どうも笹師範です!
なにかと忙しく、今回も予想以上に遅れてしまいました。
まずは、お知らせから。
12月19日(日) 午前6時〜
教育テレビ「NHK短歌」(司会・東直子さん)
に出演します!
再放送は、
12月22日(水) 14時30分〜
です。
姉弟子(岡井隆門下)にあたる東さんとの共演です。
ぜひご覧ください!
今回はコスプレじゃないんですね。
司会の濱中アナウンサーにもご挨拶するなり、
「今日はレイザーラモンHGの格好じゃないんですか?」
と聞かれて、いまだに
語り草になっているのかと驚きましたよ。
根深いですねぇ……。
ところで写真右の師範の左手を避けているマイケルさんはいまどこに?
知らナイケ〜ル(懐かしい……)
ということで、ぜひご覧ください!
ひさしぶりに、
みなさんにおすすめしたい短歌入門書に出会いました。
栗木京子さんの
『短歌をつくろう』(岩波ジュニア新書)です!
前作『短歌を楽しむ』(岩波ジュニア新書)よりも、
さらに実践的で、わかりやすい内容になっています。
「桃太郎」を短歌にすると
「吾輩は猫である」を短歌にすると
などなど、栗木さんならではの
オリジナリティあふれるコーナーもあっておもしろいです。
そのまま授業でも使えそうなので、
中学・高校の国語の先生にもおすすめしたいです。
前作にもあった空欄に言葉を埋めるクイズもますますおもしろいです。
光栄なことに、小生の拙歌も問題に使われています。
・君からのメールがなくていまこころ【 】より暗し
(笹公人『念力図鑑』)
カンタくんならどんな言葉を当てはめる?
う〜ん……まったく思いつきません。
その前に、おまえ助手のくせに
師範の第二歌集すら読んでないのかよ!
すみません!
お小遣いが厳しいもんで……。
小遣い制だったのか。
この本が出た5年前は、もっと景気がよかったはずだけど……。
まぁいいや、答えを知らないならちょうどいい。
栗木さんは、こんなヒントを書いています。
メールを送ったのに返信してくれない君。
忙しいの? 病気なの? それとも嫌いになったの?
と悩みながら、心はどんどん重くなってゆきます。
どっぷり沈み込んだ心は、どんなものより暗いのでしょう。
暗い状態をいろいろ思い出してみてください。
「宇宙に満ちる闇より暗し」「底なし沼の色より暗し」
「停電をした夜より暗し」 「お化け屋敷の闇より暗し」
など、恐ろしげな空間を想像することができます。
「原始時代の闇より暗し」 も面白いな、と思います。
さぁ、どうだ?
うーん、じゃあ……
「海老蔵のいるバーより暗し」
ふざけんな!!
テヘ。すみません……。
これ書いた当時は「海老蔵」じゃなくて
「新之助」だったんだよ!
そういうケアレスミスはダメだろう!
怒るポイントが違うでしょ!
では、答えを発表します。
答えは、
【平安京の闇】
でした。正解者に拍手!(コンピューターの声で)
・君からのメールがなくていまこころ平安京の闇より暗し
(笹公人『念力図鑑』幻冬舎)
でもこれ、難易度高すぎでしょう?!
正解した子がいたら逆に怖いですよ……。
たしかに……。
生徒:「は〜い先生、わかりました! 【平安京の闇より暗し】で、どうでしょう?」
先生:「マサシくん、正解!」
なんてやりとりあったら不気味だよなぁ。
もう霊視のレベルですよ……。
たしかに守護霊さんに聞いたとしか思えない。
とはいえ、勉強になる楽しいクイズですね!
他の問題も出しますので、
正解を知りたい人は、本を買うか、
作者に問い合わせてみてください(迷惑だと思いますが)!
【 】のような頭を傾けてうんと考えいるなりわが子は
(中川佐和子『海に向く椅子』)
バック・シートに眠ってていい 市街路を【 】のように走るさ
(加藤治郎『サニー・サイド・アップ』)
【 】のごとく差し出す履歴書の写真の顔は天井を向く
(松村正直『やさしい鮫』)
まだ正解を知らない人は、思いついたら、
ぜひコメント覧に書き込んでみてください!
では、「総評」にまいります!
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まずは、富田林薫さんです。
・何時までも卓球少年あの娘にはシェイクの仁って呼ばれたぜ
(富田林薫)
・最強の稲妻サーブ繰り出せばバレーボールの引っ掛かる屋根
どっかで見たような歌だけど。
・おそらくは崩れゆく砂と文芸部のテーブルに残される一片の詩
・卒業式の夕やみに紛れ外されるシャア同好会の部長のマスク
・落下物ご注意下さい。たった今弓道部が秋空を射抜きました
この歌はいいです。
今回とてもよかったです。
僕の短歌講座などがあると必ず参加してくださる富田林さんですが、ここへきてその成果が出ている感じです。
ブログをおもしろくするためには、また講座をやらなきゃダメなのかなぁ……。
来年はやるかもしれません。
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・柔道部の畳を借りて正座する袱紗さばきが決まる茶道部
(手乗り文鳥)
・肩ごしに先輩のぞく気配して夕日の色に染まる自画像
相聞歌でしょう。
夕日の色に染まった自画像が暗示的です。
情景が浮かんできます。
・ばあちゃんを背負って裏山上り下りワンダーフォーゲル自主練習中
・力石とジョーの腕(かいな)が交差する腕相撲部の勧誘チラシ
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・蛇口から飲む水さえも甘くなる ダッシュ10本終えた後には
(小野伊都子)
わかる。
・夕陽へと蹴りこむシュート 揺れたのはゴールネットじゃないと気付いて
うまい。
・手紙部をつくりませんか メンバーはきみと私のふたりきりです
・映研の部室フィルムに閉じこめたふたりが今日もはじめて出会う
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・サッカー部元女子マネで集まればエッコも由美も翼のママで
(山口ヤスヨ)
なるほど。
「キャプテン翼」世代。
・封印を解いてチア部のユニフォームで、最終面接の君にエールを
・吾の代でつぶしてなるか演劇部ひとり芝居でやる「飛龍伝」
おもしろい。
「飛龍伝」が効いてる。
・凹んだら腹式呼吸で言ってみる「あえいうえおあお」さあ前を向け!
・手芸部に初めて男子入った日、顧問女教師の白髪染め匂う
「、」はいらないです。
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・ピッチャーの汗もバッターの視線も見える文芸部室の小窓
(価格未定)
・肌色がうまくできないことにして貴方と二人きり美術室
・サッカーがもてるんじゃないイケメンがもてるんだってわかってたのに
Jリーガーになれば、話は別かと。
・もう僕は戻れない女子テニス部の太ももを見るだけの日々には
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・フルートの音色聴き入る放課後の私の席は白昼の海
(中森つん)
・野良ゆえの行くあてのない帰り道ひたすら伸びるまっくろくろすけ
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・暮れなずむ学園世界巴投げ 心の帯は何色ですか
(飯田和馬)
・いつ来ても部室で寝てる先輩のカバンにのぞく赤本の赤
・塾帰り素振りをしてる山崎に会う。山崎は大人の顔だ。
・試合後の高校生ら帰り行く 汗なきメガネの一日想う
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・噂では浪人クラブと呼ばれてる進学校の熱血ブラバン
(螢子)
下の句は、ふつうに
「○○高校ブラスバンド部」
としたほうがいいです。
・腹筋とランニングしてもう三月文化部なのかよ吹奏楽部
・額縁のような窓もつ部室にはレンブラントの光ひとすじ
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・モテたくて買ったギターは赤色で3万円の青春価格
(きたぱらあさみ)
「青春価格」がよかったです。
・サッカー部主将の背中追いかけし我のスカートひるがえるなり
・片想い部部長です 真夜中にラブレターとか書いちゃってます
・ほんとうはきみのこと好きだったんだ部室の壁に彫ったイニシャル
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・フォルテシモ 硝子が割れやしないかと怯えてもいた 試してもいた
(喜楽熊)
・映画観たようにアナタが涙拭くために私は負けたんじゃない
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・七月の潮騒を背に先輩のパレットへウルトラマリンをしぼる
(カー・イーブン)
・二学期になって一度も部に来ない和也へ駆け出しそうなスパイク
青春短歌ですね。
・帰宅部のエースを自認してたころ疑わずいた帰るべき家
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・放課後のドアをあければ匂いたつ絵具まっすぐ君の背を見る
(高松紗都子)
・八月の果ての空気を知っている水泳部員が絵のなかに棲む
・恋をする水に絵具を溶くように水泳部員と美術部員は
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・いいことが少し続いたくらいではまだネガティ部を退部できない
(魚虎)
うまい。
・巨人軍のテーマばかりを奏でたるブラスバンドの夏は短し
「短し」は説明的です。
「夏が去りゆく」
くらいにしたほうが詩的な広がりが出ます。
・出し抜けに目の覚めるような自殺点決めてしまえるお前が憎い
「憎い」まで書く必要はないです。
・グランドの土持ち帰る球児らのごとく駒場の芝持ち帰る
魚虎さんは、オチをつけたがるというか、
言いたいことを全部言おうとする癖があるようです。
どこかに謎を残して、一番言いたいことをぐっと抑えて、
あえて「匂わせる」くらいにとどめましょう。
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佐藤東吾 改め 不動哲平さんです。
・ベランダの蒲団のまえに腰しずめ元テニス部がきかすスナップ
(不動哲平)
「腰しずめ」という描写がよかったです。
右手には蒲団叩き。
主婦界の伊達公子です。
・ケータイをとりあげた担任が恋文代書部のおもいで語る
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・部活動対抗リレーを駆け抜ける剣道部員の袴の藍よ
(鯨井可菜子)
剣道部員は目立ちそうですね。
・学ランでソロ吹きしこと「どや顔」という言葉まだなかったころの
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・キノコ部の部室に生えるベニテングタケの数だけ部員消えゆく
(猫丘ひこ乃)
・放たれて鳩も卒業奇術部のシルクハットが空を舞うとき
この歌はおもしろかったです。
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・面金の向こうに気迫押し返し竹刀に響く小手の手応え
(黒髭)
・剣道をはじめたきっかけくれたのは武蔵ではなく六三四の方で
・冬寒く春秋厳しく夏臭い剣の道とはかくも険しき
「春秋厳しく」が弱いですね。
再考を。
・青春は帰宅部にこそありなんて嘯いていた空っぽの春
・憧れのピッチャーマウンド踏みしめてボールを握る夜の校庭
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・ジャズ部にはいかした彼のエレキギター今白髪(はくはつ)のロックンローラか
(おはぎ)
・オルガンが十台並ぶ音楽部まともに鳴るはたったの二台
たしかに鳴らないオルガン多いですよね。
昭和の話ですが。
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・相撲部の新人木村 誰もいない土俵で軍配素振り百回
(かんちゃん)
・半刈りでハンガリーに行く美術部のアートパフォーマンス成田で終わる
・甲子園への夢捨てしOBのグラブ部室で冷える厳冬
厳冬は、
「3月」とか
具体的な月にしたほうがいいです。
・いじめっ子の風刺画校庭一面に描きし美術部員は君か
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・カバディ部
カバディの声出しだけで沈み行く夕日の中に浮かぶインディア
(蜂谷希一)
・サークルの輪に入れないやつばかり集まるサークルでも独りきり
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・ノールックパス出すときの不器用なポーカーフェイス たまらなく好き
(小林ちい)
・発声で始まる練習 君を呼ぶように、遠くの君を呼ぶように
・演劇部というだけなのに日常のすべてが嘘のように見られた
・傷付いた顔は演技でごまかせる(昨日のエチュードを思い出せ)
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・目に見えぬロープが君を跳ね返すプロレス同好会の死闘は
(船山登)
・デパートの就職率は群を抜く包装研究会の手さばき
・ほとんどの部員がラジオ体操部にも所属する乾布摩擦部
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・放課後の廊下で腹筋する君を不本意ながら見下ろして行く
(たちはらそう)
・帰宅部をファンファーレにて送り出す君に僕らは何を贈ろう
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・文芸部あかずの棚に隠された走れメロスはBL仕様
(文月郁葉)
・廃校の校舎はまれに真夏日の球児の声のまぼろしを聞く
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・「いい加減、夜のクラブ活動やめろ」 うまいこという息子は野球部
(壮太)
・ブラバンの部室の床は濡れていて ツバキだらけとひとは知るまじ
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・帰宅部は野良猫なで部になりましたミルク片手に河原集合
(岡本雅哉)
・演劇部女子の告白昼休み渡り廊下に響きわたって
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・校長の不倫疑惑をすつぱ抜き号外ビラを撒く新聞部
(山城秀之)
・全世界めぐる肉筆回覧誌ガリ版にこだはる文芸部
・泣きながら持つて帰つてきた砂が部室で日増しにふえる野球部
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・野球部のエースにふられハンカチを恋のリングへ投げるいもうと
(みうらしんじ)
・落日に向かって走るランナーをめざす陸上部の補欠たち
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・林業部チェーンソー実習ジェイソンのマスク付け木を切り倒して行く
(黄乃タロウ)
・神秘研究部部長アキ子が子を孕み処女懐胎と言い張り続ける
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・大宇宙クラブの部室見つからずブラックホールと命名される
(野比益多)
・一丸となって闘うバレー部の部長はのちに教祖となった
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灰皿とテキーラと1首劇場
・溶けきれぬポカリスエットカタカタとちひさく鳴りて予選敗退
(穂ノ木芽央)
・青空をはんぶんに分ける方法を知った 弓道部だったあの日に
(逢)
・弾道が予測できないシュート打つ地図を読めない女子サッカー部
(帯一 鐘信)
・シシャモ足率が意外と高いのです。バドミントン部はバスケ部よりも
(川瀬のぞみ)
・息荒く君と回った運動場 さよなら僕のメリーゴーランド
(西畠勇氣)
・へたくそなトランペットがパープーと欅の葉影を揺する朝練
(須田まどか)
・湯気を出し走る冬の日あの角で少しだけ見えていたテニス部
(佐々木優)
・ファミレスのドリンクバーで打ち上げた学祭のあと冬がはじまる
(高橋徹平)
・きゅうどうぶいっぽんのやにひとすじのねがいをこめてしせいをただす
(夕夏)
・こんな日のサードは寒い 日差しすらしっかりわたしだけを外して
(しまやまひかる)
・ライパチの股のトンネルくぐりたるボールに雪の花の舞い落つ
(かわら)
・一回はみんな経験してるはず籠手を使ったロケットパンチ
(薫智)
・友達はチアガール でも、もてるのは、おとなしそうな料理研の女
(女子マネ)
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かんなさんです。
・アルプスにマウスピースが転がって吹奏楽部の夏も終わって
(かんな)
・料理部が家庭科室を抜け出して泡立てにゆく8月の雲
・活動の時間が終わりパレットに美術部員がしまう夕暮れ
・天文部のプラネタリウムに虫喰いの超新星があらわれて春
・終わりのない夏がはじまり帰宅部の二人黙ってぶらんこを漕ぐ
・アベ先輩の張り巡らした結界で陰陽道部に入部者はなし
・雪の日のボトルメールは遠泳部副キャプテンから「しあわせです」と
・砂浜が波にとけてしまっても遠泳部員の午睡はつづく
・校庭にユニフォームを着た君がいてスポットライトのような日溜まり
・地球へとシャトルは還り冬の日のバドミントン部の部室に眠る
まるで地球へと帰還するスペースシャトルが、
バトミントンのシャトルに変身して、
部室のシャトル入れの籠の中におさまったかのような
マジカルで鮮やかな展開がよかったです。
2011年1月23日(日)放送
文化放送「浜美枝のいつかあなたと」
で、この歌を紹介させて頂きました。
・叶えたい願いがあって天文部だけに流星群の降る午後
・「短歌部」が部名変更して春に「TKB31」になります
やっぱり力のある作者だと思いました。
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酒井景二朗さんです。
・あたたかい罐珈琲を抱きしめて天文部員のカウントダウン
(酒井景二朗)
・女子部員のベリーロールの瞬間があるからもつと走れる僕ら
・飴色の夕日に染まる校舎横モアイ部がまだじつとしてゐる
ははは。モアイ部!
・先輩のバッシュをそつと抱きしめる小猿に似てゐる女子マネージャー
これは悪意? それとも褒め言葉?
そのあたり、もうちょっとわかるように
つくったほうがいいです。
悪意の歌だとしたら、採らないところですが。
・さうですよリミックス部の部室ならカンディンスキー色のあれです
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今年最後の「総評」でした!
お疲れ様でした!
今回、1首も採られない人がたくさん出ましたが、
気にすることないです。
苦手な「お題」というのはありますからね。
僕も『サイゾー』とかでまったく興味のないテーマを出された時は苦戦するからね。
12月18日発売の『サイゾー』1月号は、
海老蔵事件がテーマだったから、おもしろく書けたけどね。
ぜひ読んでみます!
では、風邪が流行っているようなので、
みなさん気をつけてお過ごしください。
「優秀作品」の発表も楽しみにしていてください!
よろしく哀愁☆
posted by www.sasatanka.com at 13:52|
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