元辺りで<br />
<br />
踵から沁みて入った冷水が脊髄通って脳梁を断つ<br />
<br />
夏の夜 肌を溶かせた 汗でなく 僕らを繋ぐ3ミリリットル
ああ、むごんのままに交差点ぼくたちは水素と酸素にわかれた<br />
<br />
海水のふかみのなかにゆっくりとゆっくりとおとうとは青くそまる<br />
<br />
水のようにぼくのからだのたいはんを占めている君への不可欠<br />
<br />
水面からはねかえってゆく水滴が少女のあおいひとみにうつる<br />
<br />
あきらめた水のようだねぼくたちはまっくろな深みへとながれて<br />
<br />
◆もともとは何もなかった場所にいま 川は引かれてぼくは生きてく<br />
<br />
◆満たしたい気持ちだらけの水として きみのかたちにそってながれる<br />
<br />
◆市長の手「水の都」の冠が浸からぬようにあおいそらへと<br />
<br />
◆お祭りで救ってやった赤い子が水の中からバカバカという<br />
<br />
先に投稿した二首と、その改作一首+二首の計五首です。どうかよろしくお願いいたします。
<br />
公園の噴水四方(よも)から噴きあがり「我」という字を空に描きつ<br />
<br />
浜辺にてワンショルダーの水着きた男が夏をさきどっており<br />
<br />
銀色のビキニ姿の水死体どこからみても銀次ふうなり<br />
<br />
蛇口からおちる水滴一匹のカエルの背中にあてつつ夜明け
<br />
以上で五首です。よろしくお願いします。
<br />
サバンナの水のほとりに棲んでいた二足歩行者イヴの旅立ち
<br />
もし僕が河童であれば水着からしたたる水で生きていきたい<br />
<br />
ピカピカにひかった君を僕の手で競泳水着に押し込んでやる<br />
<br />
ささやかな水鉄砲にて君の奥射ぬいて今は川の字に寝る<br />
<br />
もう少しのがまんだからね紫陽花に夏の終わりの水をやりつつ
<br />
初めまして、河内碧(かわち あおい)と申します。<br />
ものを書くのが好きで、この名前はいわゆるペンネームです。<br />
<br />
物語を考えるのも書くのも好きですが、歌を詠むのも好きです。<br />
数年来、評価をしてくださる方を探していまして、笹先生のこちらのブログに辿り着きました。<br />
<br />
新参者ですが、よろしくお願いいたします。
<br />
真夏日に「水の江瀧子」と唱えれば冷気充ちきて鳥肌立てり<br />
<br />
ヨーヨーの中で跳ねてる水だったファーストキスに高鳴る胸は<br />
<br />
水あめで固めたりんご突き刺さる夜店に香具師のオブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ<br />
<br />
なまぬるいプールの水に<渡辺のジュースの素>をぶちまけた夜<br />
<br />
鯉さまよう姿映れり水面にも妹の目にも冬の風にも<br />
<br />
水底に落ちてもとぷんとまた浮上してくる君似のグレープフルーツ<br />
<br />
名も知らぬ男のにおい残りてし 水さえ我にまとわりつく朝<br />
<br />
水色のシャツに糊かけアイロンす 口紅の跡はもうありません
<br />
終わりなどないと思った水道の水とあなたの好きの気持ちに<br />
<br />
竹筒の水ようかんを押し出して本当のこと告げようとする<br />
<br />
すくってもこぼれる水は限りなく八月にまた爆弾が降る<br />
<br />
御巣鷹の峰に蛍が舞う夜はあっちの水の苦さを思う
<br />
弾みみたいに告げていたはつなつの午後炭酸水の泡がはじけた<br />
<br />
湯気で白む視界にひとつだけ映る石鹸水に浮かんだ七色<br />
<br />
ひとごみに紛れて君の袖を掴む水あめごしに花火がにじむ<br />
<br />
水面を滑る光を追いかければ一粒ごとに反射する砂
<br />
生まれつき水の星座のせいだから いつも窒息させてごめんね
<br />
ハイヒール放り投げたら靴擦れの水膨れ撫でて噛んだ唇<br />
<br />
脈を止め呼吸もせずに沈み行く指輪が一つ水槽の中<br />
<br />
水田に浮かぶアメンボ青空の雲の切れ間を縫ってお散歩<br />
<br />
<br />
<br />
締め切り日を勘違いしていて駆け足での投稿となってしまいましたが、今回も宜しくお願いします。
<br />
<br />
<br />
はじめまして。地球人と申します。<br />
このブログのことは最近知ったのですが、より添削をして頂きたいなと思い、投稿することにしました。<br />
稚拙な者ですがどうぞよろしくお願いいたします。
<br />
人口の天然水を餌として都会を生きるらくだ一匹<br />
<br />
水晶にこめた祈りが化膿して呪いになるのをただ待つ満月
<br />
網戸には水のレンズが残されて夕立がまたひとつ終わった<br />
<br />
ながいこと水底にいたものばかり博物館でわたしを囲む<br />
<br />
噴水がおおきくてちかづけなくてきゅきゅっと鳴いたきりのサンダル<br />
<br />
カワセミを見たからきょうは水面にお腹をぶつけないでとびこむ
浴室で曇りを取れば現れる水木しげるのメガネの男<br />
未確認巨大生物っぽい影が水平線のちょこっと下に<br />
もう一人ジャージ姿がローソンの水銀灯に誘われてきた<br />
ジミヘンに合わせて鯔が水面に作る波紋を数えています
<br />
ほろ苦き泡立つ水に喉鳴らすそんな未来が来るとも知らず<br />
<br />
下駄箱の茶緑色の水面から顔を突き出しわれを迎える<br />
<br />
水よりも氷が重い世界ではペンギンたちも深海に棲む<br />
<br />
水の上走ることもできたはず20年経ちメタボに沈む
<br />
ノラ猫を水鉄砲で退治して化けて出られておねしょしちゃった<br />
<br />
斉藤史は男ではなく女だと知った日に飲む水の冷たさ<br />
<br />
「クマとしてできるかぎりはやってみる。水はだいじょぶ。シャケもとれるし」<br />
<br />
あまね そうと申します。2回目の投稿です。よろしくお願いします☆
<br />
懸命に水飲む音の続きおり風も緑もぬるき真昼に<br />
<br />
鼻先に水滴ふたつ光らせて小屋の陰から犬駆け寄りぬ<br />
<br />
坂道に沿って流れる水路より今朝玄関に沢蟹が来る<br />
<br />
飛び散った体温計と水銀の球がつくりし異界にひとり<br />
<br />
以上、よろしくお願いします。
<br />
水鉄砲ソルジャーとしてブラウスは敵だと育てられた少年<br />
<br />
夏の夜は防水加工されていてきみの心もはじいてしまう<br />
<br />
水風船まみれのシャツを着たままの転校生の能力は火<br />
<br />
さびついた蛇口にふれる手のしわに邪馬台国の水が流れる<br />
<br />
月火水木金土日冥 二千六年からの逆襲
<br />
ケータイを水に沈めてあの夜の甘き言葉も波紋に送る<br />
<br />
水底にヘドロまみれてひとしれず朽ちる二十一世紀のオフェリア
<br />
・せせらぎの水の音やさしい浅野川ときどき荒れる女川なり<br />
<br />
・水の音に母の胎内思い出す私の中にも大海がある<br />
<br />
・三重苦乗り越えて今彼女からあふれる言葉は水流のごとく<br />
<br />
・海のない埼玉県のソーダ水荷物を乗せたトラック通る
<br />
もう誰も傷つけなくてすむ部屋で炭酸水にひたす舌先<br />
<br />
*遅れてしまって申し訳ありません。
<br />
笹師範、お久しぶりです。<br />
遅れてしまって申し訳ございません。
<br />
西陽さす卓袱台の上に置いてある水蜜桃は明子の香り<br />
<br />
夏の日に水平線を見に行ったオレンジ色の電車をさがす<br />
<br />
かき氷溶けてしまって紅色の水だけ残る祭りの終わり<br />
<br />
真夜中に姉が見つめる水鏡 楳図の描く少女をうつす<br />
<br />
オール漕ぐ音しかしない初デート暗い水面を見つめるばかり<br />
<br />
透明なペットボトルの水を飲み広島行きのチケットを買う<br />
<br />
夏の日の歩道の上に横たわる蝶に夕立降り落ちてゆく<br />
<br />
目を開けてあかりの灯らぬ部屋の中シンクに落ちる水音を聞く<br />
<br />
上向きに蛇口をひねり水を飲むあの日の君の残像を追う<br />
<br />
水中で呼吸できない僕たちはアクアリウムの中を漂う<br />
<br />
水上の花火を見つつ繋いでた右手の熱さを忘れられない<br />
<br />
溶けだした水性ペンの青い文字君の気持ちは見えなくなって<br />
<br />
夕立の初めの一粒落ちてくる麦藁帽のほつれたつばに<br />
<br />
鏡台の香水瓶を開けるとき祖母の秘密は風の中へと<br />
<br />
※遅れてしまい、すいません。よろしくお願いします。
<br />
一本入魂です。<br />
お粗末ですが、よろしくお願い致します。
<br />
色つき水よと嘯いて飲み干す姉の痙攣は黄色人種の舞踏なりけり<br />
<br />
木と火と土と金と水を五指に揃えて乱杭歯鳴らす宵時沼から白い掌<br />
<br />
腐り水流れる肉へ肉体の肉でありつつ肉であれ肉肉しいも肉の夜
<br />
ヒタヒタの冷えたジョッキは汗をかきハイドロプレーニングでつつつ<br />
<br />
水と水 朱でまぐわれば赤く燃ゆ 果てし渇きに再び水を<br />
<br />
飲んでみる一息ついて三度飲むされど浮かばず南アルプス
<br />
のどの奥柔らかな膜の水分を蒸発させて夫は眠る<br />
<br />
旋律としてその場所は空けてある 水金土火木土天海・・<br />
<br />
シャンプーに加えた水に気付かないあなたは私の水を知らない<br />
<br />
七十パーセントの水を失って父は土へと還っていった<br />
<br />
人間になりたいと願う若かりし水原弘のアブラの涙<br />
<br />
ポジティブになれる 温水洋一が俳優目指した日々を思えば<br />
<br />
哀しみが貯水タンクを満杯にして除湿機は静かに止まる<br />
<br />
水色のブラの出番は少なくて夕立ちが来たらずぶ濡れになる<br />
<br />
万博の入場案内ロボットは水谷豊よりもなめらか<br />
<br />
(大変遅くなりまして申し訳ありませんでした)
アウトなら、スルー願います!<br />
<br />
マジックと笑顔のひとつもあればいい言葉はいらない水森亜土に<br />
<br />
そうとしか生きられないから苦いんだ少女の桃の天然水は<br />
<br />
渋谷には少女の涙だけで鳴る水琴窟が2か所あります<br />
<br />
人妻の乳房に歯を立てたくなって水風船につき立てる針<br />
<br />
拉致された命の重さを量りつつかの国にまた立つ軽水炉
<br />
生命の神秘の聖母(マリア)が身籠っても羊水の中に私はいない<br />
<br />
「付き合う」は愛と言う名の毒入りの水を飲み続けるということ<br />
<br />
水面(すいめん)はあの時堕ちた真っ黒な鴉の色だけ忘れずにいる<br />
<br />
幸せは水辺にはなく海のように広いクローバー畑にもない<br />
<br />
◆<br />
お久しぶりです。御厨です。<br />
遅れてすみません。よろしくお願いします。
「念トレ」の紹介文をTBさせて頂きました。<br />
笹短歌ドットコムの一層のご繁栄、<br />
そして師範と投稿者の皆様の益々のご活躍を<br />
かげながら御祈念申し上げます!
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旅先の川<br />
潤ひは国に遍く広がりて流れる水ぞ清らかに澄む<br />
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友人<br />
蛙鳴く田辺に座りて語らえば月照る夜に冴える水の音
よろしかったら、入れてくださいますよう…お願い致します。<br />
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・じんじんと咽喉(のんど)をまさぐり降(くだ)る水わが体内の何処を旅する<br />
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・街をゆく金魚のようなお姉さん色水遊びは卒業したの<br />