2010年06月30日

「UFO・宇宙人」 総評




かなり遅れてしまいましたが、
「UFO・宇宙人」の総評です!!


いきなりですが、
師範はUFO見たことありますよね?

もちろん、何度もあるよ。
見たとかそういうレベルを越えてる話もあるけど……。

ぜひその話を聞かせてください!

えー、12年前に河口湖で……
痛たたたた!!

どうしたんですか?

首に埋め込まれたチップが……!

ミッキー・カーチスか!

どうやらその話をしてはいけないようなので
やめておきます。
いつか『ムー』(学研)あたりで披露できればと思います。
先日、ムー編集部にお邪魔しましたけど。

宇宙人に監視されてるんでしょうか……。
でも期待してます!
で、今回の「UFO・宇宙人」短歌はどうでしたか?

まず、ピンク・レディーと焼きそばのネタが多いと感じたね。

そのネタを選んだ時点で世代がわかりますよね。

うん。あと矢追さんの番組ね。
30代以上の人が「UFO」ときいてすぐに思い浮かぶのはその3つですけど、
いまの平成キッズがUFOと聞いて思い浮かぶものは何だろう?
決定版がないような気がする……
と、そんなことも考えました。

たしかに。

それはともかく
今回は、定番のネタから離れた歌に
おもしろいものが多かったと思います。

ツイッター効果か新しい投稿者も多かったです。
作品もいい意味で肩の力が抜けているものが多くて、
新しい時代に突入したかな
という感じがしました。

それは楽しみですね!!

では、まいります!


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まずは、田中落下傘さんです。

・メタボ気味の宇宙人がUFOの中でウォーキングマシーンひたすら走る
(田中落下傘)

・UFOにも流行ありて買い替えは宇宙人の妻財布を握る

・UFOから捨てられた尿が混じる雨降る中を無口で帰りぬ

・UFOの機器の間を掃除する今日も松居棒活躍したり



意表をついた発想でおもしろかったです。
こういう発想勝負のおもしろ短歌は
新聞歌壇とかではまず採られませんが、
うちのBlogではポイント高いです。

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・56億7千万年待っている ミロク星人の過ぎし面影
(メカパンダ)

弥勒菩薩はウルトラマンに似ていますが、
そこからミロク星人という発想に到ったのでしょう。
「過ぎし面影」が効いています。


・ヤマトにはますら男の溢れたり むべスターシアの画像届けば

・ともどちの一人とてなき幼子がベントラーベントラーとつぶやきゐたり

・天津風星の通ひ路吹き閉ぢよ プロメシュームの叫びこだます



ひさびさに旧カナを使いこなせる人が登場しました。
1首目が特によかったです。

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以前、インタビューして頂いたことがある
(SFウェブマガジン「アニマ・ソラリス」にて)
壮太さんです。


・激しさも宇宙規模だぜ俺の愛 お前に向けたプロミネンスさ
(壮太)

・一平方センチの皮膚に幾万の菌を棲まわせむわれらも宇宙

なるほど。


・本当に金がないんかこの国は ブラックホールに見えし省庁

おもしろい。


・夜空にはたくさん動物いるんでしょ お星になって食べられないの


「お題」に呼ばれてやってきたのでしょうか。
宇宙人短歌というよりも宇宙短歌でしたが、
今回は初参加ということで特別にOKとします。

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・裏庭の納屋の二階の暗がりに ほこりと共に眠る円盤
(世杏)

小型円盤? それともオモチャ?


・「宇宙から眺める青が好きだから、守るのだよ」と 彼は微笑む

・昼過ぎの窓辺に遊ぶ円盤は猫パンチでも仕留められない

・いにしえの百鬼夜行に銀色のヤツを見つける古書家の日暮れ

・いつからか空を見上げることもなく金星からの使者にも気付かず



不要な1字あけを直しました。

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・未確認飛行物体「KANASIMI」よ飛んでけ第二宇宙速度で
(佐々木優)

・鈍色の少女の祈り 流星は燃え尽きたライカ犬の死骸

ライカ犬のいじり方が
おもしろかったです。

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・トランジスタラジオに混じる歌声に懐かしい星のパイロット想う
(小野伊都子)

・4歳の夏に飛ばした風船を返してくれた金色のひと

謎めいています。


・五月雨の降る朝きっとスピカではハルジオンのようなひとが生まれる

・飛び立ったエッフェル塔を見送ってトリコロールの夕焼けを見る



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・宇宙基地にもあるという吉野家で君はやさしく温玉を割る
(鯨井可菜子(鯨井五香 改め))

・ゆたかなる髪まさぐれば指先に金属製のタグの冷たく

・彗星の近づきし日に朝食の皿を残して消えた恋人



現代短歌風に「お題」を料理しています。
上手です。

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・深海でひそかに生きる宇宙人やはり地球の水は美味しい
(おはぎ)

・UFOが迎えに来れば老人は進んで乗って社会貢献

UFO×姥捨て山という斬新な発想ですが、
おはぎさんが詠うと、
なんだか泣けてきます。


・母さんは星になると言っていた探し辛いよ月でいいのに


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・あの星の秩序を乱す手始めにヌスビトハギを付けてのりこむ
(たみ)

・砂浜でその足跡は途切れたり振りきりしものは重力のみか


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・「窓の外UFOが来て、気付いたら…」娘(こ)は朝焼けを背に立っている
(山口ヤスヨ)

・新人類なんて呼ばれた日々遠く宇宙語あやつる奴らと立呑み

・〆鯖とブルーハワイを交互に味わう君こそ宇宙人かも


この組み合わせは
想像したくない……。


・火星人襲来がもし明日でも晩のおかずの支度している

・親切で人当たり良い、でも顔が思い出せないアイツは誰だ?



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・人類にそろり紛れたスターボーは使命忘れてその日を暮らす
(104hero)


昭和のPerfumeと再評価されつつある(?)スターボー

104heroさんはスターボーのメンバーの一人と
同じ中学に通っていたとか。
そして、自宅を見に行ったとか……。
人に歴史アリです。
スターボーのみなさん、いまは普通に主婦をやっているのかな?
再結成してほしいけど。


・田舎夏(いなかなつ)逃げられたセミ見上げればスキュンと横切るUFOもをり

・銀色に塗って飛ばしたフリスビー犬に取られて宇宙へ行けず


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・UFOを踊れぬ新入社員らは宇宙人だと真理子は憂う
(ズオウとトラー)

・UFOを仲間と見てたトキワ荘寺田ヒロヲは輝いていた

テラさん、いいよね。


・借金が一千万を超えた日に念が通じてUFO来たり

・「もし君が火星人でも愛してる」言った夫が家を出て行く



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・宇宙から指令出たので失礼と終電ひらり飛び乗った人
(野比益多)


・宇宙船持たぬ貧しき人々が次々降りる6月の糸

・UFOをよく見る彼は押し入れで植物育てPEACEと言うの

・UFOの窓から地球見下ろして思い出してる満員電車



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・突然告げられし別れの訳問えば「ベガに帰る」と彼女うつむく
(虫皮)

・若草をつぶさぬように中空に留まるUFO(ふね)のドア開きけり

上の句が巧い。


・音もなく飛び去るUFO 星空に紛れる刹那3度瞬く

・宇宙人としての地球人として普天間の夜の轟音を聞く



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・ロズウェルと君つぶやけばぬばたまの夜にひんやり浮かぶUFO
(高松紗都子)

・かすかなる羽音に闇が動きだす そこにいるのは天使ではない

・「にんげんはしぬんだよね」とささやいて少女は月夜に5センチ浮かぶ



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・砂浜に字をかくように大きなる指がえがいたナスカの地上絵
(みうらしんじ)

北原白秋の「大きなる手が〜」の歌
を踏まえています。
砂浜に字をかくところは啄木っぽい。


・牛に似た宇宙人から殺処分される夢みる咳しただけで

宮崎在住のみうらさんの時事詠。
悲痛なメッセージが込められています。


・宇宙から来た証しです ぼくたちが燃えつきたあと星になるのは


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・UFOが表紙のムーと週プロを読んでた叔父はフリーライター
(高橋徹平)

おもしろいです。
プロレス団体「UFO」とかけているのでしょう。
そういえば、ついこの間の「週間文春」の表紙(by・和田誠さん)
がUFOの絵で、ちょっとびっくりしました。


・UFOの基地見つけたぜと言う子らを横目に通う進学コース

・「UFOも埋蔵金も信じない方は無理です、株式投資は」



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・夫はもう暗黒面に堕ちている寝息の音がダース・ベイダー
(文月郁葉)

・燃料費高騰につき偵察はGoogleEarthで 宇宙人より


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・UFOが飛んでいたって気づかずに君と二人で春風の中
(蜂谷希一)

・(女など星の数ほど居るという)星に届かぬ地球人です。

うまい。

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・本当は火星人だと叫ぶ兄救急車にて星へ帰還す
(魚男)

・グレイ似の友達の母もグレイ似で我が子のために弁当作る

なんだかわからないけど採っちゃいました。


・ミステリーサークル作り20年朝露濡れる葦の香りよ


ミステリーサークル職人?
そういえば、庭の畑にミステリーサークルができたとふつうに語る女性(「みぎわ短歌会」所属の歌人)に会って衝撃を受けたことがあります。
「甲府事件」でも有名な甲府にはやはり何かがありそうです……。


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・オーパーツ不思議だらけの忘れ物そろそろ取りに来てくれないか
(黒髭)

・名を聞いてココロに飛来したものはあなたではなく焼きソバでした


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・大気圏スペースノイドの夢の縁 宇宙人とは言わないでくれ
(富田林薫)

・狂おしくピンクレディーにすがりつきUFOからが青春でした

・八月のアダムスキーのデジャヴューの手を取り合って少年少女



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・ヴィーナスと言うだけあって金星の女はみんな美しいらしい
(小林ちい)

・「地球人が優しくするのは始めだけ」火星のバーでママを口説けば

・月面のデートもそろそろ飽きたから今夜はあなたの星に行きたい

・UFOの光のようなオレンジの電球だけを残して眠る



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・あぁ君もあの子と寝たのね 首の裏ICチップが埋め込まれている
(加藤サイ)

・男は宇宙人だと主張せし友は二十歳で男を産みぬ

「男とは」にして、字数を合わせるといいです。


・ねえやっぱりやめましょうよと泣く母を制し銀河に祖母を葬る

宇宙葬。

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・不採用通知がなんだ宇宙にはいま存亡の星もあるんだ
(虫武一俊)

そういう励まし方もありますか。


・触角を重ね合わせてすごす夜メタンの海の燃えつきるまで

・裏山にぎんいろのふね降りてくる わたしはわたしをやめられますか



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・星粒をひろいにいく宇宙船にささやかに咲くひまわりふたつ
(はせがわゆづ)

・ゆるやかに発光している円盤が明日のあなたに向かって飛びたつ


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・矢追氏のやおい本さえあるという姉の書棚に社宅がきしむ
(かんちゃん)

・自民党町村議員 黒塗りのUFOに乗り選挙区入りす

・ドラえもんの絵描き歌にてUFOが墜落した日ソユーズが飛ぶ



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・自転車のライトはふわらUFOのように照らすよ僕らの道を
(佐井永)


・教室になじんできたのかもしれず「宇宙人」から「電波系」だと

なるほど。
「ほとんど病気」(by・山本晋也)、「プッツン」
なんて呼び方もありましたね。

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・UFOを目撃したる驚きのポーズで固まりしままの案山子
(魚虎)

・継父の怒号ひびかう食卓でアンドロメダへ思いを馳せる


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・ペロリンガ星人かもよ気をつけて君を妖しく誘うあの子は
(本荘ゆり)

・「『捕まった宇宙人』して」子はせがみ父母と手繋ぎ吊られて笑う


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・こっちではどうもモテないらしいので宇宙人さんさらっていって
(谷川めぐむ)

・「UFOだ!」と言ったときにもUFOを見ないで私を見ていてほしい


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・「宇宙人デスネアナタハ宇宙人デスネ」と迫る 焦るアダムスキー
(起也)

おもしろい。

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・ゆうふぉうってカナシイ声で歌うのは終わった恋を追ってるからよ
(台所のキフジン)

ピンク・レディー「UFO」の歌詞
「地球の男に飽きたところよ」
をかけています。

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ぼくらのアダムスキー型1首劇場


・キャトルミューティレーションに見せかけて生き延びているドラキュラ一族
(ムラサキ・ピープル)


・LOVEというチップを埋め込まれたようだ 世界がやけにぺかぺかしてる
(きたぱらあさみ)


・混血と進化のはたて宇宙人の腹にて生きるわれらの末裔
(かわら)


・UFOも記念写真に参加するスカイツリーの建設風景
(ユーリーボ)


・「TRUST ME」と入力すれば「安請け合い」と出る最新版宇宙語辞典
(アスター)


・見上げても涙はこぼれる ひたすらにつぶやいている「ベントラ、ベントラ」
(しまやまひかる)


・ちちははに手を引かれゆく幼子の黒目がちなるエリア51
(工藤流風)


・もし僕が宇宙人でも笑ったり泣いたり君を好きになりたい
(岡本雅哉)


・鬼が来た。一夜に消えた村落の隠るる子の弁記述に残り
(ユメバク)


・実はこれUFOなんだ渋滞をひとっ飛びしてあなたの胸へ
(伊藤夏人)


・天井を見上げベントラ呟いた休み時間のトイレの個室
(そう蛸)


・未確認飛行物体見た午後の当たりを抜いたスーパーボール籤
(山城秀之)


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あきえもんさんです。

・蒼白き君は記憶の無い夜に孕んだらしい宇宙人の子
(あきえもん)

・ETの手付きで玄関ベル鳴らすハの字眉毛の営業セールス

・たいていは結婚してから気づくものスカイフィッシュがハエだってことに

何か暗示的です。


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異能兄弟さんです。

・エイリアンの涙の味と思いつつ < キューサイ青汁 > イッキ飲みする
(異能兄弟)

・寝たきりの祖母をひねもす監視するUFO(ユーエフオー)のごとき電灯

・木製の宇宙船(スペースシップ)に一人ずつ眠りぼくらは旅立ってゆく

・ケータイを操作しながら自転車にまたがる奴は火星へ還れ

・アブダクションたくらむように背後から音もなく来る電気自動車

・フリスビー追いかける犬の健気さでUFOを追う矢追純一

・丸暗記したる『地球の歩き方』だけを頼りに地球を歩く
 
・「マケナイデ」ッテダレカガウタウアノホシヲメザソウ「ドンナニハナレテテモ」

・酸性雨浴びてふるえる禿頭の小さきグレイ 泣いたら負けよ

・宇宙人のミイラのように立ったまま枯れてしまった向日葵の花

・ブラウン管テレビに映る研ナオコ知ってる僕らUFO世代



「青汁」と「木製の宇宙船」と「電気自動車」と「向日葵」の歌が特によかったと思います。

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酒井景二朗さんです。

・骨董屋遊歩堂にてご主人とひとしきり飮む彗星ワイン
(酒井景二朗)

・新世紀 鷲のマークのUFOがアジアの空を横切つて行く

・オリハルコン船底に隱すタンカーにおほひかぶさるUFOの群れ

・校庭に歪んだ夢を落つことし町燒き拂ふUFOを待つ

・解剖の痕かも知れぬ君のその鎖骨に浮かぶ淡き梵字は

・秋葉原 ガス生物に乘つ取られ全端子から漏れる憎しみ

・屋久杉を宇宙人とも呼んでみる 叡智はいまだ語られぬまま

・宇宙人とても所詮は人なれば芳賀書店にてお會ひしませう


こりん星?


・宇宙人だからこんなにいぢめられるのかと母に訊いた夕空

泣けます。


・校庭に殺戮裝置、肌の色違へど同じ眼鏡が二人

・宇宙人どもよ即刻去りたまへ地球の價値は地球が決める



酒井さんらしくて、よかったですよ。

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お疲れ様です!

「名古屋短歌大会」の選歌で
3000首以上の歌を読んで、
力作揃いだったゆえに疲れ果てて、
しばらく短歌は読みたくないという心境に陥っていたのですが、
「UFO・宇宙人短歌」は予想以上におもしろい歌が多くて、
逆に元気をもらえた感じです。

最近は変わった「お題」でも安心して読めるので、
レベルが上がってきている証拠ですね。

ライトで読みやすいというだけではなくて、
裏に深いテーマを秘めている歌も多かったので、
そのあたり頼もしかったです。

では、優秀作品の発表をお楽しみに!!

よろしく哀愁☆
posted by www.sasatanka.com at 05:33| Comment(10) | TrackBack(0) | 総評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月13日

開設4周年記念特別企画

というわけで、
遅ればせながら4周年記念企画です!!

遅いよ!!

いや〜この作業、
「総評」の何倍も時間がかかりました。
向こう岸が近くに見えるから泳いでみたら、実はめちゃくちゃ遠くて、
途中で引き返すに引き返せなくなって溺れそうになりながらも
必死で泣きながら泳ぎきった……
そんな心境です。

わかるような、わからないような……。

マイペースな人間と見られがちな笹師範ですが、
今回は背中にプレッシャーを感じていたのですよ。

そうでしょうねぇ。これだけ待たせれば。

壁際に寝返り打って背中でプレッシャーを感じていたんですよ。

往年のジュリーか!

募集期間にコメント欄を眺めているときは凄く楽しかったのですが、
まさかこんな試練が待ち受けていたとは……。

う〜ん、わかります。

票数と票を入れた人の名前と選んだ人の選評コメントの一部をご紹介します。

今回の企画、39人の方が参加してくれました。
お忙しいなか参加してくださったみなさん、
本当にありがとうございました!!
大変だったと思います。
メッセージもありがたく読ませて頂きました。
感謝を込めて、票が入った作者一人一人に
紹介文か歌へのコメントを書かせて頂きました。

数え切れない歌の中からたった4首を選ぶという企画で
自分の歌が選ばれたみなさん、おめでとうございます!
このうれしさをバネにして、
ますますいい歌をつくってわれわれを楽しませてほしいです。

念のため書いておきますが、
票がたくさん入ったからといって、
それが優れた歌であるとはかぎりません。
たとえば歌会では0票だった歌がのちに「秀歌」と呼ばれるようになるなんてことはザラにあります。
なので、自分の作品に誰からも票が入らなかったからといって、
落ち込む必要はまったくありません。
笹師範・選で予選を通過したというだけで最高じゃないですか。
入選したならなおさらです。

自分で言いますか……。

ちなみに僕は歌会で師匠の岡井隆先生の1票があれば、
それだけで満足だったけどね。
(岡井先生が選んだからいい歌というわけではありませんが)
話を戻しまして、
僕が考える「いい歌」とは、
「解説」がないと一般人がわからないというような歌ではなく、
人々に記憶され、愛誦され続ける歌です(狙ってつくれるものではありません)。
そういう歌は、長い時間をかけてたくさんの人の目(短歌をやっていない人の目も含む)を通過して、
ようやく見えてくるものだと思います。

歌会で高得点をとったからいい歌だとか、
賞をとったからいい歌だとか、
有名な歌人に褒められたからいい歌だとか、
そういうものではありません。
あちこちで賞賛を浴びた歌であっても
時間が経ってから、あれは何だったのか……?
となるケースもしばしば見受けられます。

極端な話、石川啄木が何か賞をとりましたか?
賞をとろうがとるまいが、誰に褒められようが貶されようが、
「いい歌はいい」のです。そして残っていくのです。
もちろん「賞」は実力がなければとれませんが、半分は運です。
なので、みなさんには、そういったうわべの評価に惑わされない
ゆるぎない価値基準を持ってほしいと願っています。

いいものもある! 悪いものもある!

スネークマンショーか!

ちょっと矛盾をはらんだ複雑な話になってしまいましたが、
秀歌の定義というのは、
そのくらいあやふやで難しいものだと思います。
それはともかくとして、
自分のつくった歌が誰かの心に残って、
たまに思い出して口ずさんでもらえたり、引用してもらえたりする。
それだけでも歌をつくった甲斐があったというものでしょう。
それだけでも十分素晴らしいことではないでしょうか。

今回の企画は、笹師範以外の人に
自分の作品がどのように評価されているのかを
客観的に知る絶好の機会だったと思います。

選評コメントも、予想以上にしっかりしていて頼もしかったです。
玄人の目を持った人と一般人の目を持った人
の両方が参加してくれて、
バランス感が絶妙だったと思います。
こういう場はなかなかないと思います。
ただ、『笹公人の念力短歌トレーニング』(扶桑社)に掲載された歌が選ばれる率が高かったのですが、それは仕方がないです。
そういうものです。活字になった歌は強いのです。

ぜひこの貴重なデータを参考にして
(きっと何かを得られるはずです)、
ますます楽しい短歌ライフを送っていただきたいと願っています。

では、まいります!

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ダントツで票を集めたのは、
笹井宏之さんの作品でした。
21人(39人中)から票が入りました。
天国の笹井くんも喜んでいることでしょう。
笹井くんは、「笹短歌ドットコム」の歴史を語る上で
絶対に欠かすことのできない存在です。


廃品になってはじめて本当の空を映せるのだね、テレビは 
【笹井宏之】

4票(西巻 真、そう蛸、穂ノ木芽央、小林ちい)


さすらいの蜂蜜売りは知っている 馬場さんが欅だったことを 
【笹井宏之】

3票(異能兄弟、たみ、あきえもん)

異能兄弟さんのコメント
「ジャイアント馬場の風貌だけでなく、その人柄も見事にとらえています。
僕たちはどこかで馬場さんのことをおもしろおかしく見ているような
ところがあったんじゃないかと思うんですけど、それだから詠い出しの
「さすらいの蜂蜜売りは知っている」というフレーズがより心に響いて来ます。
この歌を読むと、なぜか春のひだまりにいるような
あたたかさと幸福な心地に満たされて大好きです。」



「スラムダンク」
しあわせのかたちは春の日溜まりの安西先生ではないかしら
【笹井宏之】 

2票(富田林薫、文月郁葉)

文月郁葉さんのコメント
「ときどきふっと思い出して、心が温まるお歌です。
安西先生が日向ぼっこしている情景が目に浮かびます。」


マンボウのようにヨーロッパの人が長椅子を立ち上がって消えた
【笹井宏之】 

2票(鶴太屋、イマイ)

鶴太屋さんのコメント
「これは素晴らしい思考の角度を持った作品です。「マンボウのように」という直喩の掛かり具合、
「ヨーロッパの人」という言葉遣い、真似できませんね。リズムも実験的で、一種の短詩の感があります。
しかし音数的には短歌になっていて斬新だと思いますね。」


「ONE PIECE」
ゆくあてのない旅をする人々へ麦藁帽のキーホルダーを
【笹井宏之】

1票(岡本雅哉)


酒屋からファミリーマートへ変わっても日暮れの窓は果実酒の色
【笹井宏之】 

1票(みうらしんじ)

みうらさんのコメント
「夕暮れ時のコンビニの、
コンビニなのになぜかノスタルジックな風景が浮かんできて好きです。」


雪の降るみなもに全砲身を向けしずかに錆びてゆくガンタンク
【笹井宏之】

1票(虫武一俊)

虫武さんのコメント
「笹井さんの歌は好きなものが多いのですが、
「念力短歌トレーニング」を読んだときに最初に印象に残ったのがこの歌でした。
雪の降る水辺にガンタンクが錆びていく静けさに目が向く、
心が向いていく感覚を私も追い求めたいと思っています。」


雨になるゆめをみていた シャンパンを冷蔵庫深くにねむらせて
【笹井宏之】 

1票(小野伊都子)


ひとしれず海の底へと落とされた大王烏賊のなみだを思う
【笹井宏之】 

1票(酒井景二朗)


もらい泣きしてくれそうなひととみる映画の海がやたらきれいだ 
【笹井宏之】 

1票(地球人)


真っ白になりたいときはiPod miniへ転送した風を聴く
【笹井宏之】 

1票(きたぱらあさみ)

きたぱらさんのコメント
「笹井さんの歌はどれもすばらしいと思いますが、とくにこの歌が印象に残りました。
「真っ白」「風」という詩的な単語に、
「iPod mini」という無機質さを混ぜているところがなんともいえず好きです。」


目の奥に黄砂のけぶる土地があり雨を、君の雨を待っている
【笹井宏之】

1票(はせがわゆづ)


ひゅうざあと波打つきわの平家蟹 小嶋さんたらこんなところに
【笹井宏之】

1票(宮田ふゆこ)


グリズリーに跳ねあげられた紅鮭の片方の眼に映る夕虹
【笹井宏之】
 
1票(ユメバク)


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次に11人から票が入りました
殿堂入り投稿者の異能兄弟さんの作品です。
異能兄弟さんは、伊波虎英という名前で
「短歌人」という結社でも活躍中です。
電話ボックスの歌は最高得票数を記録しました。


公園に電話ボックス舞い降りてひそひそ声の母のはつ恋
【異能兄弟】

5票(猫丘ひこ乃、みうらしんじ、あきえもん、やすたけまり、イマイ)

みうらさんのコメントです。
「電話ボックスがUFOみたいに舞い降りてくるという上の句と、
母が初恋相手にひそひそ声で話してるという下の句とのギャップがうまく調和して、
見事に映像が浮かんできます。」


見事、最高得票を記録した異能兄弟さんには
賞品をお贈りします!

賞品

『連句遊戯』 笹公人・和田誠/著
予定税込価格:1,890円
発売予定日:2010年7月上旬
発売:(株)白水社

可能であれば、和田さんと僕の両方のサインをつけます。

異能兄弟さん、おめでとうございます!!


ジャイアント馬場に食らった蛙(かわず)掛け級の絶望 空を見つめる 
【異能兄弟】

1票(岡本雅哉)

岡本さんのコメント
「……この一首は、小学校時代に児童館のマットの上でプロレスにあけくれた自分にとって外せない一首でした。
想像するだに絶望してしまいます。でも空は青く澄み渡って美しそう!」


死ぬまえにシーラカンスのシーフードカレーを父は食いたいらしい 
【異能兄弟】 

1票(富田林薫)


ちなみにこの歌は、小池光さんの

死ぬまへに孔雀をくはむと言ひ出でし大雪の夜の父を怖るる 
(小池光)

という有名な歌のパロディーです。


二万匹うなぎを食えば乗り移る六十代の斎藤茂吉 
【異能兄弟】
 
1票(瑞紀)


カップ酒に溺れて死ぬる蟻もいてお盆の墓地は暮れてゆくなり 
【異能兄弟】
 
1票(宮田ふゆこ)

宮田さんのコメント
「死とか墓地とか入っているのにちっとも暗くなくて、
牧歌的なやさしさがあって、大好きです。
読み終わったあとに余韻がある短歌だと思います。」


バイアグラを祖父はハブ酒で流し込みギンギンギラギラ夕日が沈む 
【異能兄弟】 

1票(そう蛸)

そう蛸さんのコメント
「熱帯夜にむかう南国の夕日に照らされた赤焼けた老人の、
蛇の脂でひかる唇を思うと、胸焼けがします。」


卓上のゴディバの箱に姉の文字 < どくいり きけん たべたら しぬで 
【異能兄弟】

1票(穂ノ木芽央)

穂ノ木芽央さんのコメント
「あの事件をこんなにほほえましい風景にしてしまう落差。」


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異能兄弟さんと同じく11人から票が入った
殿堂入りホヤホヤの
酒井景二朗さんの作品です。

酒井作品は変態性の高い作風ゆえに、
笹師範の偏った好みではないかと心配していたのですが、
予想以上に幅広い支持を集めていたので、どこかほっとするものがありました。


だからつてそこでワープはないだらう カフェに獨人の秋の淋しさ 
【酒井景二郎】

2票(魚虎、虫武一俊)


この水で傷を洗へばいいんですね 二度確かめてシャツを脱ぎ去る 
【酒井景二郎】
 
1票(おはぎ)


ゼビウスの轟音響く空の下農業はやりづらいみたいだ 
【酒井景二朗】 

1票(富田林薫)


悲しみに沈むおまへの脊柱にカリフォルニアをなすりつけたい
【酒井景二郎】

1票(沼尻つた子)


一齊に飛び立つ鳩の眞ん中にただ清らかな君の眼がある
【酒井景二朗】 

1票(高松紗都子)


有明の冷凍倉庫借り切つてさあ語らうぢやないか未來を
【酒井景二郎】 

1票(宮田ふゆこ)


ピューと吹く!ジャガーな氣分 青春のけものみちからまだ出られない
【酒井景二郎】 

1票(山城秀之)


言い出せない悔しさなどは喩えればサザエの奥にある苦い水 
【酒井景二郎】 

1票(たみ)


君と僕のがさつく指を磨り合はせ水族館を暗くしてやる
【酒井景二郎】

1票(蜂谷希一)


夕されば格鬪村の謎祭金剛力士像を煮て喰ふ
【酒井景二朗】 

1票(鶴太屋)

鶴太屋さんのコメント
「これは最初読んだとき、衝撃を受けた作品でぼくの記憶に残っています。
このころから酒井さんの作品には注目していたのかな。
酒井さんのものとしてはベストではないにしろ、
発想の尋常でなさがまさしくぼくの詩心を撃ちました。」


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9人から票が入った殿堂入り投稿者の
松本響さんです。
完成度の高い作品が多いです。
松本さんの復帰を師範もみなさんも待ち望んでいます!


公園で君の時間を盗んでるルパンの足のような鉄棒 
【松本響】 

4票(山田炬燵、異能兄弟、小野伊都子、やすたけまり)


かまぼこと言われて食べた消しゴムはほんのり鯛の味がしました
【松本響】 

1票(猫丘ひこ乃)

猫丘さんのコメント
「ほんのり鯛の味がしました」というところに
その歌の中の主人公の持つ素直さと明るさとユーモアが際立っていました。」


只という文字はテレビのあり方をからだを張って教えてくれる
【松本響】 

1票(酒井景二朗)


ぺヤングの湯切りが下手な僕だからいつもあなたを泣かせてしまう
【松本響】

1票(高橋徹平)


土星では高値取引されていて伐採される電信柱
【松本響】 

1票(そう蛸)


火と酒を操りながらキッチンにサラマンダーが棲みついている
【松本響】 

1票(鶴太屋)

鶴太屋さんのコメント
「これも完璧。メタファーともとれますが、ぼくとしては一種の幻視として受け止めたいです。
松本さんの作品としては「ルパンの足」が人気があるようですが、
こちらは少し理に落ちている感があります。
無理かもしれませんが、松本さんには復帰して貰いたいです。」


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6人から票が入りました
二代目殿堂入り投稿者の鶴太屋さんです。
笹短歌ドットコムきっての文学通の貫禄を見せつけてくれました。
選評もお見事でした。


フリスクのぎつしり填まつてゐる朝は異星の貨幣のごときしあはせ
【鶴太屋】

2票(あきえもん、穂ノ木芽央)

穂ノ木芽央さんのコメント
「「異国」ではなく「異星の貨幣」がいいです。
この回のとき自分もフリスクで投稿してて頭を抱えた覚えが……」


嬰児くるみて一反木綿の耐ふる冬遍路の鈴に夢まで凍てて 
【鶴太屋】 

1票(山田炬燵)

山田さんのコメントです。
「正直完全には読解できていません。
ただ妖怪の一反木綿にくるまれている嬰児は泣いているのでしょうか?
笑っているのでしょうか?色々と想像力をかきたてられる短歌です。」


白堊の修道院(モナステリオ)ひとりギター弾く男の影に接吻の尼僧
【鶴太屋】 

1票(帯一 鐘信)


飢ゑ充たすとて石ねぶれども舌寒し クヌート・ハムスン忌の紫雲英田(げんげだ)
【鶴太屋】 

1票(ユメバク)


昼餐の胃袋を匍匐前進する隊員想ひ啖(くら)ふレバニラ
【鶴太屋】 

1票(沼尻つた子)


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同じく6人から票が入りました
おなじみ富田林薫さんの作品です。

富田林さんの代表作

ガンヲタに卒業はない 永遠にマチルダ中尉は僕の上官 
(富田林薫)

は、J−WAVE時代の投稿作品だったのですが、
これがもし4年以内の作品に入っていたとしたら
もっと多くの票を集めていたでしょう。


どこまでもいてつく街にいだかれて白いしろい冷蔵庫としてくらす 
【富田林薫】 

1票(山田炬燵)

山田炬燵さんのコメントです。
「冷蔵庫の短歌といえばまず私は島田幸典さんの、たましいを預けるように梨を置く冷蔵庫あさく闇をふふみて、
という短歌が思いつくの(冷蔵庫の短歌はもっとたくさんあると思いますが)ですが
富田林薫さんの短歌もしかり冷蔵庫というのは食料として殺された動物や刈り取られた野菜を入れるがゆえに
逆に表現として清浄なものへと昇華されたとき一層短歌として美しく輝くのではないかと思いました。」


きまぐれに自分に向けて発射したロケットパンチの痛み知る夜
【富田林薫】 

1票(みうらしんじ)


こがらしが飛び出しそうな本棚に 一冊の春を差し込む
【富田林薫】  

1票(台所のキフジン)


それは傷ついたホワイトベースの欠片 ア・バオア・クーに降り積もる雪
【富田林薫】 

1票(瑞紀)


おごそかに秘密基地宣言をする 僕たちのセイタカアワダチソウ 
【富田林薫】 

1票(たみ)

たみさんのコメント
「お題にふさわしく郷愁を誘う歌、しかも少しユーモラスなところが好きです。
お気に入りベスト1の歌です。」


今宵まで夢見る少女でいさせてと抱きしめている牛乳石鹸
【富田林薫】 

1票(山城秀之)


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6人から票が入りました
小野伊都子さんの作品です。
小野さんは女性からの支持率が高いです。


ばあちゃんに禁止されてたスライムの緑に夏を閉じこめてゆく
【小野伊都子】 

1票(きたぱらあさみ)


病院は紙ひこうきを飛ばす場所 ハロー神様お元気ですか 
【小野伊都子】

1票(たみ)


走るのをやめてしまった足元に石と光と花びらがある
【小野伊都子】 

1票(高松紗都子)

高松さんのコメント
「足元にきれいに配置されたものが色々なことを象徴しているようです。
小野さんの歌、心ひかれるものが多かったです。」


割れそうな恋の卵を温めていちから育ててみたい春です
【小野伊都子】 

1票(はせがわゆづ)


ささくれた息子の心を包むようにロールキャベツをきっちりと巻く
【小野伊都子】

1票(てこな)

てこなさんのコメント
「小野さんのやさしい歌が大好きです。下の句、ふんわりとつつむような料理ではなく、
「きっちり巻く」としたところに、逆に愛情を感じました。」


野良猫の声で歌ったあのひとのスローバラードが風に紛れて 
【小野伊都子さん】 

1票(穂ノ木芽央)

これはキヨシロー短歌の名作でしょう。

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5人から票が入りました
瑞紀さんの作品です。
瑞紀さんは白石瑞紀という名前で、
短歌結社「塔」で活躍中です。
最初から上手な人でした。


転居先不明で戻りし郵便のさみしさ纏うスペースデブリ
【瑞紀】

1票(魚虎)


「降参」のメールに笑みはひろがりて春の勝鬨橋を渡りぬ 
【瑞紀】

1票(西巻 真)


少年の夏を溶かしてゐるゆゑに黄金(きん)に光らむたんぽぽの酒
【瑞紀】

1票(猫丘ひこ乃)


異形の子なれば勝者となるために水の匂いをかぎつつ進む
【瑞紀】 

1票(田中落下傘)


春の夜の時計屋が言うさあどうぞ好きな時間をお持ちください  
【瑞紀】

1票(異能兄弟)

異能兄弟さんのコメント
「ブラッドベリの小説を下敷きにした「たんぽぽのお酒」の歌にも惹かれましたが、
「好きな時間をお持ちください」と洒落たことを言う時計屋の店主が登場するこちらの歌を……。
今までの時間をリセットし、心機一転新たに始められるような
気持ちにさせてくれるところが「春」というお題にもぴったりです。」


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4人から票が入りました
初代殿堂入り投稿者・あきえもんさんの作品です。
あきえもんさんは僕の周囲にもファンが多いですよ。


我が恋は哀しきことにいつの日もグレコローマンスタイルでした
【あきえもん】 

2票(山口ヤスヨ、富田林薫)


ポジティブになれる 温水洋一が俳優目指した日々を思えば
【あきえもん】 

1票(宮田ふゆこ)

宮田さんのコメント
「とにかく何度もこの歌を思い出して、ポジティブな気持ちになったので、
個人的にとても大切な歌です。」


プリキュアをもう見ていない八時半 好きな子はいるか訊ねたくなる
【あきえもんさん】 

1票(てこな)

てこなさんのコメント
「深く共感しました。
ユーモアある作品が多いあきえもんさんですが、こういう母親目線の歌をもっと読みたいです。」


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4人から票が入りました
殿堂入り投稿者の
かんな(佐田やよい)さんです。
「笹短歌ドットコム」のホームランバッター的存在です。


キャンディを夢見た頃は遠くなりコンシーラーでそばかすを消す
【佐田やよい】

2票(山口ヤスヨ、てこな)

てこなさんのコメント
「納得の一首。
この歌は、いつか、短歌講座でクイズに出したいと思います。「キャンディ」を隠して穴埋め問題にして…。


目覚めれば柴門ふみと脱ぎ捨てたストッキングがあるだけの部屋
【かんな】 

1票(岡本雅哉)

岡本雅哉さんのコメントです。
「……バブル世代のただ中に青春を送った僕らには柴門ふみとトレンディードラマがあったことを
この一首でほろ苦く思いだしました。でも実際はツルモク独身寮が近かったです(笑)。」


あぜ道で摘みとり食べたヘビ苺 あの子の名前を思い出せない
【かんな】 

1首(山城秀之)


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4人から票が入りました
殿堂入り投稿者の沼尻つた子さんの作品です。
沼尻さんは現在「塔」という短歌結社で活躍中です。
いろんなコンテストで入賞しまくっているので、
投稿短歌の世界ではおそらく有名人でしょう。


一億年かけて炎になれる雪 プランクトンは海底に降る
【沼尻つた子】 

2票(岡本雅哉、高松紗都子)

高松さんのコメント
「上句にしびれました。スケールの大きさ。美しさ。ほんとうに素敵な歌だと思います。」


いじめの待つ校舎へ通った 下敷きにクラッシュギャルズの切り抜き秘めて
【沼尻つた子】 

1票(山口ヤスヨ)


巨人戦延長のため結末がとぎれた録画みたいな失恋
【沼尻つた子】 

1票(きたぱらあさみ)


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4人から票が入りました
はせがわゆづさんの作品です。
おそらく閲覧のみの人の間でも根強いファンがいるはず。
淡いポエジーが魅力です。


淡いこもれびからおちた誰も知らないかみさまのまばたきの音
【はせがわゆづ】 

1票(西巻 真)


真新しい私になってく日曜日コインランドリーのひなたの匂い
【はせがわゆづ】 

1票(小野伊都子)

小野さんのコメント
「師範も書かれたように、ゆづさんの歌に漂う幸福感は揺るがず
読むひともしあわせにする力があります。
その代表的な歌として、忘れられません。」


晴れた朝でしたあなたが砂糖菓子みたいに笑んでた春のはじまり
【はせがわゆづ】

1票(地球人)


明日はもうないふたりです 橙に染まってく街でさよならをした
【はせがわゆづ】 

1票(山城秀之)


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4人から票が入りました
最大級の会員数を誇る短歌結社「コスモス」で早くも頭角をあらわしている
てこな(城戸てこな)さんです。


先端から赤く変わってゆくイチゴ 白い部分を彼は求めた
【てこな】 

1票(帯一 鐘信)
 

本当のことを話すわ浜名湖でうそはうなぎになってゆくから
【てこな】 

1票(みうらしんじ)


やってくと決めたの地蔵に笠ぜんぶ捧げてしまうようなあなたと 
【てこな】 

1票(文月郁葉)


茶畑の上吹き抜ける風のように目には見えないみどりいろがすき 
【てこな】 

1票(イマイ)


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4人から票が入りました
宮田ふゆ子さんの作品です。
ジッタリン・ジンとサンドイッチの歌は名作だと思います。
ぜひこれからも短歌を続けていってほしいです。


捨てないでいるオルゴール ジッタリン・ジンとこわれた音をたてても【宮田ふゆこ】

2票(山口ヤスヨ、やすたけまり)


高く高くトムが重ねるサンドイッチ それが私のアメリカでした 
【宮田ふゆこ】 

1票(西巻 真)


何も期待しないでくれと無果汁のメロンソーダの緑はきれい
【宮田ふゆこ】 

1票(小野伊都子)

小野さんのコメントです。
「色のお題でこの題材の切り取り方は
本当に見事で、やられたと思いました。
比喩が比喩で終わらない歌は
何度読んでもいい歌ですね。」

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3人から票が入りました
おなじみ松木秀さんです。
松木さんは「現代歌人協会賞」という大きな賞(らしい)を
受賞している本格派の歌人です。
これからも「笹短歌ドットコム」で遊んでほしいです。


鉄筋にリサイクルされるUFOという身も蓋もなさもSFとして 
【松木 秀】 

1票(山田炬燵)

山田さんのコメント
「実際にどこかの星でufoが鉄筋にリサイクルされているにちがいないと
確信を持たせていただきました。」


波平がカツオ殺害「いつまでも成長しないのにカッとなり」
【松木 秀】

1票(虫武一俊)


「酒鬼薔薇聖斗事件」
(虚しさ÷14(歳)=支配あまり苦)
6743÷14=481あまり9と猟奇事件も割られて終わり 
【松木 秀】 

1票(きたぱらあさみ)

きたぱらさんのコメント
「一目で「うわっ」って思ってしまいました。
発想も、「割られて終わり」という現代社会を表現した感じもとにかくすごいなっと感じました。
数式のなかにかくされた14歳の狂気が見えるようです。
トラウマになりそうな歌です。」

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3人から票が入りました
深森未青さんの作品です。
ホラー作家としても高名な深森(桐生祐狩)さんは、
短歌では、「日月」という結社で活躍中です。


骨なべて集まるといふ海洞に波はピヤノを組み立てをらむ
【深森未青】 

1票(魚虎)


島となり軍艦となり島となる千年生くる魚(いを)は知らずも
【深森未青】 

1票(ユメバク)


タクシーがすつと止まりてつまらなし洗い髪にて立つ墓地前は
【深森未青】 

1票(そう蛸)

そう蛸さんのコメント
「作者が面白がってはいけない、とはこうゆうことかと思いました。
洗い髪で墓地前いて、しかもタクシーに乗る事情をおもうとこわいです。」

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3人から票が入りました
作山さちさんの作品です。
ブラウスの歌は印象的でした。

土砂降りの雨が透かした制服のブラウスの奥にふるさとがある 
【作山さち】

2票(地球人、イマイ)


地図にない小さな橋を渡るとき欄干に置く私の時間
【作山さち】 

1票(高松紗都子)


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3人から票が入りました
高橋徹平(空山くも太郎)さんです。
改名してからまだ間もないのに、2票入ったのは凄いと思います。


とび色のひとみはしずかアンテイークドールの瞳は泣こうとしている
【空山くもたろう】  

1票(台所のキフジン)


曲がり角ひとつ間違えたぐらいで自由になってしまうね、東京。  
【高橋徹平】

1票(蜂谷希一)

蜂谷さんのコメント
「上京してはじめて分かった作品。
実際に新宿などを歩いて角を曲がった瞬間に人通りの少ない場所に出たりすると、
はっとしてしまいます。今の僕に語りかけるような作品です。」


病室の天井は白い 神様は白い光かと訊くガン患者
【高橋徹平】

1票(小林ちい)

小林ちいさんのコメント
「初めて読んだときにぞくっというか何とも言えない感じがしました。
死や希望やいろんなことを考えさせられる力があると思います。」


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2人から票が入りました
結社「未来」で活躍中の西巻真(cocoa)さんの作品です。
最近の西巻くんは思想詩のような作風で注目を集めています。


死ぬことはきもちいいこと 切られても蛸は体をひくひくさせる 
【cocoa】

1票(地球人)


上目遣いでこぼれる泡を舐めている きみはとかげのようにさみしい
【西巻真】 

1票(はせがわゆづ)


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2人から票が入りました
ケータイ短歌でもおなじみ、
伊藤夏人さんの作品です。


わがままは言いませんからその前にフランス育ちの水を飲ませて
【伊藤夏人】

1票(おはぎ)


砂浜で助けなければゆっくりと歩めましたかもしもし亀よ
【伊藤夏人】

1票(虫武一俊)

虫武さんのコメントです。
「いまもって完全に意味が取れているかどうかあやしいのですが、
その不思議な世界観も含めてなにか惹かれてしまう歌です。あと意外と口に出してみて楽しい。」

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2人から票が入りました
昨年、見事「短歌研究新人賞」を受賞された
やすたけまり(おとくにすぎな)さんの作品です。

ならんでる黒いものより怖かった「かもじや」という看板の文字
【やすたけまり】

1票(魚虎)


「春用の切手いちまい。」窓口で言えたらこんな手紙も出せる 
【おとくにすぎな】 

1票(小林ちい)

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2人から票が入りました
新井蜜さんの作品です。
新井さんもまたぜひ復帰してほしい投稿者の一人です。


見つめればほんのり染まる耳たぶの膨らみかけた花蕾色
【新井蜜】 

1票(はせがわゆづ)


県道に初めてついた信号の渡り初めする我が老人会
【新井蜜】

1票(高橋徹平)

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2人から票が入りました
なぜか短歌研究賞のパーティー会場でお会いした
中村成志さんです。


海岸の小石をクチに入れるなら黒く平たくなめらかがいい
【中村成志】 

1票(台所のキフジン)


通過する特急の窓うめつくす[祝][合][併][南][セ]「ン」[ト][レ][ア][市]
【中村成志】 

1票(横田ダイヤ)

横田さんのコメント
「タイポグラフィのように見せる短歌で気になりました。
しかし、よく考えると[ ]で囲まれた内容は、
昔なら和歌で詠んだような土地を褒める祝うといった呪術的なもの。
あまり見たことのない形式の中に古代の思想が入り込んでいるといった複雑な歌でしょうか。
場所は特急の止まらない駅のようです。」

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2人から票が入りました
おなじみ岡本雅哉さんの作品です。
おもしろ短歌の腕もなかなかのもので、打率も高い作者です。


赤外線センサーで点く明かり避け花子は潜む用具置き場に
【岡本雅哉】 

1票(帯一 鐘信)


憧れのお姉さん飲むマンハッタン あげくチェリーを含むくちびる
【岡本雅哉】 

1票(横田ダイヤ)

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2人から票が入りました
燻し銀の存在感を放つ瀧口康嗣さんの作品です。


光差すトースト冷えて石板のその一面に野イチゴ史あれ  
【瀧口康嗣】 

1票(蜂谷希一)

蜂谷さんのコメント
「トースト→石版の発想、ジャムが語る野イチゴ史。
朝の食卓の光景から遠くに飛び出すような感覚。
実は先ほど見つけたばかりの作品なのですが、一目ぼれしました。」


たわむれに翡翠を語り尽くしたるパパこそ永遠(とわ)に夏のクオリア 
【瀧口康嗣】 

1票(鶴太屋)

鶴太屋さんのコメント
「言葉が緊密に連結していて完璧ですね。
欲を言えば「クオリア」が茂木健一郎の顔を連想させてしまうのが、ちょっと残念です(笑)。
「野イチゴ史」もよいのですが、まだ再考の余地があるような気がします。
ほかの瀧口さんの作品もっと読んでみたいです。」

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2人から票が入りました
みうらしんじさんの作品です。
宮崎を代表する投稿者です。
宮崎ではマンゴープリンご馳走様でした。
打率も高い作者です。


空の青海のあおにも染まらずにカルピスサワーの缶がただよう
【みうらしんじ】 

1票(高橋徹平)

高橋さんのコメント
「「本歌取りの投稿歌の中、本作品が気になりました。隣県民としてリアルに日向灘を想像してしまいました。染まらず漂う人工物による

環境汚染、酒の缶である事から大人の仕業であることが推測され、痛烈な批判にもなっていると思いました。」


芽の出ないわたしがここにいるごとく髪ののびない人形ならぶ  
【みうらしんじ】

1票(異能兄弟)

異能さんのコメント
「「髪ののびない人形」というごくごく正常、普通なところに着目したのがすばらしいです。
そもそも人形の髪の毛が伸びるほうが怪奇譚になるくらい異常なこと。
この歌には、自虐的でありながらどこかしら救いがあるように感じられるのもそのせいでしょう。」


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2人から票が入りました
高打率を誇る
たみさんの作品です。
どちらも魚の歌です。


見えぬ線ベーリング海に越えながら魚(うお)は小さく時遡る
【たみ】 

1票(瑞紀)


「この金魚全部死んだら猫飼うの」水に溶けゆく言の葉の毒  
【たみ】 

1票(蜂谷希一)

蜂谷さんのコメント
「きっと前半のせりふは何気なく発せられたものなのでしょう。
冗談めいたせりふからにじみ出た毒が金魚鉢に吸い込まれる映像を想像してゾクゾクした作品です。」

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ここからは
1票入った作品です。


名古屋在住の嶋田電気さんです。
また復帰してほしいです。

同じ星を見ているロケットペンシルで書いた手紙はとどきましたか
【嶋田電気】 

1票(猫丘ひこ乃)

猫丘さんのコメントです。
「「同じ星」と「ロケット」が響き合っていて「とどきましたか」
とたずねるところにそのロケットから感じられるスピード感、
届けたい気持ちが伝わるようで、手紙が無事に届くことを祈りたくなりました。
嶋田電気さんの歌には心温まるものが多く感じられました。」


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ツボを押さえた短歌をつくる
虫武一俊さんです。

靴下のなかの小石にさえおれはさらせさらせと諭されている
【虫武一俊】 

1票(沼尻つた子)

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角川短歌賞受賞者で、
現在は短歌界でも活躍中の
ヤマダワタル(山田航)さんの作品です。

ここにいる全員の首がすぽぽぽぽんと飛ぶ空想する春の朝礼 
【ヤマダワタル】  

1票(沼尻つた子)

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名前の漢字を何度も誤植して失礼しました
都季さんの作品です。


おっとっとのヒトデは全部あげるから星が微睡むまでそばにいて
【都季】 

1票(帯一 鐘信)

「おっとっと」のヒトデに注目したところが鋭いです。

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テクニシャンの
秋野道子さんの作品です。

あまた来し羽黒とんぼの一匹となる暑さかな呼返町(よびかえしちょう)
【秋野道子】  

1票(田中落下傘)

呼返町という地名がやけに効いています。


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中野玉子さんの作品です。
玉子さんは、イラストレーターの山下以登さんのペンネームです。
グラフィックデザイン界の大御所であったお父様(故・山下勇三さん)とは知り合いでした。
だいぶ後になって、玉子さんが山下さんの娘だと知ってびっくりしたのであります。


ジジジジと女がラジオでしゃべってたクジラ解体現場めざして
【中野玉子】  

1票(田中落下傘)

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怪しい歌をつくるのが得意な
かわらさんの作品です。
月光仮面の歌は、かわらさんの代表作です。

真夜中の鎮守の森の深奥(しんおう)で月光仮面に縛られている
【かわら】  

1票(田中落下傘)

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ケータイ短歌でも活躍中の
小林ちいさんの作品です。
NHKホールでお会いしました。

わたを入れ髪を縫いとめ目を入れてあなたの首の 後ろを閉じる
【小林ちい】  

1票(台所のキフジン)

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ペンネーム同様、気になる歌をつくる
はづき生さんの作品です。

水色で満ちた子供の絵日記は空と海との境目がない
【はづき生】  

1票(おはぎ)

おはぎさんのコメント
「孫の絵日記見ていると全体を青色で塗りつぶした絵がたくさんあり実感しました。」

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ペンネームなのか本名なのか謎めいています
たちはらそうさんの作品です。

お祭りで救ってやった赤い子が水の中からバカバカという
【たちはらそう】  

1票(おはぎ)

「金魚掬い」と「救い」をかけている歌です。

おはぎさんのコメント
「金魚すくいでゲットした金魚は家で飼うとすぐに無くなってしまうので、
金魚からすれば必死に云っているようで、バカバカが凄く自分に応えてきます。」

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J−WAVE時代の主要投稿者・
稲荷辺長太さんの作品です。
人柄の良さで、朝日カルチャーセンターの受講者の間でも人気者でした。
また気が向いたら投稿してほしいです。

童貞はギターの音色で飛翔する儚い永久機関なんだぜ
【稲荷辺長太】

1票(酒井景二朗)

酒井さんのコメント
「いかにも「サンボマスター」が歌ひさうな感じだつたので。」

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やはり初期の主要投稿者・
天国ななおさんの作品です。
朝カルでは、頼れるお父さん的なキャラクターでみなさんから慕われていました。

戯言を叫ぶマイクで殴りつけ場内に響くズコボコドカボコ
【天国ななお】

1票(酒井景二朗)

酒井さんのコメント
「亂暴な歌ひぶりが、かへつてお題にベストマッチ。」

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現在は「短歌人」という結社で活躍中の
砺波湊さんの作品です。
僕は砺波さんの歌では、少年使節の歌が凄く好きです。
ますますのご活躍を期待してます。


頬杖の君が降らせるグラニュー糖 春の雪として紅茶と混じる
【砺波湊】

1票(瑞紀)

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センスのいい歌を連発してくれました
カー・イーブンさんの作品です。

何度でも釣られてくれるぬばたまのブラックバスが棲む2ちゃんねる
【カー・イーブン】

1票(あきえもん)

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現在は「短歌人」という結社でも注目を集めている
イマイ(黒崎聡美)さんの作品です。
病院を題材にした歌に印象的なものが多いです。
NHK全国短歌大会に入賞した時にお会いしました。

病院のななめむかいの果物屋ふかい昼間のかなしい匂い
【イマイ】 

1票(高橋徹平)

高橋さんのコメント
「「ふかい昼間」「かなしい匂い」といった体性感覚に近い言葉選びに惹かれました。
平仮名の多用も効果的で湿り気が感じられて個人的に好きな一首です。」

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大衆性のある歌をつくれる
ももやままこさんの作品です。

マタニティーブルーという名のカクテルがあるなら今日はそんなため息
【ももやままこ】 

1票(てこな)

てこなさんのコメント
「上の句の発想、リズムがすきです。妊娠中はお酒が飲めないけれど、きっと、マタニティブルーを吹き飛ばすような
きれいな色のカクテルなんでしょうね。」

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NHK全国短歌大会の会場でお会いしました
西野明日香さんの作品です。

ぼくたちはどうせちぎれてしまうからエッフェル搭の風はいらない  
【西野明日香】 

1票(伊藤夏人)

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結社「未来」に入会して活躍が期待される
きたぱらあさみ(キタパラアサメ)さんの作品です。

永遠にラスボスだけは倒さない もう少しだけ勇者でいたい 
【キタパラアサメ】 

1票(伊藤夏人)

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自分の世界を持っている
穂ノ木芽央さんの作品です。

いつまでも探しつづけていたいのに きみのこころを泳ぐネッシー 
【穂ノ木芽央】 

1票(伊藤夏人)

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ひいらぎさんの作品です。

変わりゆく暮らしの中でローソンのからあげくんはいつも優しい 
【ひいらぎ】 

1票(伊藤夏人)

現代的、平成時代的な歌です。

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入選率の高い水野加奈さんの作品です。
僕は、水野さんの歌では、ツチノコの歌がとても好きです。


好きだったフィギュアも入れてあげましょう宇宙の海へおくる棺に
【水野加奈】 

1票(横田ダイヤ)

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ユーリーボさんの作品です。

カンタくん結構UMAだと思うけど誰も触れない誰も言わない
【ユーリーボ】 

1票(横田ダイヤ)

横田さんのコメント
「この短歌へのコメントがカンタくんの06の画像だけだったのがまた良かったです。
言葉を使わない相聞歌。いい空間を作り出していました。」




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めぐみさんの作品です。

闘わないことを非難されている気がして仰ぐ安田講堂
【めぐみ】 

1票(ユメバク)

いい歌です。

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柚木 良さんの作品です。

フルーチェを二人でわけるスプーンのひかりがすこし夢に似ていた
【柚木 良】 

1票(文月郁葉)

フルーチェのCMには夢がありましたね。

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魚虎さんではなく、
魚男さんの作品です。

通勤路 41歳の春になり タリラリラーンと駆けだしてみる 
【魚男】 

1票(文月郁葉)

文月郁葉さんのコメント
「このお歌は総評が出る前からお気に入りでした。
自分も思わずタリラリラーンと駆け出したくなる明るさが、理屈抜きで好きです。」

どこか癒される歌ですね。

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末松さくやさんの作品です。

水の字を名前にもった人だからめぐりあう日がまたあるだろう
【末松さくや】 

1票(やすたけまり)

上の句にオリジナリティがあります。

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以上です!!

なんかもう凄い達成感があります……。
もういつBlogが終了しても悔いが残らないというくらいの達成感です。
やっぱりこれは4年に1度やればいいお祭りだと思います。

そう言わずに毎年やってくださいよ!

考えときます……。

でも、みなさんのおかげで、
何度も読み返したくなる記事になったと思います!

最後に、この「笹短歌ドットコム」の場を与えてくださった(Blogタイトルの名付け親でもあります)、
元(株)ROBOT → (株)プラスヘッズで、「GOLDEN EGGS」をプロデュース → (株)ソニーデジタルエンタテインメント 
→ 現・某アイドルグループプロデューサーの原田経史さん、
(株)パイロット社長の井ノ部研太さん、
大竹恵理子さんはじめキャラブロのスタッフのみなさん、
八木橋正司さん、
に、あらためて御礼申し上げます。
今後ともよろしくお願いいたします。

ということで、これでようやく「UFO・宇宙人」短歌の総評に
とりかかることができます。

お疲れでしょうが、
がんばってください!

がんばります(涙)!

では、5周年に向けてがんばっていきましょう!
今後ともよろしく哀愁☆
posted by www.sasatanka.com at 00:28| Comment(15) | TrackBack(0) | 特別企画・レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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