2012年02月17日

ついに復活! 笹短歌ドットコム

sasa-7.gifおひさしぶりです!


kanta_02.gif復活おめでとうございます!


sasa-7.gifありがとう!
大義名分ができたし、
ブログ消滅とともにフェイドアウトできるかな〜
なんて思ったりもしたんだけど、
親切な有志たちが
「何かやれることはありませんか?」
と声をかけてくださって、
あれよあれよという間にブログが復元されたのでした。

kanta_04.gifまだやれってことですよ。

sasa-6.gifかもね……。
その親切な有志とは、
かんちゃんこと神定克季さんと
鶴太屋さんです!

神定さんは、移植の大部分の作業をやってくださいました。
鶴太屋さんは細かいデザイン修正などをやってくださいました。

おかげで、笹井宏之くんの投稿作品を含む
みなさんの貴重な作品&コメントも残りましたし、
その点ほっとしています。

かんちゃんさんと鶴太屋さん本当にありがとうございました!!

kanta_07.gifありがとうございました!!


sasa-6.gif新しいブログは顔のアイコンを出す作業が
ちょっと面倒くさくなったので、
カンタくんの登場は減るかもしれないけど、
そのへんご了承ください。


kanta_06.gifえ〜っ!!
がんばりましょうよ!


sasa-3.gif最初はアイコンなしでいこうと思ってたんだから、
残しただけ感謝せい。


kanta_09.gifはい。


sasa-5.gif「枕詞」の総評もUPしようと思ったのですが、
原稿が入っていたパソコンを修理に出してしまったため(液晶が割れました)、
総評は次回とさせて頂きます。


今日はイベントのお知らせです。



2012年3月3日(土)

詩歌梁山泊〜三詩型交流企画

第2回シンポジウム「詩型の融合」

午後0時30分開場 午後1時00分開演(午後4時終了予定)

日本出版クラブ会館 鳳凰
http://www.shuppan-club.jp/

料金: 2,000円 
終了後に午後4時より同会場で懇親会有(6,000円(税込)要予約)

1部 基調講演 藤井貞和

2部パネルディスカッション

「詩型の融合〜かたちはどこにあるか」
藤井貞和、対馬康子、筑紫磐井、笹公人、江田浩司
司会 森川雅美(予定)

☆席に余裕はありますが、できる限りご予約をお願いいたします。

お問い合わせと予約は、下記にお願いいたします。

懇親会は予約制です。

〒168-0064 東京都杉並区永福4-24-9 森川方
「詩歌梁山泊〜三詩型交流企画」

メール masami-m@muf.biglobe.ne.jp
ウェブマガジン「詩客」http://shiika.sakura.ne.jp/からも予約できます。




3月10日(土)13時10分〜

茂吉を語る会

江戸東京博物館 1階 学習室
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/

30分レポート「萬軍」の成立 秋葉四郎

シンポジウム「茂吉から学ぶもの」

コーディネーター・藤原龍一郎
パネラー・奥田亡羊、笹公人、石川美南

会場費:1000円




3月14日(水)

「Haiku Bar」第二回 堀本裕樹句会ライブ
に、笹公人がゲスト出演します!

http://horimotohaiku.blog110.fc2.com/blog-entry-138.html

【概要】
開催日:2012年3月14日(水)20〜22時(19時30分開場)
場  所:THREE THREAD(四谷)

参加費:3,500円(1ドリンク・軽食付き)
軽食は特製カレー/ボロネーズ/フィッシュ&チップスより1つお選びいただけ
ます
定  員:先着25名


ぜひ気軽にご参加ください!


sasa-6.gifあと、10月から

「未来短歌会」の選者をやらせていただくことになりました。

世も末なのかアセンションなのかこの展開にはびっくりしましたが、
13年間コツコツ精進していたところを認めて頂けたのでしょう。
ありがたいことです。

大変な仕事(こちらも無償奉仕)で、責任重大ですが、がんばりたいと思います。
このブログの作業よりは楽かな、と思っています。


sasa-7.gif本格的に短歌をやりたい方、メールをください。

いまなら旗揚げメンバーとなります。
ぜひいっしょに魅力的な場を創っていきましょう!

よろしくお願いいたします!



次の記事が出るまで、
こちらの記事などを読んでお待ちください。


sasa-4.gifよろしく哀愁☆

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2012年02月01日

かんなのうた 第16回


四月の海へ

作・かんな


木蓮のような日傘を傾けて少女は春の終わりを歩く



残るのはハマボウフウと六月の雨と止まったままの時計と



早すぎる春の別れに薄紅のスイートピーはふるえ続ける



花びらの形に涙は切りとられ四月の海に向かうのでしょう



色褪せる押し花のごと思い出の輪郭だけが今は残って



タイトルと選・笹公人

お題「花」
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酒井ファンタジーセンター 第8回


骸骨が咲いてゐる

作・酒井景二朗


少年のはにかむやうに咲いてゐる冬は骸骨だつた紫陽花



病院の事務職員がつきつける厚い書類はチューリップ色



咲きほこる皐の下に開けられた目白一羽の爲のトンネル



うつむいて咲くのが菫 うつむいてゐてはならない我ら人類




タイトルと選・笹公人

お題「花」
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酒井ファンタジーセンター 第7回


アトムの遺骸

作・酒井景二朗


「死んでやる」そんなルージュの傳言が酸をかけても消えてくれない



圓鏡の藝風だねと言ひ乍ら輕い自虐を分け合ふ僕ら



千早振るカミオカンデの靜水に沈む鐵腕アトムの遺骸



そんなにも眞正直で疲れないか?夜に鏡にささやいてゐる



アリス、もう君を待つ者ことごとく消えてしまつた鏡の國だ



タイトルと選・笹公人

お題「鏡」
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鶴太屋劇場 第32回


狂院の桜鯛

作・鶴太屋


ひまはりの首断ち切れば耳もとに氷のきしる氷河の呼びごゑ



さるすべり夏空占めて輝けば頬を掠めて黄金(きん)のクラゲよ



茄子の花むらさき零す夏の光(かげ)露とばかりにいちにんの訃



夏色の少年兵のゑがほなどピンで留めおけ高きたかきカンナ



青き菊を風に挿したり鉄にほひわれの骨壺歌ひだす日に



断弦のギター炎やせよ狂院の桜鯛煮(た)く死後のキッチン



師の墓の侘助椿ふるふると淡墨(うすずみ)の風に怺へゐるのみ



紅梅の一輪冱える羞(やさ)しさに雪明りするこの傘の中



タイトルと選・笹公人

お題「花」

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鶴太屋劇場 第31回


火の鏡

作・鶴太屋


曇り日の鏡に沈む海鼠かな愛をむさぼるその虚無の口



冬の鏡に枯れ蔓つたひ鷹睡るこの生命の愛(いと)しきろかも



鏡のごとき春の泉に膝折れば惑ひの水精もいつしか水仙



女鳥羽川、寒の流れの泡寄せる泉鏡花を読みそめて冬



火の鏡に数瞬の夏封じこめオリーヴの実を眼に埋づめ去れ



合はせ鏡の無限にわれら遠ざかり夢幻の桃を欲る終身刑



夏の鏡に髪梳(と)く乙女 兄われに薄紅色の雨ひとしきり



われらが祖(おや)の霊は満ちたり係累の血の鏡から虚無が滴る



タイトルと選・笹公人

お題「鏡」
posted by www.sasatanka.com at 06:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 鶴太屋劇場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする