四月の海へ
作・かんな
木蓮のような日傘を傾けて少女は春の終わりを歩く
残るのはハマボウフウと六月の雨と止まったままの時計と
早すぎる春の別れに薄紅のスイートピーはふるえ続ける
花びらの形に涙は切りとられ四月の海に向かうのでしょう
色褪せる押し花のごと思い出の輪郭だけが今は残って
タイトルと選・笹公人
お題「花」
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