
おひさしぶりです!
何から手をつければいいのかわからないくらいやることが山積みで途方に暮れている笹師範です。
『笹公人の念力短歌トレーニング』(扶桑社)おかげさまで好評です!
みなさんの投稿作品が予想以上に良かったともっぱらの評判です。
歌を厳選した甲斐がありました。
いろんな有名歌人の方からもご感想をいただいてますが、
○○さんの歌が良かった。とか、○○さんのファンです。
といった感想もあって喜んでいます。(本人にこっそりお伝えします)
もしかしたら俺の買いかぶりかも・・・と思う投稿者の歌の評判も良く、ほっとするものがありました。
おのれの選歌眼が問われるわけですから、プッシュするのにも覚悟がいるわけです。

いまは立ち直りつつありますが、
いくつかのありえない誤植(打ち間違い)を発見して、数日間落ち込んでいました。
大きな間違いは、
P.215
「歌はパズルではない」の文章で、
魂で詠んだ歌として初期の代表歌
中央線に揺られる少女の精神外傷(トラウマ)をバターのように溶かせ夕焼け
(笹 公人)
を紹介しているのですが、
「夕焼け」を「夕暮れ」と打ち間違えてしまいました。
×
中央線に揺られる少女の精神外傷(トラウマ)をバターのように溶かせ夕暮れ
(笹 公人)
↓
○
中央線に揺られる少女の精神外傷(トラウマ)をバターのように溶かせ夕焼け
(笹 公人)

魂で詠んだ歌をふつう打ち間違えますかね〜?

傷口に塩を塗るようなことを・・・・・・。
ところでおまえは敵なのか、味方なのか・・・・・・?

不眠不休で二冊の本の作業を同時にやっていたので、意識が飛んでしまっていたようです・・・・・・。
ほかにも師匠の岡井隆先生の歌に誤植があったり(これは読めばわかると思うので書きません)、
いくつものケアレスミスを発見してしまい、一冊残らず回収したい気持ちになり、落ち込んでいました。

投稿作品は大丈夫でしたか?

それが・・・・・・
投稿者のイマカコさんの名前がイカマコになっていたり・・・・・・。

なんですかそれは!
イカの子供じゃないんですから!

イカ界の石野真子と呼ばれてるらしい。

なんだよイカ界って!
少しは反省しろ!!
「今」と「過去」を合わせた素敵なペンネームなのに。

はい、すみません・・・・・・。
お詫びをこめて
イマカコさんの歌をご紹介いたします。
P.107
・暖冬でツアーのMCひとつ減る「外は寒いが中は熱いぜ」
(イマカコ)
こちらの2首は間違えていませんでした。
P.134
・山手線99周したのちに旧江戸城に到着します
(イマカコ)
P.147
・「来福」の文字で歓迎されたくて福島福井福岡に行く
(イマカコ)

あと、主役かってくらいに歌がたくさん載ってる笹井宏之さんの名前が一カ所だけ笹井広之になってました(P.69)。この場を借りてお詫び申し上げます。
まぁでも彼の歌はたくさん載ったし、歌集も評判になってるようだし、いいでしょう。

そういう問題じゃないでしょ!

はい、すみません・・・・・・。
もし万が一誤植を見つけても、
激昂して師範をdisる短歌をつくってBlogで公開したりせずに、すみやかに
kimihitosasa@yahoo.co.jp
までお知らせいただければありがたいです。
マスコミへの謹呈用の本には大急ぎでつくった正誤表を入れたので、二次災害は避けられると思います。
そんなこともあり、この本だけはなんとしてでも増刷してほしいです。

お知らせです。
朱川湊人×笹公人
「遊星ハグルマ装置」
更新されました。
今回は朱川さんの小説「ラビラビ」です。泣けます。
僕とおなじ「未来」という短歌結社に所属する黒瀬珂瀾さんが
『街角の歌』という本を上梓されました。
拙歌もとりあげていただいてます。
短歌もバラエティに富んでますし、文章も上手で読みやすく、
とても良い本です。 オススメです!

あいかわらずの忙しさで、
「総評」を書くのにまだしばらく時間がかかってしまいそうです・・・・・・。
本当に申し訳ありません。

このままじゃ半年に1回のコンテストになっちゃいますよ・・・・・・。

まぁそうだけど・・・・・・。
ところでおまえは敵なのか、味方なのか・・・・・・?

今月中になんとかしたいと思っていますが、その間、われらが斉藤真伸さんに、僕の歌でも『念力短歌トレーニング』に載っている歌でも茂吉の歌でもなんでもいいので、<1首評>を書いていただこうと思います。
まずは僕の歌をとりあげてくださいました。
では、お楽しみください。

よろしく哀愁☆
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では、まいりますよ。
負傷した西郷どんが昼寝するほの暗き春の保健室なり
(笹 公人)
『念力図鑑』(幻冬舎)より
西南戦争の最後の激戦である城山の戦いで西郷隆盛が負傷し、その後自決したのは確かな史実である。
だが、この歌に詠まれているのは史実の西郷隆盛ではない。日本の民衆の心のなかにある西郷隆盛である。
そう、兵児帯をしめて犬を連れている、あの上野の西郷隆盛像のことだ。民衆はあの像を、好もしい日本人の代表として長い間親しんできたのではないか。
笹公人は「正史」は詠まない。彼の作品の住人である漫画やアニメのキャラ、超能力少女や幽霊などのオカルト世界の人間たちは、現代の「正史」からはことごとく漏れ落ちてしまう存在である。
だが笹の手にかかれば、たとえ「正史」の住人であろうと、この歌のようにあやしいぬめりを帯びた光を放つ。
大文字の歴史からはこぼれ落ちてしまうものたち。
その愛おしさと物悲しさを五七五七七にうたいあげたものこそ、笹公人の世界に他ならない。

ではまた。