2010年05月30日

ひさびさの更新

※記事を2つ追加しました(5月31日)

ご無沙汰してます。

更新がだいぶ遅れてしまって恐縮です……。

遅いよ!!
5月病ですか?

近いものがあるかも……。
5月上旬がとにかく忙しくて、
そのとき無理した影響がここへきて出てきて、
この3日間ダウンしていました。
マスメディアに載らない仕事もいろいろやっているので結構忙しいのです。
ま、いわゆる貧乏暇なしですが……。

それは大変でしたね。

たまに気分転換で、
ツイッター
に何か書いたりすると、
ブログを更新した気分になっちゃって、
ますます更新が遅くなるという悪循環に陥ってます。

ダメじゃん!

そんなにハマっているわけではないのですが、
ツイッターってブログ更新の敵ですね。
うまい付き合い方をしたいもんです。


4周年記念企画、たくさんの方にご参加頂き、
本当にありがとうございました!!
懐かしい歌と再会できて、読んでいてとても楽しかったです。
ありがたいメッセージの数々にも感激しました。
続けてきてよかった!と思いました。
これまでの苦労が報われた感じがしました。
僕自身「選歌」をすることによって、
歌人として成長できていると思うので、
みなさんには感謝しています。

あれだけ膨大な投稿作品からたった4首だけを選ぶという作業は酷だったかなと反省しています。
毎年、年末とかにやるべき企画ですね。これは。

みなさんから頂いた貴重なデータを基に、
おもしろ企画を用意しているので、楽しみにしていてください!!

最後にお知らせを。

小嵐九八郎先生
の第三歌集
『明日も迷鳥』(短歌研究社)の「解説」を書かせて頂きました。

var_20100530004951.jpg


短歌研究社のホームページでも販売中です!
内容も良くて値段も1260円とお手頃価格なので、オススメです!!


和田誠さんとの連句の共著の校正もすべて終わり、
ほっと一息ついているところです。
ネットで詳細を見つけたので、ペーストします。

『連句遊戯』 笹公人・和田誠/著

予定税込価格:1,890円

発売予定日:2010年7月上旬

発売:(株)白水社

<宣伝コピーより>
デザイナーと歌人が巻く初めての両吟。
怪奇・SF何でもあり、二人の呼吸がぴったり合って繰り広げる究極の遊戯。


タイトルは、和田さんが付けました。
装丁はもちろん和田さんです!
お楽しみに!!


では、なるべく早く更新(4周年企画も、UFO・宇宙人短歌も)がんばります!!

よろしく哀愁☆
posted by www.sasatanka.com at 00:49| Comment(2) | TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月08日

笹短歌ドットコム4周年記念特別企画


本日、5月8日で、
「笹短歌ドットコム」開設4周年となります!

おめでとうございます!!

ありがとう!

投稿者のみなさん、スタッフのみなさんのおかげで
ここまでくることができました。
本気でやめたいと思った時も何度かありましたが、
投稿者のみなさんとの友情と使命感で乗り越えてきました。

えらい!

本当は楽しいから続けてるんだけどね。
丸2日かけて選歌した歌をBlogに上げてうっとり眺める時間が
快感になっています。
なので、5周年までは続けたいと思います。

あと1年……?!
もうちょっとがんばりましょうよ!

いまのは冗談。
もうちょっと、がんばるつもりです。

ということで、
4周年記念特別企画を行いたいと思います!!

待ってました!!


「笹短歌ドットコム」開設以来
4年間の間に投稿された作品(予選通過作品)の中で、
特に好きな歌4首作者名付きでコメント欄に投稿してください。
投稿者以外の純粋な読者の方もぜひご参加ください!!

4周年だけに4首ってわけですね。

イエス!

4首の中に同じ作者が混じらないようにしてください。
たとえば、4首中2首が、故・笹井宏之くんの歌とかいうのは
NGです。
あと、自作は選ばないでください。

できれば、なぜこの歌が好きなのかを書いてください。
書かなくても全然かまいません。

選歌のセンスでその人の作風が、ある程度予想できるものです。
みなさんたいてい自分と似た作風の作品を選ぶ傾向があります。

そういった意味でも非常に興味深い試みです。

おもしろそうですね!

締め切りは、
5月18日(火曜日)いっぱいまでとさせて頂きます。

膨大な量の中から、たった4首を選ぶのは大変な作業だと思いますが、
ここ
を利用してがんばってください。

みなさんの選ぶベスト4首を楽しみにしてます!!!


お知らせです。

「名古屋短歌大会」の選者を務めさせて頂きます。
詳細です↓

_________________________


NHK学園主催 

開府400年記念 名古屋短歌大会


<選者>
岡井 隆  荻原裕幸  小塩卓哉
斎藤すみ子  笹 公人  古屋智子

<講演>
岡井 隆 「今の短歌これからの短歌」

【大会概要】
・投稿締切 6月1日(火)消印有効
              
・開催日時 短歌 平成22年8月6日(金)

          午後1時〜午後4時

・会場 名古屋能楽堂(名古屋市中区)



【投稿について】
・ 規定の用紙(コピー可)をご利用ください。
・ 一人何組でも応募できます。
・ 自由題のみ、あるいは自由題と題詠1作品で応募してください

【投稿料】
自由題 1首   一組につき1600円
  
あるいは、上記に
  題詠  「古」1首を加えて、 一組につき2400円
  

                           となります。
一組の投稿料には、一冊の入選作品集代を含みます。

題詠作品のみの投稿は、受け付けしておりません。

☆送金方法
   郵便振替・現金書留または郵便小為替のいずれかをご利用ください。
   (自由題のみ1組でも、自由題のみ1組+題詠つき1組でも結構です)
   
   ○郵便振替の場合は、払込後の証明書を、投稿用紙に添付してください。
   ○現金書留・郵便小為替の場合は、投稿用紙と同封してください。


投稿用紙請求先
〒186−8001
東京都国立市富士見台2−36−2
NHK学園名古屋短歌大会係
電話042−572−3151

_______________________


あきえもんさんはじめ名古屋在住の人も、
それ以外の人も、ぜひ気軽にご投稿ください!
投稿希望の方はNHK学園に応募用紙をご請求ください。


5月12日(水)18時〜

現代歌人協会の公開講座

第2回 5月12日(水) アナログ世代 vs デジタル世代
    パネリスト:小高 賢 、道浦母都子 vs 笹 公人、石川美南
    司会:穂村 弘

こっちもよろしく!

なんとか、8日中にUPできてよかったです。

では、よろしく哀愁☆
posted by www.sasatanka.com at 23:07| Comment(47) | TrackBack(0) | 特別企画・レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月05日

お題発表 「UFO・宇宙人」

♪Lonely Romancer 出逢いはミステリー
(「BOYのテーマ」歌・菊池桃子より)

どうも、テラ戦士ΨBOYです。

古いっ!
テラ戦士ってワード、
頭の中の消しゴムに消されかかってましたよ……。

テラ戦士ついでに
今日遭ったミステリーな体験をご紹介します。

某飲み会に行った時の話。

var_20100505214851.jpg
赤塚不二夫先生そっくりの人がいるなぁ、
と思ってよく見たら、
なんとその人はニャロメのTシャツを着ていた。

なんだ本物だったのか。

待てよ……。

ということは、霊!?


「赤塚先生、霊界での生活はどうですか?」

と話しかけると、

「霊界なんて信じねぇよ。ニャロメ!」

という完璧な答えが……。


なんだ、タイムスリップしてきたのか……。
(たぶん、1980年くらいから)

と、
納得したというお話。

なんですかその謎のショートショート風は!?
納得できません!
そっくりさんでしょ?

もし別人だとしたら、
この人は、ニセ塚不二夫の名前でデビューしたほうがいいかも……。
しかし、出会いはミステリーですね。

なんですかそのまとめ方は……。

ということで、
「お題」を発表いたします!!

今回のお題は、
ミステリーつながりということで、


「UFO・宇宙人」


です!!


ついにやりますか?!

封印を解いちゃったね。


___________________________________


<笹公人師範による模範短歌>


金星の王女わが家を訪れてYMOを好んで聴けり


耳長き転校生はテラ戦士。春になったらたしかめてくれ


宇宙人目撃談に沸く町の八百屋のおやじが着る銀のシャツ


ランニングシャツのオヤジが中華鍋死ぬほど叩く宇宙通信


UFOにさらわれたという老人がテクノカットになりて還りぬ


待ってるぜ 皆神山の真二つに割れてUFO湧き出ずる夜を



____________________________________


短歌ができたら、
この記事のコメント欄から投稿して下さい。
※投稿の際にはメールアドレスをお忘れなく。
記入が無いと優秀作に選ばれても賞品をお送り出来ない場合があります。
(メールアドレスはブログページには反映されませんので、安心して記入して下さい。)

では、もう一度基本的なことを確認してみましょう。

【笹流の理想短歌基準】

単なる説明に終わっていたり、当たり前の発想のものは、
人を感動させるどころか印象にさえ残りません。
表現に工夫をしましょう。そして、心を込めましょう。
読んだ時に心にジーンとくるようなものが詩であり、良い「短歌」です。

迷った時は、この
「チェック表」
を参考にしてみてください。

書けなくて困った時は、
「短歌の型」についての記事
を読んでみてください。

_________________


投稿数は1人につき5首までとさせて頂きます。

締め切りは、

5月20日(木)いっぱいまでとさせて頂きます。

__________________


UFO・宇宙人に関するものなら何でもいいです。
「MJ12」とか「キャトルミューティレーション」とかマニアックなUFO用語でもいいです。

懐かしい単語出ました。
あれ、その後どうなったんでしょうね。

個人的にはミッキー・カーチス氏が宇宙人に埋め込まれたというチップの存在も気になっています。

ありましたねぇ。

『ムー』(学研)の編集部を動かすような歌をよろしくお願いします!!

var_20090929142947.jpg

ミステル矢追氏と。

写真<上>の撮影者の指らしきものは、
矢追さんによると「オーラ」だそうです。

指だよ!! ぜったい!

ということで、
そんな矢追さんに負けないようなUFO短歌を楽しみにしてます!!

よろしく哀愁☆
posted by www.sasatanka.com at 23:13| Comment(90) | TrackBack(0) | 「お題」発表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月01日

「神」 優秀作品発表!!

こんばんは!

では、

「神」

の優秀作品発表へまいります!!

___________________
___________________



最優秀作品

該当作品なし


____________________



優秀作品(二つあります)



親権を神権として団地から子供の声が一つだけ止む
【蜂谷希一】


夜の団地の窓まで見えてきました。

ただ、表現が大雑把なところが惜しかったです。

「神権は神権なのか」
とか
「親権を神権とする親がいて」〜

としたらわかるのですが。



病室の天井は白い 神様は白い光かと訊くガン患者
【高橋徹平】


上の句の「白い」を「白」にして、
字数を合わせたほうがいいかもしれません。

「ガン患者」と書かずに、
それを読者に想像させたらなお良かったです。

しかし「笹短歌ドットコム」の投稿者は、
高橋さんのような真面目なお医者さんから、
「五芒星」を歌うシンガーまで、
実に幅広いですね。

出た! 「五芒星」


※不況の影響で、賞品は「なし」とさせて頂きます。
ただし、希望者には
酒井さんのサイン入り「五芒星」(歌・酒井景二朗)のCD−Rを差し上げます。

____________________

  
佳作


そうかれこれ三百年間こどもたちの足音を聞いている神社の石段
【富田林薫】



神田川ほそき谷間の夕まぐれ木彫りのごとき鴨の潜めり
【鯨井五香】



手探りでさがす太陽かみさまの気まぐれみたいな花冷えの朝
【はせがわゆづ】



かみさまにおねがいばかりしてぼくら春の光に顔をしかめた
【小野伊都子】



八百万かみさまはいて けれどただひとつの願いすらかなわずに
【きたぱらあさみ】



容赦なく無理難題を祈られる神のつらさを人は解らず
【ユーリーボ】

神様が読んだら、
「わかってくれたか」と言いそうな歌ですね。


_______________________
_______________________


今日、
横尾忠則さんが
twitterで、

アーティスト(芸術家)である以前に職人であるべきだ。
ぼくの絵の画面の隅々までが職人の技の集積で、
もし創造があるとすればその組み合わせのみだ。
それとてかつて誰かが過去でやった方法でしかない。
と考えるとオリジナルなんて全て幻想だ。
そう思ってやっている方がうんと気が楽だ。

4:45 PM Apr 29th webから

とつぶやいていらっしゃっていて、
それを読んで、
岡井隆先生がよくおっしゃる

「歌人はアーティストではなくアルチザン(職人)を目指すべき」

という言葉を思い出したのだけど、
今回の「優秀作品」を見ても、
やっぱり短歌は技術(といっても、すごく基本的なもの)が一番大事だと思いましたね。
せっかくいいメッセージやおもしろいアイディアがあっても
それがちゃんと読者に伝わらなければ意味がないですから。
このこと、頭のどこかに入れておいてほしいです。

われわれは素晴らしいライバル(遊び仲間)にも恵まれてるんですから、
楽しくコツコツとやっていきましょう!


次は、明日の

5月2日(日)20時〜
NHKラジオ第1
「夜はぷちぷちケータイ短歌」
で会いしましょう!

おかげさまで
5月8日で、「笹短歌ドットコム」も開設4周年を迎えます。
J−WAVE時代から数えるともう5周年ですね。
記念スペシャル企画を用意してますので、
楽しみにしていてください!

よろしく哀愁☆
posted by www.sasatanka.com at 21:12| Comment(6) | TrackBack(0) | 入選作品発表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする